生まれかわりはある?

(読了目安5分)

マスターが考える「生まれかわり」というのは、その肉体が滅びたときの意識をそのまま受け継いだ肉体だと考えています。


世の中には、自称、「ブッダ・キリスト・サイババ・ダライラマ」などの生まれかわりだと主張する人たちがいますが、性格や知識などをそのまま受け継いでいれば、本当に「生まれかわり」だと思います。


たとえばブッダの生まれかわりなら、当時の文化や出来事を克明に説明できなければいけませんし、もちろん当時の言葉を話すことができないといけません。


しかし・・・そんな人はもちろんいませんよね。


科学が発展していなかった過去の人類の歴史は、魂の存在や生まれかわりについて肯定的です。



魂が永遠だと想定することで、「死んだおばあちゃんが悲しむよ」「あの世から見ていてね」「私を守って」などという言葉や感情が生まれます。



また、生まれかわりを信じることで、「今の不幸は前世で悪いことをした償い」「来世で頑張ろう」などと解釈し、不安や不満な心を落ち着かせることができます。



魂や生まれかわりの肯定は、宗教と同様、人間にとって「痛み止め」としてとても大きな役割りを果たします。
言ってみれば、人類にとって「なければならないもの」でした。



しかし近年は、多くの学問や情報によって人類そのものが成長し、「生まれかわりはない」という認識が主流になっています。
人類は知恵を身に付けることで、「生まれかわり」という概念に頼らなくても生きていけるようになったわけです。



宗教やスピリチュアルの世界にどっぷりつかってしまうと、「生まれかわりがある」と妄信してしまうことがあり、本質を見失います。
また逆に、「生まれかわりがある」と妄信していると、宗教やスピリチュアルの世界を妄信してしまい、やはり本質を見失いかねません。


ということで、現代は、生まれかわりはないと判断するのが大人の知恵です。


次回は、今回の投稿をもうちょっと掘り下げた内容で、「肉体は魂の乗り物か」というタイトルの投稿をする予定です。

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投稿タイトル一覧は以下です。


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