政府の判断は正しいか ―豊かな日本―

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「新型コロナウイルス」が確認された当初の政府の対応についてです。
当時の総理大臣は安倍晋三さんでした。


新型コロナウイルスの影響で、政府から、「3月早々に学校を臨時休校するように」と要請があり、安倍総理が「ご理解を」と会見を開きました。


政府からの要請が突然だったため各方面で混乱が起き、「給食業者が悲鳴をあげている・政府の対応に不満」というニュースが目に入りました。
みなさんが安倍総理の立場だったら、どうしますか?


マスター個人の考えですが、マスターには政治のトップに立つ実力がありませんから、できるだけ政府の方針に従うことを選びます。
マスターが政府の方針に従う理由は、日本が「とても成績の良い国」だからです。


以前も書いたかもしれませんが、日本のビザは世界で1.2を争う信頼度です。
「日本人なら気軽に受け入れるよ」と国際的に信用されているわけですから、かなりいい成績だと言えます。
また、40年間消防隊として勤めた人から聞いた話では、日本の自衛隊の国際的な信用は、世界最高レベルだそうです。
高い教育水準や、多民族編成ではないという条件のため、まとまりが良く、「まじめ・統率力」という点で優秀なんだそうです。
また、軍事力も世界屈指で、アメリカ軍との戦闘シミュレーションでも勝つことがあるという話でした。
あくまでもシミュレーションですが、その消防士は、「原子力潜水艦を持たない日本が原子力潜水艦を持つアメリカと互角に戦える戦力を持っているということは驚異的なことなんだよ」と説明してくれました。


「本気になるとすごく強い自衛隊」、これも国際的な信用につながっていると思います。


つまり、「世界屈指の軍事力を持っているにもかかわらず戦おうとしない姿勢」、これが、世界からの信用を上げているわけです。
他にも、日本に来た外国人が、日本の治安の良さ、清潔さ、秩序、伝統文化などに感心するといいます。


そしてなんと言っても日本は「豊かな国」です。
国民の多くは「痩せたい」と言い、「ダイエット」が流行っていて、捨てる食材が多く「フードロス問題」が話題になるほどです。
国民に「痩せたい」と言わせる国が貧困国とは言えませんよね。


今回は、突然の休校で給食業者が悲鳴をあげているという話ですが、関連の各方面が困っているとき、本当に必要なお金は保証されます。
本当に生活に困っている人は、その状況を行政に説明し、補助金をもらうことができます。

日本は素晴らしい国ですが、新型コロナウイルスの発生のような急なことになると、100点がとれないとわかっていても、行動しなければならなくなります。
そして上にも書いたように、日本は国際社会で一番信用されている国です。
国民が知らないところで、政府の地道な努力があったはずです。
なにより、みなさんが総理大臣なら、国民は政府の判断に沿って動いてほしいですよね。
ですから、批判するより協力が大切だと思います。



◎不満の矛先


ひとことで言えば、国民同士が争ってしまうと国が弱るので、国民同士が争わないようにするには、安倍総理(政府)に国民の不満の矛先を集中させることが必要です。


国民に「安倍が悪い!」と言わせてしまえば、少なくとも国民同士がぶつかり合うことは少なくなります。


仮に政府がなにもせず、「みなさん自由にやってくださいね」と言ってしまったら、優柔不断な会社は何も決められないまま状況が進み、その結果新型コロナウイルスの感染者の数は増え続け、判断をためらった会社は社員や顧客たちから責められたかもしれません。


政府は、多くの人がコロナウイルス対策の判断に悩む中、「政府の方針だから従おう」という口実を国民に与えてくれたわけです。
そのおかげで、国民は政府に責任を転嫁することができ、国民同士の争いが減るわけです。


また、単純な話ですが、政府が全国の学校の休校を決定したのは、「すぐに休校にしよう」という意見が多かったためです。
多い意見を取り入れることは民主主義の基本です。


国民の不満の矛先を受けることも政府の仕事で、政府はなにをしても国民から批判されるようになっています。
極論すれば、51点取れる政府なら合格です。



◎「豊かな国」という状況証拠


「国のトップたち」は、完璧な人格者ではないですが、基本的にとんでもなく頭のいい人たちの精鋭集団です。
そしてその人たちは、深く事情を知らない国民からの批判を受けながらも、日本という豊かな国を維持しています。
日本が豊かな国だという「状況証拠」を信じ、彼らの判断に任せることが国民にできる唯一のことかもしれません。


そして、他人に任せたからには、なにがあっても後悔せず、相手を批判せず過ごしてください。
批判すると自分の無知を宣伝しながらストレスを溜めることになり、いいことなどなにもありません。
もし日本の政治を他人に任せるのがイヤなら、自分が政治家になり、総理大臣になり、愛をこめて仕事をしてください。



◎政府の判断は正しいか


みなさんは、自分の判断は正しいと思いますか?
もしこれまでの自分の判断が正しいなら、あなたは今幸せになっています。


日本が世界有数の豊かな国であるという状況証拠を見れば、これまでの政府の判断はほとんど正しかったとわかります。


もちろん常に政府の判断が正しいかどうかはわかりません。
そもそもなにが正しいのかも人によって違います。


「正しさ」については今後の歴史で判断していくことになりますが、ひとつ言えることは、政府の判断は、「世界一正解率が高い政府」が出した判断だということです。
そして日本の政治家を選んだのはみなさんです。
つまり、みなさんが選んだ人たちが作る政府が、世界屈指の豊かな国を作ったんです。
日本の国民は、自分たちの判断に誇りを持ってもいいと思います。

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