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"Kokoro"の志 Vol.7 人には人の食生活

おはようございます。

NZは遂に先週木曜日にロックダウンが解け、町にも少しずつ活気が戻ってきております。

そんな今回は、みなさまからいくつかご質問をいただいていました「NZでの食生活」についてお話していきます。


まず、私の食生活から軽くご紹介すると、1日5食に食事を分けており、1日かけて鶏、豚、牛、魚とすべての種類のたんぱく質を摂取しています。もちろん鶏肉の皮や、牛、豚肉の脂肪部分はカットし、脂肪は少量のココナッツオイルから摂取します。
またこれら一食当たりの摂取量やPFCバランスは(P:タンパク質、F:脂質、C:炭水化物)、トレーナーにアドバイスをもらいながら決めています。

このように1日の食事量も多いため、味付けに飽きが来ることもしょっちゅう。ですのでこの数か月で毎食いろんな味付けを試しました。そんな私のNZ2強を発表します。

まずはみなさまご存じ、出汁の力。日本人なら誰でも大好き安定の「UMAMI」パワーです。

VOl.7 出汁



そしてNZ出身のダークホースがこいつ。


食習慣①


Cilliey‘sのHickoryソース(No,2)です。
このソースNo,1-10まで段階があり、No,が上がるにつれ、辛みが強くなっていきます。辛さを表現すると、No,1はボンカレーゴールド甘口と同じ辛さ、No.2はお馴染みの駄菓子「タラタラしてんじゃね~よ」ちょうど2枚分、No,10になると赤からで言う「9辛」、と辛さが苦手な方から、激辛好きの方も満足のバリエーションです。

パスタの味付けとして使用してもよし、出汁との相性も抜群な万能ソースなので私も手放せなくなっております。


続いてNZの一般家庭の食生活を紹介していきます。日本と同じく各家庭で振る舞われるものは違ってきますが、私のホームステイ時代の食生活は、基本的に朝食はハムエッグ、夕食は牛肉やラム肉がよく振る舞われていました。


日本にはラム肉が苦手という人が結構いると思います。ただ、NZでの食生活を通して、この国にはラム肉を食べることが出来ない人間などいるはずがない事がはっきりとわかりました。


彼らはおおよその食事をミントジャム、グレイビーソース、マヨネーズ、タルタルソース、チリソース等、山のようなソースやジャムを用いて行います。(もちろんカロリーも爆上がり。)

ですので、ラム肉においても臭みも無ければ、素材の良し悪しもありません。

おそらく離乳後の幼児が初めにすることは、自分に合ったソース探しなのでしょう。



そして一人暮らしの学生や成人男性がどういう暮らしをしているかもお話したいと思います。日本でも「男飯」という言葉があるように男の飯は粗雑になりがち、そして男の一人暮らしとは往々にして食生活が乱れるもの。それはここNZでも同じ。以前も少し触れましたが、私のシェアハウスのオーナーロスコ(43歳)とパトリシオ(23歳)の食生活も乱れきっています。

ロスコは平日は毎日リンゴ1つ、ツナ缶1個をブランチとして食べ、夕食にはビール(小瓶)を5本以上飲み、週末には屋根の上のキッチンで牛肉をサンドイッチにして1㎏程食べます。

パトリシオはド級の貧乏学生の為、2週に一度その時に大安売りをしている枕ほどの大きさの冷凍の肉を買い込みます。(今回はチキンレッグでした。)
そして彼は空腹時のみ食事を摂る、という野生動物スタイルですので、基本的に1日に2回しか食事をとりません。

そんな二人ですが私よりも10㎏以上も体重は重く、身長も10㎝以上高いです。二人の食生活を見るとDNAの差を見せつけられますし、なにより私より長生きしてほしくないなという気持ち、不健康な老後を祈る気持ちでいっぱいになります。


そして、その他NZラガーマンの食習慣としては、ここダニーデンでは(NZはどこでもかもしれませんが)ホームアウェイ方式の試合の後、アフターマッチファンクションにて、ホームのチームがアウェイのチームへ食事を振る舞う習慣があります。

各チーム振る舞う食事は違いますが、私のチームは基本的にフライドポテトにオニオンリング、揚げソーセージと、ハイカロリーラインナップを提供しています。(もちろん私は食べません。)

翌週以降の敵チームのパフォーマンスを下げるという意味では、中から攻める大変効果的な作戦だなぁとケチャップまみれのフライドポテトをほおばる友人たちを横目にしみじみと感じます。


まあ、脂質ごときでパフォーマンスが変わらない、そして変わったかどうかが分かる繊細さもないのが彼らの強みでもあるのかもしれません。



と、いう事で結局何を食べても強い人は強い。


人には人の食生活。
そして、私にはCilliey‘sのヒッコリー。



それではまたひとつ

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