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"Kokoro"の志 Vol.3 救世主が皆人格者と思うなかれ 。

おはようございます。

Vol.2でお話した通り、奇しくも私の救世主、恩人となったロスコ(オーナー兼当チーム2軍コーチ)とパト(チームメイト)ですがロックダウン期間なのに加えて、二人ともおしゃべりなこともあり、一日のほとんどを一緒に過ごします。ただでさえ私の部屋には扉が無いのでリビングの延長感覚でいつも部屋に来て作業を邪魔します。

共同生活も4週目となり、彼らの特性が分かってきましたので今回は彼らについて軽く紹介しようと思います。

ロスコ
オーストラリア出身、身長191㎝ 体重97㎏
自宅を住みながら自らの手で修復する所属チームの二軍コーチ。手入れを全くしない髭のせいか見た目は65歳、実年齢は43歳というリアルベンジャミンバトン。15時以降にコーヒーを飲むとカフェインにやられ眠れなくなるという習性をもち、毎晩必ず3回トイレに立つ。
そして基本装備としてBoseのノイズキャンセリング付きのイヤフォンをつけている為、日中はこちらからの声はほとんど届かない。毎晩5本以上の缶ビールを飲み、「ロスコ スラング」という独自の英語を我々に教える事と、どんな場面でもジョークを言う事を趣味としている。主食はリンゴとツナ缶。

パトリシオ(通称パト)
チリ出身、身長185㎝ 体重98㎏
チーム合流当初から周囲とのコミュニケーションに苦労する私に、積極的に声をかけ、毎日個人トレーニングに付き合ってくれるナイスガイ。ルックス◎。魅惑のシックスパックでダニーデンの女性人気も高く、向かうところ敵なし。目標は現NZ代表アーディ―・サベア。目標を超える為にまず彼が注目したのはブロンコ(フィットネステスト)のタイム。
週1で実施すればいいようなテストだが、彼はこれを毎日実施。もちろん好記録が出るわけもなく、日々落ちていく自身の記録に悔しさをあらわにしている。主食は牛ひき肉とパスタだが、配線の関係上いつも私の部屋で調理を行う。彼が食事するたびに私の部屋はステーキハウスさながらの香りに包まれる。

そんな二人との共同生活での唯一の決まり事が、毎週金曜日のウクレレ演奏会(毎週新曲披露)に出席する事。私もオーナーから支給されたウクレレを毎日練習し週末に備えます。

「そういえば学生時代、お茶の水へ親友がウクレレを買うのについて行ったことがあるが、彼の腕前はどうなったんだろうか。」
と、まあそんな事を考えながらも、意外と楽しくロックダウン期間、トレーニング以外の時間も楽しく過ごしています。

ラグビーの繋がりが私を救い、そしてこのロックダウン期間には音楽が我々の絆をより強固なものにしてくれているのだなあとしみじみ感じる今日この頃です。

スポーツ、音楽はこの世界の共通言語である事を改めて認識しますね。

P.S. 明日こそ、作った飯は私の部屋ではなく自室の冷蔵庫に保存するよう、パトに伝えたい。

それではまたひとつ


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