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映画館の帰り道に見える景色は自分フィルム主人公視点だいつも

ここ一年くらい、単館で一人、映画を観ることが好きになりました。
楽しみにしてた(私以外の友人誰も知らないかもしれない)映画を、独り占めした気分になるからです。

地元にはこういう場所を知らなかったので、東京はすごい。作品も、劇場もありふれてる。
まだまだ行ったことないところだらけだろうな。
全部まわりたいとは思わないけど、いつのまにか行ってたな、くらいにはなれたらいいな。

基本的に、お祭りだとか、好きなアーティストのライブだとか、夢を見られるテーマパークだとか、そういう楽しいの好きだけど、あんまり行きたくないです。

私がものすごく楽しみにしてたその場所に、多くの人が私と同じ目的でその場に来てるって感じた瞬間、なんだか自分の熱量はちっぽけで負けた気がして嫌だからです。

人に信じてもらいたいなら先にこっちが信じる
信用信頼絆は与えた分だけきっと伝わる

愛してほしいなら先に愛す
愛は与えなきゃかえってこない、

好きなアーティストのライブに行って
自分より愛強めに見えるファン、なんか嫌です。
同担拒否とかじゃないですよ。
あーもし2択で愛されるなら向こうだろうなって。
勝手に主人公。なんなんすかね。

嫉妬とかじゃなく、
独り占めしたい、
たまに、ほんきで、わりと欲張り

過去に何か嫌なことがあったんですかってくらい
メンヘラヘラヘラしてみたりします。なんちゃって。

(自分のこと知ってほしくて)
その人のこと知った気でいたくて私は、

''あなたは、こういう人だよねって、私知ってる''

誰に対してもすぐ口にするくせに、
あっさり塩味くらいの関係性な人から

''あなたってこうだよね、わかってるよ。''

なんて言われたり、思われてるなって感じたら
離れたくなる、私のことなんも知らないくせに。って

もしかしたら昨日会ったあの子にちょうど
私のことなんも知らないくせに、って思われたかも。
たまにそうやって思い返すけれど

結局、その人のこと手に取った風にわかりたい。
その後どうこうしようってわけじゃないけど、私が1番わかりたい。

そう感じてるのは私だけじゃないのかもしれない。
だからあれこれ土足で踏み込もうとしてくる私みたいな奴、受け止めて否定して肯定して、受け入れてやりたいけど。

でもそこは、なんだろう、もう少し時間がかかりそう。

わたしが今言った「おもしろかったです」
'おもしろかった'の、お、にも、も、にも、しにもろにもかにもry
本当は一文字ずつ感じた瞬間があって、
好きな歌のワンフレーズずつ掬い取って
読解して寄せ集めた一曲みたいに、
一から何でもかんでも考え込んで答えを出したいのだけど。

東京で過ごす人生時間はきっと
学校帰り一人で公園のベンチに座って噴水をぼぅっと眺めて詩を書いていた昔の、3倍くらい速くて時間がないの。

わたしが思っている''あなたに会えてよかったです''

一文字ずつ伝えられたらいいけれど
小難しい奴って、扱いづらい奴って、
思われないように4年目でやっと掴んだ薄っぺらい言葉たち。

ずっと東京にはなんだか薄っぺらい人が多いなって思ってたけれど
みんなきっとこの速くて早い時の流れに適応するために得た薄っぺらさなのね。
眼鏡のレンズがどんどん薄くなってコンタクトになったみたいな。

なんだかかわいそう。わたしもかわいそう。
けれど、これが東京。
わたしの住んでいる、東京。

わたしってあなたが思ってるより
きっと単純じゃないよ、
でもあなたから見えてるものが、紛れもないわたしだ。

これからはなるべく丁寧に、けれど簡潔にして伝えていかなきゃ。わたしの存在も、周りへの感謝も。

パソコンやテレビはどんどん薄くなってるけど
わたしのあれこれ薄くなってるかもしれないけど
どっちもきっと、もっと高性能。

伝えていけたらいいな。
エンドロールはまだ先です。

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