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CDが売れない!(5)

= スマホを音楽プレーヤに!=

 CDが売れない代わりに、スマホを「音楽プレーヤに!」という提案をしたい。とくに高齢者向けです。

 日本は4人に1人つまり総人口1億2711 万人の25%が65歳以上という高齢者社会です。これは、アメリカの14%、韓国の13%と比べても異常に高い数字の「年寄国」です。

(総務省統計局「平成27年国勢調査 抽出速報集計結果 結果の概要」より)

 だから、なかなか音楽配信になじめなかったり、CDという「物理メディア」への親しみが強いのかもしれません。若い人へは、ダウンロードやストリーミングと言ってカタカナを並べて、スマホの中にあらゆるアプリケーションとネットワークでサービスが展開されています。でも、高齢者は、なんのことかわからないし、なにより字が小さすぎて、英語(カタカナ)のオンパレードでは親しみが無くアレルギーになってしまうのではないでしょうか?

 そこで、この高齢者というとてつもなく大きなマーケットに「スマホ」という「物理的装置」で音楽文化復興を仕掛けてみてはどうでしょうか?

 今の音楽事情では、なかなかCD1枚1,000円、2,000円と言ってもなかなか売れません。売っている歌手自身が自らCDを買わないでYOU TUBEばかりで音楽を聴いているというすごく矛盾した業界話を良く聞きます。

 結論として、いまのマーケットで「音楽」ビジネスとしてユーザーからお金をとるには、毎月自動的に天引きされているスマホの課金の中に「音楽代」を含ませる方法しかないと思います。

 高齢者向けの「らくらくホン」ってのがありますが、あのスマホのなかに、若者向けではない「高齢者」向けの楽しい音楽コンテンツを入れ込むわけです。

 大事なのは、スマホを契約した時がチャンスで、そこで親切に、魅力的な使い方が出来る「契約」を例えば550円/月額といった形で入れるわけです。そのサービスは、とても親切に優しく、そして興味を引くように「カスタマイズ」すべきだと思います。

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