わかっているけど信じてみたいこと

(先日のメモ)

このことは、この人だけに言おうと思っている…ということがある。

理由は秘密にしたいからではなく、受け止めてくれたから。そういうことが理由でもいいんじゃないかと思ったりしながら歩いてた夕方。


道の端で、猫がお腹を出してくねくねしていた。近くを通ったおばあさまを見てそうしたみたい。「足、痛そうね、かわいそうね」と言いながら近づいて優しく撫でていたおばあさん。「そうよね、お腹空いてるわよね、あらあら、でも今日も可愛いわね、陽だまりは暖かいわよね」と。


そんなやりとりを見て、みんなどこかに傷があって、いろんなことを抱えているって感じた。おばあさんだって、きっと猫を見て自分の中にある何かを照らされているんだと思う。


誰にも言えないこと、誰にも知られたくないこと、悲しいこと苦しいこと、もやもやしてること、胸の中に秘めて、それでも笑って、寄り添ったり甘えたりしている。私もそんな気がする。
会いたい人がいて、話したいことがあって、でも会うだけで満足して。だけどたまに帰り道にまだ足りないって思ったり。


私は、わからないことはわからないと思ってるし、人と人は100%わかりあえるわけじゃないって思っている。

だから、共感した時や本当に分かり合えたなと感じた時にに、とてもとても嬉しい。


私は、わかってほしいから話したい、よりも、受け止めてくれたからもう少し聞いてほしい、がピッタリくるなぁと思ったりした。