親の介護がうまくできなくてしんどい

ノートの使い方として間違っているかもしれませんが、ふいにタガが外れてしまいました。

きっとすぐ非公開にします。。。

私は親不孝者ですので、読んでいて気分を害された場合はすみやかにこの記事から離れてください。


母は、私が小学校のころから体調を崩しがちで、痛みのあまり一日中寝込んだり泣き叫んだりという日がよくありました。その頃は本当に心配で「大丈夫?」と優しく声をかけたり、家事はすすんで引き受けたりと、我ながら良い子の行いができていました。ですが、専門学生の現在、一年半ほど続いている介護に嫌気がさしています。嫌気というより、自分に対する嫌悪と、母に対する呆れや怒りが胸の内で渦巻いて、どうすればよいのかわからないというのが現状です。そしてさっき、けんかしてしまいました、しかも一番最悪のパターンで。

「痛い痛いって言って、私にどうしてほしいの?私かてなんもできへんやんか」

と言ってしまい

「じゃあ痛いって気持ち我慢すればええんやな。それで死にたい気持ちを紛らわせてたのに、迷惑なんやったらいわんようにすればええんやろ」

そう泣かせてしまいました。


介護というと、何か重い病気でも患っているような印象が強いですが、母の場合は違います。要介護認定はもらっていませんし、どこが原因で病んでいるのかが明確にわかっていません。

去年の三月ごろに、知人にマッサージをされて以来、頚椎椎間板ヘルニアで髪の毛が一人で乾かせなかったり、3キロ以上の重たいものが持てなくなったりしました。ここから現在まで、家族や母、病院の先生とのバトルが始まります。

初めに通った整形外科では頚椎椎間板ヘルニアだと診断され、リハビリや薬を飲み始めることに。ですが、私の母は何かと科学や人工的なものを嫌う質で、薬を飲んでもすぐ「これは体に合わない、だってお腹くだすもん」と言って服用をやめてしまいます。それで薬を変えても副作用に苦しんでの繰り返しで、結局あれもこれもだめ、一向に良くならない。時にはめまいを起こして夜中に吐き、一晩看病でつきっきりになるような日もありました。更に痛みは強まる一方で、「痛い、死にたい」としか言えないほどの、寝たきりの状態が2か月ほど続きます。

その頃になると、かかりつけの先生が総合病院を紹介してくれました。そこでレントゲンやMRIをとったのですが、母はとるときも「痛い痛い!」と叫んでいて、看護師の人たちも手に負えない状態でした。私がそばにいてなだめてはいましたが、スタッフに睨まれたり、あるいは「ありがとうございます」と変にお礼を言われたりして、正直居た堪れなかったです。その後、担当の先生は「ヘルニアの状態自体は大したことないよ。むしろなんでこんなにいたがってるのかわからない」と投げるように言う始末。こちらからの質問は完全に無視されて、なんだかみじめで悔しい気持ちになりました。

母は昔からこういうことが多かったです。母の痛みの原因はよく神経にありました。だから頭が割れるように痛いとき、普通の病院に行っても「どこも悪くないよ」と言われておしまいです。

『痛いのに心配してもらえない、むしろ頭がおかしい人のように扱われる。』

そういう経験から、病院に対して嫌なきもちが強いのだと思います。

その頃、時を同じくして更年期に入ったことが、内科の血液検査で分かりました。めまいがひどく、貧血の傾向もあったので、いろいろ薬を処方してもらいました。ほとんどは飲むのが怖いということで飲まなかったのですが、唯一、向精神薬のデパスだけは効いていました。整形外科に通っていたころよりも幾分かよくなり、着替えも一人でできるように。ここまでがおよそ8月くらいまででしょうか。秋ごろは本当に調子が良くて、順調に思えましたが、少しでも無理をするとまたふりだしに戻り、冬にはまた寝込む日が続きました。

「ねぇいつ治るの?もう一生このままなん?」と弱気になる母を、確証もなければ原因もわからないのに「治るって。ここまで良くなったやんか」と言って無理に励ましてはいましたが、「嘘や。どうしてわかるねん」と理由を求められては何も言えませんでした。こういうときどうするのがいいんでしょうか?

その頃になるとデパスもずっと飲むのはよくないからと、漢方薬に切り替えました。いろいろあった気がします。かかりつけの先生に「こんな漢方もらったんか?デパスより強いのに?なにしてんの・・・」などと怒られることもあったり、意味わからん霊媒師にあれやこれやしろと命令されて家の中を整理させられたり(のちにマインドコントロールに気づいたので縁を切りましたが・・・)。

病院も他にもかかりました。歯の神経にあたって頭痛がするときは歯医者に、肩が全くよくならなくて再び別の脳神経外科に、眼瞼痙攣かもしれないと眼科に。病院のリサーチ、家事炊事、母の身の回りのお世話。自分の時間を削りに削って、でも一番しんどいのは、何もできないのに「痛い痛い」「もういや」「死にたい」と言われ続けること。

よく思うんです。

ほんまに痛いんか?痛いんやろうな、痛みをわかってほしいんやろ、わかってほしくて泣きわめいたり大げさにいったりしてるんやろ、でもかかった医者がほとんど匙投げるってどういうこと?痛いって言って、私にどうしてほしいの?よしよしって慰めてほしいんか?でもそんな余裕も時間も、今の私ないねん。もう就活のこともかんげていかなあかん、私がもっと良い子やったら、母のためにもっと尽くして、そしたら早くよくなるんやろうな。

そりゃ介護される側も嫌やろ。自分ひとりで生きてかれへん、なんもできへん、赤ちゃん返りするしかない、しかも意味わからんくらい痛いのに誰もわかってくれへん。家族も迷惑そう。兄に関しては呆れてる。そりゃ死にたくなるやろうな。

優しくしてあげたいよ。でもな、私はあなたに対して、なんかようわからん気持ちが邪魔してくるねん。小さいころから、言うこときかんかったら家から放り出したり、うまいこと弾かれへんからって怒って楽譜洗濯機で洗濯した後、それを元に戻せとか言うてきたり、私が怒ると「あんたに怒る資格はない!」って押さえつけてきたり。

背中を押してもらって、支えてもらったこともあって、感謝してる部分もあるよ。それはちゃんと伝えた。でもそのうえで、わだかまりが消えてくれへん。それが邪魔するし、時間を奪われているという感覚も本当に強くて、淡々と世話するしかできへん。

どうして神経が痛むのか?どこに行けば治してもらえるのか?こっちこそ本当に教えてほしい。また元の生活に戻りたい。

周りの家庭よりも少し特殊で、社会的に冷ややかな視線を向けられるような環境で育った自分はまともな人間ではないかもしれない。

愛情をもって介護できる人の、怒らずに介護できる人の、心の持ちようを知りたいばかりです。




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