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子育てに干渉してくる親への対処法

共働き世帯が増え、園や学校などに加え、ご自身やパートナーの親に協力をしてもらっているケースも増えてきていると思います。

今日はだいぶ辛口になりますが、コレを知ると、あなたもパートナーも、預け先の実親・義理親との関係がお互いに心地よいものになっていくと思います。

子育ては孤軍奮闘するものではなく、周りの協力が必要です。そのためにも辛口になりますが、一度考えるキッカケにして頂ければ幸いです^^


さて以前、看護師として病棟勤務をしていた時に(現在はクリニックで訪問診療に従事しています)、ある先輩ママナースが泣きながら夕方から翌朝までの夜勤のために出勤してきたことがありました。

お声をかけると、「母親に『そんなにまでして何で働くの?子どもがこんなに夜は一緒に居たいと言ってるんだから、可愛そうだと思わないの?』と言われちゃって・・・。可愛そうだな‥とは思うけどさ、私だって好きで夜勤しているわけじゃないから・・。理解してもらえないのが辛くて・・・」と話してくれました。

また別のケースでは、お子さんの保育園のお迎えを実母にお願いしていて、お子さんの前で「あなたはいつまでそんな職場で働いているの?」、「あなたは資格がないからダメなのよ」、「ダメな子ね」という言葉を言われるということを聞いたことがあります。

当事者でいたり、当事者に近い立場にいると「わかってもらえないのは辛いよね。共働きでないと生活が苦しいのに・・・」とか、「こんなに一生懸命仕事をしているのに、理解されないのが辛い」「やっぱり親は否定的なんだよね」と共感するような言葉が増えるかもしれません。


でも、どうでしょうか?

本当に、小言を言うように干渉してきたり、理解しない親がよくないのでしょうか?


この一番の課題は、
【干渉してくる人の傍に行くことを、無意識に自分が選択している】
ことに気が付いていない。

例え「イヤだな~」と気が付いていても、
【行かない】という選択を自分がしていない。

そこに根深い課題が潜んでいるのです。

親と子の関係は簡単に切り替わるものではなく、記憶にない小さな頃からの積み重ねでできています。

その中で「親には従うもの」、「親の言うことはイヤな事でも聞かなければならない/我慢すべき」、「親の言うことを聞けないのはダメな子」「親の言うことを聞くと褒めてもらえた」、「将来は親の世話をすべきだ」、「最終決定はお母さんだった」など、このようなことが無意識の中に本人も気が付かないほど刷り込まれています。

そうするとこの心理状態が当たり前となり、「自分で何かを選ぶ」ことや「自分の好きに思う様に動く」ことに不安だけが強くなってしまうのです。

結果、イヤなのに「NO!」が言えない。
わかっているのに無意識に「小言を言う人」の傍に行ってしまう。
自分で何かを選択するよりも、誰かに選んでもらった方が楽。

というループが生まれるわけです。


辛口になりますが、
子育てに干渉されて辛い場合は・・・

✓干渉してくる人のそばに行っている、預けている。という選択を、自分自身がしていることに気が付く。

✓干渉をしてくる人には子どもを預けない。

✓親もあなたも一人の大人。親と子の関係ではなく、子どもを預ける時ほど 大人同士のお付き合いを心がけていく。

そして干渉をされる状況だとわかっているけど、
相手に動いてほしいのなら・・・

✓自分達の都合に合わせてもらっていることを忘れない。

✓感謝は言葉だけではなく、親だからこそ金銭や目に見えるもので御礼をする。

✓「なぜ仕事をしたいのか?」「なぜ今なのか?」「どうしてその職場でないとダメなのか?」ということを、常に言葉で伝えられるようにすること。親だから分かってくれる!ということはないと認識をする。

何を隠そう、私自身も子どもたちがまだ小さかった未就園時代に、小言を言われるのが分かっていながら、家の事情で実家に住まわせてもらっていた時期があります。

ケンカが絶えずエスカレートしていく言葉の応酬に、心が疲弊していきました。私も子どもも、家の中が安心できる場所ではなくなっていったのです。

そこで心理学×脳科学を学ぶ中で、「親に言われるのが分かっていたのに、私が近づいた。そしてそこから離れる、という選択をしていないのは自分」という事実に気が付き、驚愕でした・・・(苦笑)。


この事実に気が付いてから1年ほどで、自分たちの家を構え引っ越し。
いまはちょうどいい距離感の中で親との関係が作れています。

そして、わかっているからこそ基本的に預けない。
もし預ける時は、おもてなしをすることを心がけています。もちろん、仕事の仕方も変えました。
自分が選んで行動をしたから、現実が変わったんですね。

最終的なシワ寄せは、物言えぬ子ども。
赤ちゃんの頃から子どもはよーーーーく周りを見ているし、聞いています。

そんな子どもの心と脳の成長を守るためでもありますが、
小さな頃に握りしめた親との関係に心を縛られてしまっているあなた自身のために、自分で選んでいく。

そのためにどうしたらいいのか?を考えていけると、
未来はあなたの望む形に近づいていきます。

心の根っこをゆるめて望む生き方をするためにどう行動するか。
選ぶのはあなたです。


心の根っこをゆるめるカウンセラー
岡田聡子

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