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#子どもの声を聞こう!

こども アート ラボの活動は、今のところ気まぐれ開催(笑)
地域集落支援員として活動している熊本県甲佐町内での定期開催を準備中という状況ではあるものの、言葉として聞こえてこない、こどもの声をいつも聞かせてもらいたい、すくいとりたいと思っている。

なので、何となくおしゃべりしたり、
隙をみて、「絵、かく?」とインプロセッションを始めることも多い。

小学校では「妄想モウソウお絵かき」なるものが流行っているのか
私の大切な小さなお友だち、小4女児からは頻繁にリクエストされる。

やり方は、交代にお題を出して、例えば「夏の食べ物と言えば?」
「雨の日に絶対使うものは?」「私が将来なりたいものは?」などなど
お題を出した相手が描くものを想像して、それとマッチングできたら成功!

「今日は2/5回、うまくいったね・・」など言いながら
「なんで、それが好きなの〜?」とか、「なんで、それ選んだの〜?」と
おしゃべりを楽しむ。

この「妄想モウソウお絵かき」の素晴らしいところは
・テーマの選び方でその子自身の関心事や心を占めているものが何かをうか  がい知ることができる
・相手がどのように考えるか、他者へ意識を向ける訓練になる
・その後の対話で、お互いをよりよく知り合うことができる
(自分と他者は違っていて、お互いを尊重し合う姿勢を学べる)
などなど、単純だけど結構楽しい。

この日、彼女が真っ先に出したお題は
「コロナと言えば?」
いつもはお題に対して1つの絵を描くのだけれど、
「2つ、2つ描こう、2つ描いていいよ!」と彼女の補足

「やつける」は熊本弁?退治・撃退するの意

彼女はホワイトボードに描いたこの絵をわが家の冷蔵庫に貼って
帰って行ったのだけど、切ないな〜

彼女(子ども)の純真さ、真面目さ、願いのようなものが伝わってきて
大人に言われたことを、愚直にやり続けることを
自分の仕事、義務、責任として受け入れている無力感みたいなものも
何となく感じられて・・・

「嫌だよ〜」「こんなことして意味があるの?」「もっと他にできることがあるのでは?」「一体いつになったら終息するの?」「経済はどうなるの?」様々な情報が交錯する大人たちの世界とは無関係に、
たんたんと、今を受け入れ、
失われた日常、友だちとギャーギャー騒ぎながら給食を食べるとか
好きなお友だちと手をつないだり、くっついて遊ぶとか
できなくなったことも、それとして受け入れ適応していく子どもの姿に
誰のせいでもないけれど、ごめんね・・・という気持ちと
育つ力に精一杯のエールを送る

ではまた、コンティヌアcontinua(つづく)




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