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【高校時代vol.6:最後の1年、もう一度全国へ】

・昨年の課題とキャプテンとしての役割

そんなこんなで始まった最後の1年。僕はチームのキャプテンを任されました。掲載の集合写真だけでも自由人が多かったであろうことは、なんとなく想像していただけると思います。
#まだ新1年生いない

昨年度を振り返り、僕が明確に感じていた課題は「リーダーの存在」です。
ここは誰もが感じていた部分であると思います。

というのも、去年だけでもキャプテンが2度変わるなど、僕自身も結局誰についていけばいいのかわからない状況でもあったからです。

加えて、昨年度の様々な問題の渦中にいたのは基本的にレギュラーとして試合に出ていたメンバー。マンモス校であるという点も然り、部員は多く、その分ベンチメンバーにも入れず歯痒い思いをしている部員もたくさんいました。

やはり、チームの代表として試合に出るメンバーが問題ばかり起こしていたら組織がまとまるはずもありません。この部分も昨年度のチームの大きな課題でした。

当時、問題が連発していた時期に先生が「お前がキャプテンやってみる?」と言った時はさすがに焦りました。ぶっ飛んだことを言っていますが、本当にやりかねない人でもあったので。笑
#近大附属部活改革で検索するとその理由が分かります

ということもあり、2年生の途中くらいからもしもの時のために自分がキャプテンだったらどうするだろう、ということはぼんやり考えてはいました。

・信頼できる人とは

ということでリーダーとして何が必要かと考える上で、「そもそも自分が信頼できる人」とはどんな人なのか?ということについて考えていました。

色々と考えましたが、結局どの要素にも繋がってくるものとして「自身の言葉に責任を持っている人」というものがあり、ここを自分がまず体現しないといけないというのがキャプテンとしての最初の課題でした。

自身の言葉に責任を持っている、その上でみんなが嫌がることも率先して取り組む人って単純に人としても尊敬できると考え、たどり着いたのが「勉強を頑張ろう」という部分でした。

当時の僕はあまり大声張り上げて怒鳴ってなんてキャラでもなかったですし、そうゆうエネルギーはありませんでした。
#バスケしてなかったらただの陰キャとの呼び声も高かった

高校生が共通して嫌いなものは?と考えると、勉強なのかなというのが当時の僕の答えで、まずはここで圧倒的に結果を残すことが必要だと思っていました。

勉強の部分の重要性について部員に伝え続ける。
(なんでそんなに勉強に拘ってるん。まあ大事なんやろけど。)

みんなが嫌いな勉強で結果を残し続ける。
(ほんまに結果残してるやん。)

ここで初めてバスケの話。
(匠がいうことやったら。匠さんが言うことやったらという状況を作りたかった)

ざっとまとめるとこんな流れで実践してました。

実際クラスでも常にトップになるかならないかくらいには結果を出していましたし、評定平均4.9とそれなりの成績を修めていました。
#この結果が後の慶應受験に活きることに

その甲斐あってか、チームメイトはそれなりに僕の言うことには耳を傾けてくれていたと思います。

・文武両道の裏側

バスケでは1年生からレギュラーとして試合に出場していましたし、学業でもそれなりの成績を修めていたので周囲の人からは「なんでもできる人」のような扱いを受けていました。

満を辞してそこに一言言わせていただくのであれば、それは間違いです。

何はともあれ、身長の高い人が有利とされるバスケットボールという競技をこんな身長で戦っていくために日々めちゃくちゃ考えて練習はしていました。

勉強が元々出来るわけでもないですし、そもそもそれほど面白いとも感じていなかった中でそれなりの成績を修めていたのは、単純に努力量が人並み以上であっただけです。

自分の求めていることは、「再び全国に挑戦しにいくこと・最高の瞬間をもう一度味わうこと」であり、結局のところバスケが最優先だったんですね。

そのバスケで結果を残すためにはチームを動かす必要があり、その手段の一つとして学業に力を入れるという方法があった。

つまり、普段の学校で地味にカリカリと勉強をするのも、僕の中では部活動の一貫みたいなものでした。
#この辺でバスケをしてなかったら隠キャだよなの称号を完全に手にいれた

高校vol6

↑久しぶりに写真フォルダを見るとやっぱ隠キャだった。

人間、嫌いなものでもそこに意味を見出せれば頑張れるものです。少し堅い言い方をすると動機付けってやつですね。

学業にしろ何にしろ、その活動に身の入っていない学生さんは、まずここの動機の部分を見つけることがその活動に精を出す第一歩になるかもしれません。
この記事を見てくださっている方はちょこっと参考にしてもらえると嬉しいです。

と、そんな感じで年も越して2014年1月、新人戦に突入していきます。

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