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【大学時代vol.4:後輩が成し遂げた快挙と初めての感覚】

・後輩が全国ベスト8に(2015.12)

インカレも終わり迎えた年末。僕の出身校である近大附属はその年、大阪府を制し、ウインターカップ(全国大会)への出場権を獲得していました。

ウインターカップは東京開催であったので、僕も会場へ応援に行きました。

初戦の沼津中央戦(僕は高1のインハイで敗戦)もなかなか厳しい戦いになると予想されていましたが、まさかの圧倒しての勝利。続く2回戦も勝利し、ベスト8をかけての対戦相手は近畿の王者、京都洛南高校でした。

下馬評通りだと、近大附属が勝つ可能性などほんの数パーセントほど。しかし、ここで彼らはその前評判を完全に覆します。

一進一退で進んでいった試合も最後は近大附属の粘り勝ち。近大附属として初の全国ベスト8と近畿勢の悲願であった洛南高校を倒すという快挙を達成したのです。

後輩ウインターベスト8

↑洛南戦勝利、ベスト8進出時の後輩の姿

僕も応援席から彼らの姿を見て、思わず感極まりそうになりました。

・自身が感じた初めての感覚

高校時代の2年間という長い時間、共に戦ってくれていた後輩達の歓喜の瞬間。母校の活躍、喜ぶ後輩の姿。めちゃくちゃ嬉しいことは間違いなかったのですが、その一方でこんな気持ちもありました。

それは、嫉妬心です。

僕が高校時代に目指していたもの(今も)は、「全国の舞台に挑戦すること、最高の瞬間をチームメイトと共有すること」でした。

その時、目の前にあった後輩達の姿は僕が1年前に喉から手が出るほど欲しかったものであり、自身がイメージしていた姿と完全に一致していたのです。

とてつもなく嬉しいという気持ちの裏に、その何倍にもなる悔しい気持ちと嫉妬心。これだけ両極端の感情を一つの出来事で感じられることなんてそうないことだと思います。

悔しい気持ちだけで考えるのであれば、当時の洛南高校の選手よりも強い悔しさを、応援席にいた僕が持っていただろうという自信もあります。

それほど、あの光景を見ることは当時もがいていた僕にとっては苦しいことでした。めちゃくちゃ嬉しいと言いつつ変な状況ですよね。笑

ただ、この出来事は僕にとっても大きな刺激になったことは間違いありません。悔しいと言いつつ、やればやっぱり出来るんだなということを後輩達が結果で示してくれましたし、下を向いていても仕方ないなと思えた出来事でした。改めて思い出すと、貴様らやっぱ最高すぎだった!
#貴様ら

そして、年は明け2016年。2年目のシーズンに向けて過酷なトレーニングの日々が始まるのでした。

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