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【高校時代vol.8:全国出場への最後の希望と再び起きたいくつかの事件】

・待望のビッグマン入学

2014年4月。我が校に待望のビッグマン、西野君(197㎝)が入学してきました。

現在は、専修大学4年生。3X3日本代表候補、昨年のインカレ得点王、2020年関東オータムトーナメントでも得点王とバスケットボール界隈では超有名選手です。

ただ、当時は経歴も肩書きも何もない無名選手で、クソほどつまらないものまね芸と受験期間で蓄えた脂肪を両手に近大附属バスケ部へ入部してきました。
#本人の許可が出ればものまね動画どこかで使います

何はともあれ、経験豊富な3年生、爆発力のある2年生、待望のビッグマン1年生が揃い、全国出場も本当に夢じゃなくなってきたような感じは間違いなくありました。

チームとしてコンディションもモチベーションも良い状態になってきていた中、再びいくつかの問題が起きました。

・予選数日前にして、再び練習禁止の危機

インターハイ予選数日前の練習後のミーティング。先生も選手のモチベーションを上げるためか、選手たちを鼓舞するようなお話をしてくださっていました。

ここで事件が起きます。

ミーティングの輪の後ろの方でまともに話を聞かずジャレていたチームメイトを先生が目撃、ぶち切れてしまいます。

「ちゃんと話くらい聞こーぜ。もういいなんか冷めたわ。」と職員室へ撤退してしまいました。また、そういった行動をとっていたのは1年生や2年生ではなく3年生。レギュラーとして試合に出ているメンバーでもありました。

キャプテンだった僕は職員室へ突撃、ノーガードの状態で先生にボコボコにされ続けていました。「どれだけの人に支えてもらってやってるかお前らはわかってない。3年があれはもうあかんやろ。お前キャプテンやろ何やってんの。」などなど、滅多打ちです。
#手を出されたりはしてないよ

その後、チームのメンバー(Bのメンバー)には全力で謝罪し、とにかく今は間近に控えた予選に向けて全員で頑張っていきたいということを伝えました。ベンチ入りできるかどうかのメンバーからしたらどの口が言ってるんだよって感じですよね。

近大附属は人数が多いということに加え、大学が併設していたということもあり、AとBのメンバーが別の体育館で練習をするということが基本でした。ありがたい状況と言えばそうではあるのですが、一つのチームとして動いていく上ではあまり良い環境でもなかったように今では思います。

結果、問題が起きた際の分裂具合がとてつもないんですね。溜まっていた不満を爆発させるように部員からは様々な声が上がるようにもなります。ここの部分についてはAのメンバーでの練習時にも伝えてはいたのですが、伝え切れていませんでした。

「結局去年と同じやん、ふざけんなよ。」というのが自身の想いでしたが、声にならないほどの憤りと無力さを感じ、結果涙を流していました。あんな感じで同期の前で涙を流したのは後にも先にもこの時だけだったと思います。
#4階渡り廊下での出来事

ただ、僕の中で追い求めるものは全くブレてなかったですし、目の前に掴めそうなところまで来ているチャンスを掴み取りたいという想いが強く、ただただメンバーには謝ることしかできませんでした。

何とか練習はやらせてもらえることにはなりましたが、めちゃくちゃ心地が悪かったのは今でも覚えています。

その他にも問題は起きていましたし、3年生エースはまだリハビリ中、加えて2年生エースが事故に遭って予選に出場出来なくなったりと万全の状態とは決して言えませんでした。
#家くらい気をつけて帰りやがれ

そんな状態ではありましたが、時は流れインターハイ予選が始まりました。

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