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【高校時代vol.3:Wintercup2012】

・wintercup2012

2012年12月。開催地である広島へ。

ウインターカップは例年、東京で開催されていましたが、この年に限っては東京体育館の改修工事?の影響で広島開催となりました。

注目の一回戦は宮崎県代表の小林高校。インターハイ優勝校である延岡学園高校に次ぐ第2位でウインターカップ出場権を獲得してきたチームでした。
#小林高校のメンバーとは今後も長いお付き合いになります

全国大会で苦い思い出しかありませんでしたが、この試合はそんな思いを一瞬で弾き飛ばすような立ち上がりでした。開始直後流れに乗った近大附属は開始数分で23-0という驚異的なスタートダッシュを切りました。

もちろん、相手も全国大会に出てくるほどの実力校であったので、そのまま楽々勝利!なんてことにはなりませんでしたが、序盤の差もあり我が校が勝利を納めました。
#全国初勝利やったー

ウインター3

↑当時の僕

・再度感じた自身の実力不足と先輩引退

2回戦の対戦相手は宮城県代表明成高校。現在、NBAで活躍中の八村塁選手の母校です。
#彼はまだ入学してない

全国常連校でもあり、伝統のあるチーム。個々のスキルも高く、序盤から多々圧倒される部分はありました。自身の力もあまり通用していないなと感じながらも、ここで1人の先輩が奮起します。

その先輩は生粋のシューターであり、インターハイ時はレギュラーとして活躍していました。しかし、9月に行われた大阪予選時には調子が上がらず、ほぼほぼプレータイムをもらえていない状況でした。

そんな先輩がここにきて大爆発します。ワンポイントシューター(ワンプレーだけ出てきてシュート打ってくる人)として起用されていた先輩は尽く3pシュートを決めてチームに勢いをもたらしていました。

それに呼応するかのように周りの選手も奮起、最後まで全力で戦うも一歩及ばず、3年生にとって最後の大会が終わりました。

ウインター2

↑ vs宮城明成高校

僕自身としては、中学時代もほぼ先輩がいないような状況でしたので、言ってしまえば初めての先輩方でした。無意味にちょっかいをかけてくる先輩や、少しおっかない先輩、真面目なのかふざけてるのかわからない先輩(さっきのシューター)などなどめちゃくちゃお世話になっていましたし、頼りにもしていました。

結局、最後の最後で先輩の力になりきれませんでしたし、僕個人としては自身の実力不足を痛感して終える大会になりました。

試合を終え、会場の外で最後のミーティング。応援席にいた部員もみんないました。これが最後かと思うと、なぜか僕はボロボロに泣いていました。
#お前まだ2年あるだろ

それだけ寂しさがあったのだと思いますし、こういった部分も含めて改めてチームスポーツって最高だなと思った瞬間でもありました。

その上で、さらに練習を積み重ねて、もう1度この場所で挑戦したい。もっと最高の瞬間をチームメイトと共有したい。そんな思いが強くなると共に、中学時代の経験も踏まえ、自分がバスケを続けていきたい理由はここにあるんだなと確信できた瞬間でもありました。

その後、大阪へ戻り新チーム始動。2年目の挑戦が始まります。

どこぞの青年のサポートをお願いします😌