戦姫絶唱シンフォギアシリーズ5期を3日で駆け抜けた男の感想

戦姫絶唱シンフォギアシリーズ5期を3日で駆け抜けた男の感想

今回はnote初投稿にもかかわらず膨大な量の感想を投稿しようとしています…
そうでないと熱量の行き場がない!ので

戦姫絶唱シンフォギアシリーズ全5期について感想文を書いていこうと思います。

<なぜこのタイミングでシンフォギアシリーズを見ようと思ったのか>
アニメの放送期間も終了しており、はやりに乗ったわけでもないのに
なぜこのタイミングで見ようかと思ったかですが、
シンフォギア、アプリゲームが配信されておりまして、

戦姫絶唱シンフォギアXD unlimited。

このアプリで自分の好きなアニメとコラボすることが決定しまして。
先延ばしにしていた履修タイミングをここで!といった感じです。

…今までもいっぱいあったんですよ?特撮好きなのでゴジラとかガメラとか
食いつくタイミングはいっぱいあったんです。ですが、リアルタイムに見たコラボ先のほうが熱量を持てていたんでしょうね。
Twitterで相互さんに呼び掛けて「行け」と背中を押された結果、

休みを利用してhuluにて3日間で5期、総数65話を見切りました。     やってしまったねぇ。

その後も音楽聞いたり、公式youtubeチャンネルのベストオブシンフォギアを見まくったり、その上、コラボ先のアニメを目的にしていたアプリも楽しく遊ばせていただいています…沼一直線ですわ。

シンフォギアの一気見はオーバードーズ、はっきりわかんだね。

<シンフォギア、見てみてどうだった?>

最高。この一言に尽きる。

見始める前は歌って戦うアイドル戦士!って感じなのかなーって思ってました。いや、バカか自分。そんな生半可な覚悟で戦ってないんだよ奏者のみんなは。人がバサバサ死んでいく、血も出る、ボロボロになる。

少年漫画も顔負けのイケメンぞろいでびっくりしましたわ…みんながみんな何かを背負ってる。それをしっかり解消して次につなげる話の展開が心地よく、とても面白かった。

登場人物みんなの憂いを断ち、最後の超常の存在に立ち向かう展開はゲーム的で、ゲーマーの自分としてもとても楽しめました。

みんな見てね。

<注意!!!!>

ここから下はネタバレのオンパレードです。もう投稿者が好き勝手シンフォギアについて語ってます。主に好きなエピソードを語っていきます。今回は語りたいだけなので「シンフォギアを見た」前提で語ります。登場人物とかいちいち紹介しません。ご了承ください



<1期について>
2012年!?これが9年前とは…すげぇや…

まぁ自分としては天羽奏さん役、高山みなみさんのかわいい女声演技に浮かれてたところを完膚なきまでにたたきのめされた1話ショックが印象深いですね。実は推し認定してました。打ち砕かれましたよええ。

1期の雰囲気としては前半はまだ翼さんと打ち解けられず、ぎくしゃくしながらノイズとの戦いに翻弄される響ちゃん。4話にて絶唱を使用した翼さんが戦線復帰したところからは戦線でのぎくしゃくはなくなるんですが…

一番心に来たのは親友である未来ちゃんとの間に溝ができたこと。
わかってあげてよぉぉぉぉと見ながら思ってましたが、8話にて未来ちゃんも相当に後悔してた様子。そりゃあね、大事な親友が自分になにも告げずに戦ってたら心中穏やかじゃないよね…

なので8話が好き!って言おうと思ったんですが             自分が最初に上げる好きなお話は

7話「撃ちてし止まぬ運命のもとに」のクリスちゃんが初めてイチイバルをまとってからフィーネを追いかけて戦線離脱するまで。

第二の推し、クリスちゃんがそれまでまとっていたネフシュタンの鎧をアーマーパージして、イチイバルのギアをまとうシーン。曲の魔弓・イチイバルのイントロが最高で本当に大好きなシーンです。まだ荒々しいクリスちゃんの戦い方や必死に説得する響ちゃん。

集中砲火を受けて、やられたー!!と思った時にそこにそびえる銀色の壁。
クリスちゃんの「盾…?」からの翼さんの「剣だ!!」からの絶刀・天羽々斬!!

これは超熱くてたまらんシーンでした…今までツンケンしてた翼さんが「手を貸してくれ」っていうのがたまらんですよね…

次に好きなシーンですが、9話「防人の歌」ですね。
翼さんの復帰ステージ、最後にファンに向かって海外で活動することを告げ、「たった一つのわがままだから聞いてほしい 許してほしい」と翼さんが語りかけた瞬間、

「許すさ 当たり前だろ?」

奏さぁぁぁぁぁぁぁん!!

涙腺大決壊ですよ。まじめにボロボロ涙が出て大変でした。
非戦闘シーンで一番好きまでありますね。ここ。

で、最終回まで一直線ですよ。12話と最終回はまぁどことっても最高なんですけど、12話最後のフィーネの問答に続いて流れるSynchrogazer Aufwachen Formのロングイントロ、そしてSynchrogazer本来のイントロからの翼さん、クリスちゃん復活!

そして響ちゃんのフィーネの「お前が纏うそれは一体なんだ!?」への力強い答え

「シンフォギアァァァァァァァ!!!!」

これ最高すぎますよね。人数の少ない歌からフォニックゲインを高めてエクスドライブモードまで持ってったの純粋奇跡で本当に好き。アチアチです。

1期はまだシリーズ初期なこともありお話が粗削りな部分もありますが本当に楽しめました。後半は泣きっぱなしくらいには泣いてました。

<2期について>
戦記絶唱シンフォギアGですね。
ここからマリア・カデンツァヴナ・イヴさん、暁切歌ちゃん、月読調ちゃんの3人が初登場し、今後のレギュラーメンバーとなりました。

Gは一話の黒いガングニールの衝撃度もさることながら、全編通して苦悩するF.I.S.奏者三人を早く解放してあげてほしいと思いつつ見てました。

個人的に好きなシーンは10話以降に集中してまして。
10話は特に最終回周辺以外で行くと本当に好きですね。

未来ちゃんVS響ちゃんですね。
シェンショウジンのギアを纏って、響ちゃんが戦わなくていい世界を作るために響ちゃんと戦う未来ちゃん。響ちゃんはそれでも未来ちゃんを助けるために戦う…いやあっちいですわ。

「誰が未来の体を好き勝手してるんだ」のところイケメン彼氏すぎて大変。
ドンドンイケメンになりますよね響ちゃん。

Gは対決に焦点が当てられていたのか、この後の11話でも事情があって裏切ったクリスちゃんと翼ちゃんの勝負がエモすぎて大変でした。

ソロモンの杖を取り戻すためにやむなくウェル博士に協力するクリスちゃん。何か事情があることを察して犬の首輪を付けてまで何をなそうとするのか問いかける翼さん

そんな翼さんに助けを求めるように「風鳴…先輩…」と絞り出すクリスちゃんのシーンがよかったです…その後の技のぶつけ合いで相打ちになったように見せかけてウェル博士を急襲するクリスちゃんや、1期のギアをまとって、1期戦闘曲である絶刀・天羽々斬をバックに戦う翼さん

そのあとですよ、クリスちゃんの「なんで私の言葉を信じてくれたんだ」に対する翼さんの言葉が「雪音が先輩と呼んでくれたのだ」だけですましちゃう風鳴先輩かっこいいっす…

その裏で行われてる切歌ちゃんと調ちゃんの痴話げんかもエモくていいんですが、調ちゃんが瀕死の重傷を受けたときに魂のフィーネさんがかばってくれたのが本当によかった…

「あの子に伝えてほしいのよ」
「だって数千年も悪者やってきたのよ」
「今さら正義の味方を気取ることなんてできないって。」
「今日を生きるあなたたちでなんとかしなさい」
「いつか未来に人がつながれることなんてことは」
「亡霊が語るものではないわ」

って。響ちゃんの声がフィーネにも届いたのかなぁってうれしくなりました。中の人好きなんですよ…沢城みゆきさん…

そしてラストバトルにつながっていくんですが、ここからも見どころしかない。

12話の最後はいつも見どころをくれますね。
マリアさんのガングニールを素手でつかみ、聖詠を歌ってギアに適合してガングニールと叫ぶ響ちゃん。Vitalizationが流れてエンドロール。あっちっち。

そして最終回、ここでもう何回でも言いたい名シーンがあるんですけどいいですか?

マムことナスターシャ教授が月遺跡に飛ばされつつも、
マリアさんとセレナちゃんのおかげで全世界から集められたフォニックゲインで遺跡の再起動を行うシーン。喀血し、決死の思いで再起動を行った後、フォニックゲインに包まれる地球を見て「星が、音楽となって…」からのVitalizationが流れ始めるシーン。

天才なのか…?もう泣くしかないじゃないですかこんなシーン。
世界を敵に回していたけど、本当に世界を救いたかった教授の思いが見えるいいシーンでしたね…

その後も熱いバトルシーンが繰り広げられ、虹色のフリューゲルでED…本当に最高でした。


<3期について>
3期、シンフォギアGXですね。
2期でレギュラーメンバーである6人の奏者がそろい、こっから明確に敵となる組織が現れます。今回は錬金術師キャロルとその配下である4人(+1人)の機械人形オートスコアラーたちが敵として現れます。

キャロルの目的は、人のために錬金術を用いていた父が、魔女裁判のようなものの犠牲になり、その時に残した「世界を知る」
と言った言葉を曲解した「世界を解剖して万象黙示録の完成」。

それに付き従うオートスコアラー、レイア、ファラ、ガリィ、ミカの4人と戦い、キャロルの目的を阻止するために戦います。

まぁなんにせよGXを語る上で外せないのは1話冒頭6分くらいで繰り広げられるナスターシャ博士の地球への帰還のお話。これがG完結編なんじゃないかってくらいには気合入ってて見ごたえあります。1話かこれ?

ここで流れるRADIANT FORCEが本当に神曲で、「響鳴り渡れ」のとこを歌う響ちゃんの歌声がイケボで必聴なんですよ…

そして話全体の流れですが、今回はキャロルの予備の体として生み出され、チフォージュシャトーの建設にかかわった、エルフナインちゃんがもたらしてくれた「ダインスレイフ」を組み込んで作られたシステム、
イグナイトモジュールがカギになってきます。両方の意味で。

これは一期で響ちゃんが陥った暴走を意図的に発動させて3段階の制御でコントロールするもので、初使用時にはクリスちゃんも翼さんも自身の闇に飲み込まれそうになって暴走寸前になりました。

マリアさんに至っては一度暴走してしまいます。そのあと克服します。この間1話です。実際早い。

そんなこんなで新しい力を手に入れて克服して敵を打ち破る。といった展開が話の骨子にあります。なので見ていた感じは1クールのアニメ、というより夏の劇場版を見ているような感じでした。メンバーにその映画のみのライバルキャラが当てられてそれを短期間で打ち倒す、といったような。

なので好きなシーンはそれが結集する最終回に集中するんですが、
その中でも6話の初抜剣シーンもすごいよかったですね。
ここでもRADIANT FORCEが流れるんですがアレンジとして
荒々しいロックな曲調になっててイグナイトの強力さを表してていいですね…

ここから後半戦に入るんですが、一番好きなお話はまぁ9話ですよね。
風鳴弦十郎司令の兄であり、戸籍上では翼さんの父である風鳴八紘さんが深くかかわってくるお話です。

まぁつっけんどんな態度で翼さんを遠ざけているのですが、
まぁ…のちに翼さんが語る、八紘さんの奥さんに訃堂が産ませた子という出生の複雑さ、全部、風鳴のジジイのせいなのでしょうがないなぁと思ってしまいました。このジジイマジで…(マリアさんの「風鳴訃堂は人の道を外れたか」に完全同意。今後もどんどん人の道から…本当に人かこいつ。


そして後半につながっていくんですが、
実は八紘さんが翼さんを溺愛していたこと(10年間翼さんの自室を散らかしたままにして、思い出を残しつつも埃一つないように保っていたこと)
がわかり、翼さんに「歌え翼!!」「夢を見続けることを恐れるな!」と背中を押し、イグナイトを発動するシーンは最高でした。

とはいえ相手は哲学兵装にて剣とされたものは何であろうと砕く力を持つ「ソードブレイカー」を携えたファラ、
どうするのかなー…と思ったら

「剣にあらず!」「貴様はこれを剣と呼ぶのか!」            「否!これは夢に向かってはばたく翼!」

「貴様の哲学に翼はおれぬと心得よ!!」

そうきますかー!ってなりました。歌詞の「我が名は夢をはばたくものなり」も翼さんの心情と重なっていて本当に良かったです。

…そのあとのドクターウェルはまぁ。

そして11話。GXは総じて父と子の物語が下敷きにありました。

敵であるキャロルとその父親であるイザーク

翼さんと八紘さんとの関係

そして響ちゃんの悲惨な過去が明かされ、その時に逃げ出した父親、立花洸さんとの関係。

多くは語りません。ですが、彼もしっかりと父親だったことがわかる11話、
いつもへいきへっちゃらで笑顔を見せていた響ちゃん、それはお父さんからもらった言葉だったこと。

すべてがつながって吹っ切れた響ちゃんが気持ちのいいお話でした。

ここから12話、13話のクライマックスにつながっていきます。

ドクターウェルは世界を解剖した後を考えていないキャロルに失望し、
チフォージュシャトーをコントロールして爆散させます。
爆散に巻き込まれたドクターはLinkerの生成方法を記したメモリーカードを託し息絶えます。

「愛ですよ」最後まで奇跡を否定した最低の英雄。ネタキャラかなーと思ってましたけど、杉田さんの演技も相まっていいキャラしてましたよね。彼。

そんなドクターの活躍が引き起こしたチフォージュシャトーの陥落により、
万象黙示録の完成がかなわなくなったキャロルは残る思い出を焼却しつくし、世界への復讐を始めます。

12話のクライマックスではキャロルのフォニックゲインを逆に利用してエクスドライブを発動させます。
そこからのGlorious BreakでのED。13話に続きます。

そして13話ですよ。アームドギアにエクスドライブの全エネルギーを収束してぶつける。これだけでもあっつい攻撃なんですが、その攻撃に参加していなかった響ちゃんのもとにそのエネルギーが集中し、巨大な五本指のアームドギアを形成する。アームドギアが一振り足りなかったのではなく、このひと振りを完成させるための攻撃だと考えるとさらに熱いですね…

ここからの音ハメは個人的なGXの真骨頂だと感じました。
「求めてはいけないと拒みながら、伸ばすこの手は」の歌詞からの
響ちゃんの「ガングニィィィィィル!!」
そしてコーラスのGlorious Breakとぴったり合わせてカットインするGlorious Break!!

ここまででも十分大好きなんですが、キャロル救出パートが始まります。
ここからはOPでもあるExterminateが流れ出します。このタイミングもばっちりで…

どこかで見た「G」lorious BreakからのE「x」terminateでGXが完成してるっていうの大好きです。

キャロルに手を伸ばし続け、イグナイトをも使ってエルフナインちゃんやイザークも加えて助けるのは本当に良かったです。

その後は後日談というか、エルフナインちゃんとキャロルちゃんの顛末についてです。
響ちゃんがたまらず涙を流して未来ちゃんに抱きすがるシーン…こっちまで泣けてきちゃう…

で、悲しかったけど、エルフナインちゃんのことを忘れないように…で行くのが普通のアニメだと思うんですけど、これシンフォギアなんですよ。まさかこっからハッピーエンドに持ってけると思ってませんでした。だからシンフォギア好き…そりゃあこの世界で不幸になった人もたくさんいるけど、
世界を思って頑張った子たちが報われるのが本当にいい。

キャロルちゃんは記憶の焼却によって記憶障害、エルフナインちゃんはけがによって死の淵に。その二人がホムンクルスとして重なることで新たなエルフナインとして生きながらえる。

…XVでもこの点が生かされており、本当に大好きです…

そのあとの後日談もみんな楽しそうでよかった。
響ちゃん家族も一歩踏み出せそうで本当に良かった。

<4期について>
シンフォギアAXZ(アクシズ)ですね。やったぜ狂い咲きぃ!!
1話見た時点で、「今までよりハード路線かこれ…?」ってなってました。

1期では完全にノイズ相手、Gでは新たに奏者と、GXではアルカノイズや錬金術師が絡んでましたが、敵として特殊な力を持たない人間を相手取るのは初めてだったように思います。

あー…ついにここまで来ちゃったか…と思いました。

絶唱インフィニティもとてもいい曲だったんですが(レッツファイ!!好き)
その後のクリスちゃんの苦しい選択。うむ…とてもおもたぁい…ここまで晴れやかに1話を見てきましたが、今回は少ししんどかったかもしれないですね。

今回はこれまでのシーズンのすべての事件に少なからずかかわってきたパヴァリア光明結社との戦い。そこに所属するサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティ、それを操るアダム、オートスコアラーのティキ達と戦います。

今回、イグナイトに対してメタ張ってくる敵が相手で、対策を講じるまでかなり苦戦します。それもあってかやきもきしながら話が進む印象にあります。

8話あたりからは対策も完成し、それにGにて響ちゃんの体から現れた結晶、本人は嫌がっていましたが通称愚者の石が使用され、
イグナイトが無効化されることが無くなりました。

そんな8話ではカリオストロとクリスちゃん・マリアさんのユニゾン戦闘。
クリスちゃんの憂いもたち、気持ちのいい勝利になりました。
カリオストロは退場。

…が、敵側はアダムの思惑通りに事が運び、それによりサンジェルマンも苦悩します。ここら辺の胸糞の悪さもあってかAXZは見るのに少ししんどさがありました。

9話では調ちゃんと翼さんがプレラーティを撃破、10話では響ちゃんと切歌ちゃんのユニゾンが披露されました。

その後最終決戦につながっていきます。ティキが掌握した神の力はティキが破壊されたことによってアダムが左腕に宿そうとします。が、その思惑を外れ響ちゃんに宿ります。(これも大きな伏線です)

響ちゃんは大きな繭となり、12話にて巨人として覚醒します。
この事態に国連、ひいては米国は反応兵器にて決着をつけようとします。

発射直前に未来ちゃんの声で響ちゃんは神の力から解放されますが、
なんと米国大統領は反応兵器を発射。八紘さん「うったのか!?」えー!?

ここからです。やはり敵とはいえ世界を憂いてのこと、
サンジェルマンが兵器を止めるために立ち向かいます。

そこで流れる、「死灯 -エイヴィヒカイト」今までの戦闘で死んでいったと思われていたカリオストロ、プレラーティが生きており、ともに反応兵器を止めるために立ち向かいます。

根底から悪人なわけではないことがわかるのが本当にいいですね。
生まれた時代、境遇が違えば響たちとも手を取り合えていたかもしれません。意外とこの三人好きです。蒼井翔太さん演じられている女性役のカリオストロもいい味出してますよねぇ。

そっからもまたアダムが引っ掻き回します。
この人もねー…あとから見たら必死こいてあらがってたんですけど、
この時点では3人を利用するだけ利用した下種なのでねぇ…

戦闘中、人の形から異形の正体を露呈させたアダムは、
サンジェルマンの遺したスペルキャスターを利用した攻撃をうち放ちます。
響ちゃんが何とか受け止め、S2CAヘキサコンバージョン、さらにはダインスレイフを犠牲にしてエクスドライブではなくシンフォギア自体の再構成、リビルドを行いここから5期のギアになります。
今期って初めてエクスドライブが使われなかったのかな…?

そしてリビルドしたギアでアダムを圧倒し、響ちゃんがとどめを刺そうとしますが愚者の石を使用したギアに起こる反動汚染を響ちゃんだけ除染するタイミングがなく、窮地に陥ります。

そこでみんなの力を、響ちゃんのつなぐ力によってギアに宿します。

「イイってもんじゃないぞ!はちゃめちゃすれば!!」まぁ、アダムさんの言うことも一理ありますわ。

そこからは全員のアームドギアの技を使ってアダムに反撃します。
そして最後はサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティの力で黄金連星を行い、金色に輝くギアをもってアダムを撃破します。これがXVにおけるアマルガムの前段階なんでしょうね。

アダムさん最後まで恨み節はいて消えます。おつかれさん…

そして響ちゃんの誕生日パーティが行われます。
トマト食べる翼さんかわいいよね。食器タワー作る翼さんも(白目

そしてしょぼくれてる響ちゃんを支えてくれるのはやっぱり未来ちゃんなんですよ…

「響が自分を信じられなくても、私は響とつないだ手は離さない」

これだけで今回のしんどい戦いは報われるますよね…

んで、Cパートにて神の力の依り代となれたのはGにてシェンショウジンの攻撃を受けて浄化されたから。

…あれ?あの時シェンショウジンの輝きに飲まれたのって…そもそも目的がシェンショウジンのギアを…

はい…じゃあ5期見ますか(真顔

<5期について>
戦記絶唱シンフォギアXV(エクシヴ)
これまでの4期で語られてきたことがすべて集約され、
人間を縛り付けてきたすべてに決着をつける最終シーズンです。
ここまで一気見して熱量最高潮でした。

1話は棺、と呼ばれるアダムが迎え撃とうとしていた先史文明の遺跡を奏者たちが迎え撃ちます。ここで一番熱かったのは、ギア装着時、聖詠のシーンにラピスフィロソフィカス、サンジェルマン達が使っていた賢者の石が映し出されることです。今後にもつながりますが、本当に熱い演出です。

最初は棺に圧倒されますが、エルフナインちゃんの土壇場のがんばりもあり、なんとか棺を撃破します。FINAL COMMANDERもいい味してます。

…がこの棺は開けてはならなかったものでした。
神と呼ばれたカストディアン、アヌンナキの遺体、そして右腕に付けられた腕輪。

これがすべての元凶として今回の5期のラスボスとして立ちはだかります。

そしてXV1話にて未来ちゃんの言った「じゃあ、私が誰かを困らせてたら響はどうするの?」これには響ちゃんもマジトーンの「えっ…?」こっちもですわ。

…本当にシンフォギアは伏線張るのうまいんだー(涙


さらに、今回も敵組織が登場します。その名はノーブルレッド、オートスコアラーの力を利用したサイボーグのヴァネッサ、吸血鬼のような力を持ち、相手を操る能力を備えたミラアルク、尾部に備えられた装着部のツールを付け替え戦うエルザ。望んで手に入れた力ではなく、その目的も人間に戻りたいこと。生きるためには血清が必要。この人たちも決して純粋悪ではないんです。

…が、2話でとんでもないことをやらかしてくれます。
翼さんの復帰講演、そこを襲撃したミラアルクは人質に取った少女の胸を背中から貫き、翼さんの目の前で殺します。

…やってしまった。今回に至っては救うこともできず、さらには助かる見込みもない。その気に乗じてミラアルクは洗脳の能力を翼さんに施します。

ノーブルレッドも自分たちの目的を達成するために必死なのはわかりますが、なかなか衝撃的でしたね。遠回しな1期1話のバッドエンドですよ。共に戦っていたマリアさんが無事でよかった。

そこから散発的に血清を手に入れるためにノーブルレッドの攻撃が続きます。

4話にてついに3人を追い詰め、攻撃を仕掛けますが逆にダイダロスエンドによって窮地に追い込まれます。

そこで手を差し伸べてくれたのは賢者の石に宿ったサンジェルマン。
戦闘特化、シンフォギアとファウストローブの融合症例、アマルガムを発動させます。

ここのデュエットの花咲く勇気 Ver. Amalgamが最高で…
実際に手をつなぐことはできなかったけど、ギアの中で力を貸してくれるために手をつなぐことができた。

そしてヴァネッサさんと話し合う直前までこぎつけたのに、
裏で手を引いていた風鳴訃堂のせいでその機会を失います。
ここでどうにかできてたらあんな結末にはならなかったのかもしれないと思うとしんどいですね…

ここからもいろいろ起こります。ミラアルクによって未来ちゃんとエルフナインちゃんは誘拐されます。そしてチフォージュシャトーのエネルギーを使うためにエルフナインちゃんを利用します。すべては腕輪を利用して神の力、シェム・ハを目覚めさせるため

未来ちゃんはこの神の依り代にされるために誘拐されました。
すべては4期の最後に語られていましたね。

そんなこんなでチフォージュシャトー内にてエルフナインちゃん大活躍、7話です。もしかしたらXVでもここが一番好きかもしれません。

ヴァネッサさんに始末されそうになった瞬間、エルフナインちゃんが「誰か!!」と叫んだ声にこたえたのはオートスコアラーたちでした。いやまぁ…ここぼろっぼろ泣いたんですよ。

マスターに付き従い、死ぬことが運命だった子たち。その子たちがマスターのために戦う。世界を守るために。

GXでそうでもなかった人でも、自分と同じようにこのお話で全部ひっくり返ってオートスコアラーたちが
大好きになったって人いると思います。

未来ちゃんを救うためにまずファラとレイアがノーブルレッドたちに立ち向かい、次にミカがミラアルクと交戦します。最後に未来ちゃんのいる部屋までエスコートして大破してしまうガリィ

ありがとうと言われて微笑むファラとレイア、かっこいい大きな手が大好き、といわれて喜ぶミカ。キャロルが復活し、ダウルダブラのファウストギアをまとった姿を見て笑顔で動かなくなるガリィ。

たった1話の数分間。それだけの再登場なのに強烈な印象を残したオートスコアラーたち。本当に大好きですわ…

そしてキャロルがダウルダブラをまとうシーン。
額の4つのクリスタルにオートスコアラーたちが移りこむ演出が加えられていて100点満点ですよね…

そして8話に続きます。キャロルはノーブルレッド達を圧倒し、未来ちゃんを助けるために尽力します。奏者たちもシェム・ハの復活を阻止するために尽力しますが…

シェム・ハは未来ちゃんの体を依り代として復活を果たします。
9話ではこれまでの未来ちゃんの思い出をたたきつけられます。心がしんどい。

さらにはミラアルクの力で風鳴訃堂に操られた翼さんが裏切ってしまいます。マジであのジジイ。

ここでも1話で裏切りからの洗脳解除まで持ってってくれるのすっきりさせてくれて本当にシンフォギアありがてぇ。マリアさんと戦って、戦う目的を見失ってしまった翼さん。平手打ちで目が覚めますが、しんどいですよね…

その間にも風鳴父子の人外バトルが屋根の上で繰り広げられてます。ギャグとシリアスが交互に襲ってくる!!

風鳴司令を打ち倒し、翼さんをまた洗脳しようとした
風鳴訃堂の凶弾から翼さんをかばって八紘さんが倒れてしまいます。

失意の翼さんは父の「人には守るべき価値がある」その言葉を胸に風鳴訃堂に戦いを挑みます。

シンフォギア相手に生身でここまでやれる風鳴訃堂…やっぱギャグに片足踏み込んでんだよなぁ…

それでも必死に制限解除を打診していた藤尭さんによってアマルガムを発動させます。風鳴訃堂にとどめを刺そうとしたその時、風鳴司令によって止められます。翼さんを鬼としてしまえば、八紘さんに顔向けできない。よかった…

そしてもう一人父親から託される思い。響ちゃんに洸さんがかけた「へいきへっちゃら」「物事を呪いと取るか祝福取るかは気の持ちよう」
神殺しの呪いの力は、今後祝福になりえる。そんな思いがこめられていたのだと思います。

10話からはクライマックスに向かって走り続けます。
地球を改造するために起動させたユグドラシル。

シェム・ハのせいで完全なる怪物へと身をやつしたノーブルレッドたち。

いろいろあって、月遺跡の調査に乗り出す人類を妨害するノーブルレッド。
ですが、ノーブルレッドたちが逃げるために転移仕様とした瞬間、奏者全員が巻き込まれ、全員が月遺跡に飛ばされます。

シェム・ハについては驚愕の真実がいろいろあるんですが、
サクッとまとめるなら「全世界の人類はシェム・ハに利用される可能性があり、それを食い止めていたのがバラルの呪詛」
だったことです。1期のからの因縁はここに集約されました。フィーネさんは拒まれたと思っていましたが、
エンキさんはその逆、人類やフィーネさんを守るためにバラルの呪詛を施したのでした。

人はつながれなくなったのではなく、つながってはいけなかった。

また、セレナちゃんやマリアさんが使っていたアガートラームはエンキさんの腕そのものであり、
二人もその血を引いていることこと。なども明らかになりました。

さらにGにてAppleで全世界の人がつながったこともフラグとなっていました。

お話がよくできている…本当に。まさかここで1期の因縁まで持ってきてくれるとは。

そして12話にて月遺跡で激闘の末、ノーブルレッドは満身創痍となり、シェム・ハに利用されて月遺跡は破壊されます。
爆発する月遺跡から
最後にノーブルレッドは地球への帰り道をダイダロスエンドで作り出し、シンフォギアに思いを託して消えていきます。

正直2話でも7話でもなかなかに悪役してましたが、ここだけは泣かざるを得ませんでした。
悲しい悪役たち。それゆえに愛しい。オートスコアラー、パヴァリア光明結社、本当にいい敵が多くて憎めないのが
シンフォギアの魅力ですよね。

ノーブルレッドの作り出した道を超え、地球の大気圏に突入した奏者たちは絶唱を歌います。
ですが、フォニックゲインが足りなかった…
そして1話の最終回のサブタイトルでもある「流れ星、堕ちて燃えて尽きて、」

「そしてぇぇぇぇぇぇ!!」と響ちゃんが叫び、みんながバーニングエクスドライブモードとなって地球に降り立ち、
13話に続きます。胸の歌は裏切らなかったー!!

13話冒頭では今までシェム・ハを食い止めていたキャロルちゃんともに7つの音階で
神の力、ダメージをなかったことにする不条理の力を打ち砕きます。

正気を感じたその瞬間、シェム・ハの未来ちゃんの声を利用した卑劣な手段で窮地に追い込まれます。
それを救ってくれたのはキャロルの黄金錬成。キャロルとエルフナインちゃんの思い出のすべてを焼却して食い止めます。

そしてキャロルの「何を望む!!」の答えに響ちゃんの「未来を奪いたい!!」…最高かぁ…?

キャロルちゃんはシェム・ハの攻撃を押し返して倒れてしまいます。
シェム・ハはその隙に地球を無理やり動かして目的を達成しようとします。

が、神殺しの力によってその思惑から逃れた響ちゃんは最後の攻撃に懸けます。

「私の思い!未来への気持ち!2000年の呪いよりもちっぽけだと誰が決めたぁ!!」

最高ー!!そこから流れるMETANOIAもどこまでもかっこいい…

そして未来ちゃんを救うためにこぶしを開き、抱きしめる。呪いの力を祝福の力に変えられたんですねー(涙
メタノイア、で逆から読むと愛のためになるってのもいいですよね…

が、今回はまだ終わってません。地球ぐちゃぐちゃです。

エルフナインちゃんは心の中でキャロルと最後のお別れをします。
思い出どころか存在そのものを焼却したのはキャロルのみでした。
この子3期のラスボスですよ?ここまで活躍して、大好きなキャラクターになるなんて思ってもみませんでした…

ですがユグドラシルはさらに地球を改造しようとします。
奏者たちは中枢に潜り込み、絶唱にてすべてのユグドラシルを爆破伐採しようと試みます。

そこに現れたのはシェンショウジンのギアをまとった未来ちゃん。
ここに7つのシンフォギア、7つの音階、7つの調和がそろいました。
ここで了子さんが統一言語を取り戻すために7つのシンフォギアを作り出したのではないかと語られます。

本当にうれしかった。了子さんも推しだったから…

その絶唱の歌の中で亡くなったみんなが会いに来てくれる奇跡。人類全体がつながり、神からの人類の独立を実現しました。

泣くけど…?もうどこまで行っても13話は泣きっぱなしでした。なんでこんなにきれいに総集編してくれるの…?

1期のバラルの呪詛、それを打ち破るためのフィーネのあがき、2期にて神の依り代としての刺客を得てしまった未来ちゃん、3期にて活躍したオートスコアラーやキャロルの尽力、4期にて与えられたアマルガムの力。

どれが欠けていても5期のこの最高の結末は訪れませんでした。

シェム・ハも最後は響ちゃんや人間たち、に未来を託して消えました。

そして流れる未来へのフリューゲル。
ほんとフリューゲル大好き…神様も知らないヒカリで歴史を創ろう…これを最終回のタイトルに持ってきてくれたの最高ですよ…

<総評>

ここまで書きなぐってきましたが本当にいいシリーズでした。
一つずつで完結していたように感じた物語が集約され、バラルの呪詛をも解決し、
人間が神からの独立を勝ち得た物語。一気見により余計にそれを感じました。

どこが好き~…かは決められません。5期まで見て完成する物語だと思うので。
それでも前半3期と後半2期で雰囲気が異なっていると思いました。
しいて言うなら前半3期が好きかもしれません。

これからも気づいたらまた見返したりしたいです。それほどに好きになってしまいました。コラボ先のアニメも、見ようと思った時に背中を押してくれた相互フォロワーさんたちも本当にありがとうございました。

シンフォギア最高!


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