[賑やかな街の片隅で]

11月にもなると　

街は紅葉の様にクリスマスで一色に染まり始める….。

キラキラ イルミネーション 

大きなツリーを幾つも目にし

リボンに包まれたカラフルな箱のプレゼントが並んでる｡

真っ赤なサンタ姿の人々も目にする頃…。

その道を

北風に身を縮めてコートに身を包み

年の暮れという事もあって急足…｡

眩しいウィンドウ…

コロナ禍できっと

距離は取るであろう

エスカレーターでは

瞳孔を開く様な

目にするポスターが近づいては離れて…。

恋人達は寄り添い　並んだ輝かしいジュエリーを見て回り…

恋人のいない人は

何故かクリスマスまでにはと

不思議なこの世の価値観を持っていたりしながら

多くのケーキ　大量生産

骨つきの鶏達は多く食卓に並ぶ時…

どこもかしこも賑わうクリスマス…

こんなにもクリスマスは多くの人々にお祝いされる日なのです｡

なんて祝福された日なのでしょう｡

ですが

知っていましたか…

小さな赤ちゃんが飼い葉桶で静かに眠っていたことを…

その子は

全ての罪を背負い

十字架にかけられるが

この世の光として

父なる神の愛によって

この地に与えられた子…｡

【いと高き所に栄光が神にあるように。

地の上に平和が　御心にかなう人々にあるように。】

恐ることはないのです。

素晴らしい喜びを知らせに来たのです。

今日ダビデの街で

あなたがたのために

救い主がお生まれになりました。

この方こそ

主　キリストです…。

あなたが雑踏の

ぽっかりとした白い息を見上げた

その賑やかな街の片隅で

静かに

地の上に

鼓動が聞こえ始めたのでした…｡

シャローム…