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[私が紅を纏うとき]


私が紅を纏うとき…


それは




十字架の購いの


血潮を噛み締めるとき…。





それは


ある意味


神の戦いに

覚悟して
交えた

聖書の内にある

勇士とまでは なれないとしても






そうですね…

何故か


ギデオンの様に

たとえ
弱くて
隠れていたくて


臆していたとしても


主の御声は


優しくも容赦なく


私の心の
血管の濁りを

サラサラと


流すように


さまざまな
言葉を促す…。






かつて私はモノゴコロついた頃から
あかは苦手であった…。


そして血を見る度
悲鳴をあげては

貧血を起こしてしまうほど
怖かった…。


大人になって訓練していく様に
はなっても


気が遠くなるのは
変わらなかった…。


ストレスにさえ感じていた
その色は

私の拘りで

家の中にあかいものが
ひとつもなかったけれど


十字架を受け入れてからは

その恐れや違和感は


そう


何故だろうか



自然と
消え失せていた…。



そして


今では

その色も受け入れる様に変えられていった…。




そして

長い月日が流れ…

ある節目に差し掛かる時


それは神の時なのだろうか…


そういう時は何故か

あかを好む事に気がついていく…。


受け入れられなかったはずの色を
この身に纏うとは


自分でも不思議であった…。



血の色…



罪人をあがなった色…


私の罪のゆえに

十字架の血が滴り落ちて…



鞭で肉がさけて

血しぶきが飛び散る…。



血の汗を流し切に祈った方は


私のすみずみまで

隠された濁りを知っていた…。



十字架の悩みは


我が罪の為なり…。






ついてくる
覚悟はあるのか…


示す道は

忍耐が生じるが



ついてこれるか…。

.
..


主よ…


私は


正直

怖いです…。


あなたの示しの言葉に
私は耐えられるか



不安です…。




主よ…

どうか

あなたが


十字架の向こうを見ていたように


私を
変えてください…。



海の上を歩いても
いかにも沈みそうな不安な
足元を見るものではなく

遠くを見る眼を私に与えて下さい…。


.

..,


そうして


私が


選んだのは…


いつもはどうしても

選ぶことのない
かつては
恐れた


血の色だった…。



今では

その色は


私にとって

いのちの色となった…





十字架を仰ぎ見て

決心して行く

覚悟していく…





そんな時

真っ赤に染まる


血潮の色を



ただ

ただ…


私は
身に纏う者なのだと


この時に

知るのだった…。


.
,


主ヨ



アナタガ

ワタシヲ

ツツンデ

護ッテクダサイ…





あなたの


迸る

あの
十字架の


紅い

血潮で…。
































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