「お姉ちゃんみたいになりたい」異年齢で学ぶということ。
プレ開校二日目は、18歳のお姉さんと8歳10歳の女の子が参加してくれた。18歳のお姉さんMちゃんは、県北から二時間もかけて電車とバスを乗り継いで来てくれた。ここのねに参加するのは二回目。一回目は、お母さんと一緒に大掃除の作業を手伝いに来てくれ、「またここのねに行きたい!」とずっとこの日を楽しみにしてくれた。
小学生の女の子たちは、来て早々「おねえちゃんはまだ!?」とわくわくしている様子。前日の活動のときに、「明日は18歳のおねえちゃんがここのねに来るよ」と話していたので、初めて会えるのをとても楽しみにしていた。
「じゃあ、バス停までお迎えに行こうか」スタッフももちゃんと二人はMちゃんをお迎えに行った。
(畑の近くのありの巣を探してから…出発♫)
ちょっと緊張気味のMちゃんとすでにお姉さん大好きになった2人がウキウキで帰ってきた。みんなが揃って、朝のミーティングをして。
「粘土したい!」の一声でみんなでお粘土タイムに♬好きな絵の具を混ぜてこねこね。
(お船とししゃも)
黙々と誰かを作っている10歳のAちゃん。「おばあちゃん作っているの♬」
どこのおばあちゃんかと言うと、ここのねの隣に住んでいるおばあちゃんだった。
「昨日、おばあちゃんちのひよこと、わんちゃんを見せてくれたから。」
そのお礼におばあちゃんそっくりに作った粘土の作品をプレゼントしたいという。優しい気持ちにほっこり♡
スタッフももちゃんが愛犬のまるちゃんも付け加えてくれて🐶さっそくおばあちゃんのところへ。
「え、これ私??もらってもいいの?わー!まるちゃんもいるわ。嬉しいなぁ。」
とっても素敵な笑顔で喜んでくれたおばあちゃん。お礼にとニワトリが生んだ生みたての卵をくれました。
生みたての卵は温かくて小さくて。「ひよこが生まれるかもしれない!」と大事にとっておく子どもたち。
学校の近くに、こうして温かく見守ってくださる地域の方がいることに心から感謝の気持ちでいっぱい。
(犬のまるちゃん♡可愛いねぇ)
途中から、佐伯市の方からお母さんと一緒に小学生の男の子も参加してくれ、けんだまやボードゲームで盛り上がります♫
お昼ご飯を食べて、ゆっくりしていたら…場所づくりのときに私たちにたくさんアドバイスをくれた「DIY大好きお母さん」がサプライズで来てくれ、「プレ開校おめでとうーーー!!」と手作りマスクをプレゼントしてくれたーーー( ;∀;)
(こんなにたくさん❗️)
しかも、スタッフが好きな絵本をあらかじめリサーチして、その柄を集め、キッズ用も大人用も作ってくれていた…!!「ここに来て人に配ってね。」って…有難すぎる…!!
(本当にありがとうございます✨大切に使わせて頂きます✨)
午後からはスタッフこうちゃんと公園に行くチームとここのねでけん玉をするチームに分かれ、それぞれの時間を思い切り楽しんだ。
「おねぇちゃん、来てきて」
「おねぇちゃん、これしよう」
一日中、お姉さんにくっついて離れない女の子二人。
お姉さんの作る粘土を真似して作ってみたり、お姉さんの描く絵に感動したり。
「おねぇちゃんみたいにやってみたい❗️」
10歳上の憧れの存在。2人のお姉さんを見る目はキラキラしていた。
Mちゃんがぽつりと言った。
「私、自分の思っていることをはっきり伝えるのが苦手なんです。」
自分の思いをストレートに伝えてくれる女の子二人に囲まれて、Mちゃんはどんなことを感じたのだろう。
「一眼レフ買ったんです」
嬉しそうにピカピカのカメラで写真を撮るMちゃん。写真の中には、生き生きと遊ぶ女の子たちの姿があった
異年齢だからこそ。
自然と学び合える環境がそこに生まれる。
ここのねでは6歳から18歳までが一応の対象年齢。だけど本当は、大人も含めて、年齢関係なく、色んな人が学び合える場所になっていったらいいなぁと思う。
まだまだプレ開校二日目。だけどやっぱり、子どもたちから「ここのねでの学び」を実感させられる。
来週もさっそく5人の子どもたちが集まる予定だ。
次はどんなことが起きるんだろう。毎日がわくわくで毎日が気づきの連続だ。ここのねはまだ、はじまったばかり😊
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ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!