道に迷った先に

山陰をドライブ中、道に迷ってたどり着いた先に山陰本線余部鉄橋があった。福知山発浜坂行下り回送列車が走行中、最大風速33m/sの突風にあおられて客車7両が約41m下に転落、水産加工工場と民家を直撃した。車掌1名と水産加工工場女性従業員5名が死亡、6名のけが人が出た(失敗知識データベース参照)
炎天下の中、橋のたもとにある慰霊碑から橋脚を見上げた時、一瞬、日本海の猛吹雪とその中を走る電車が見えた気がした。今はコンクリートの橋脚に変わっているが、1912年に作られたその技術と吹雪と塩害との闘いながら、この橋脚を守った人たちの想いを感じる時間となった

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