【新・東カレデート】dine編：39人目:〇〇おじさん/その態度、見られてます。

＜データ＞
■職業：建築業
■年齢：40代前半
■年収：800万～

あまりインパクトのないプロフィールだったものの、結婚願望が「すぐにでもしたい」になっていたので会ってみた〇〇おじさん。（〇〇の理由は後述します）

待ち合わせのお店に着くとすでに飲んでいた。

写真よりは若い印象だったけど「子供っぽい」とも言える雰囲気だった。

〇〇おじさん「えっ、写真より若いね！」

「結婚願望はどうなの？」

夏緒「もちろんありますよー。積み重ねていった先が結婚だったらいいねっていうより、結婚を前提に向き合える相手と出会うのが理想です。」

〇〇おじさん「だよねだよね！俺もそう！わかるわぁ～。」

京都っぽい関西弁で話かけてくる。

「はい、俺の名刺。」

「なんでも聞いてよ。年収とかぶっちゃけ気になるでしょ？会社からもらってる給料は800万くらいだけど副業合わせると1000万は超えるかな～。」

「ところで今日以降会える日ありそう？」

・・・・展開、はやっ。

まだ挨拶から2～3言目くらいなのに〇〇おじさんのマシンガントークは続いた。

しきりに次回の約束を取り付けようと誘ってくるんだけど、こういうテンション本当に困る。正直、私は第一印象がこの時点であまりよくなくて積極的（？）な態度がちょっと迷惑に感じるくらいだったから。やっぱり、人間関係って呼吸が大事。

ファーストドリンクでも頼もうと店員さんを呼んだ。スパークリングとか泡系かな…と思い伝えようとすると

〇〇おじさん「あ、シャンで。」

店員「はい？」

〇〇おじさん「・・・あ、シャンパンでお願いします。」

何、「シャン」ってｗ

しかも通じてないしｗ！

食事をしながらもおじさんのマシンガントークは続いた。

「dineでは5人位と会ったけど、1人だけ気が合う子がいてね～。3回目会ったときに色々カミングアウトされてお互いにフェードアウトしたって感じだったかな～。2人でヴーヴクリコ4本空けるくらい酒飲みで楽しかったんだけどなぁ～。」

「今タワマンに住んでるんだけどインテリアこんな感じなんだよね～。物が何もないって感じ！」

「俺このブランドが好きで、最近これしか買ってない～。バックもコートも、これもこれも〇〇！」

「あ～俺パートナーに求める条件はセックスが好きな人かな。やっぱそれがないとさ～。」

おじさんの一方的なトークが続き私の話をする隙がなかった。

それでも会話になりそうな話題にはコメントを挟んでみたけど、人がしゃべってるのに話をかぶせてくるタイプで、私の声は度々かき消された。

独りでしゃべくり倒したいならYouTubeでもやってろ！！

まぁ多分どのシーンにおいてもだけど

人の話を聞かない人に対して好意とか信頼感を持てないな

と思った。最近このテの人多かったから特に(^^;)

ふうと小さなため息をつき食事を続けたけど段々と自分の顔が曇ってくるのがわかった。

これまでは「ちょっとないな」と思う人でもせっかくだから楽しい時間にしたくて態度には出さずに過ごすようにしていたけど、最近あからさまなハズレもおおいせいもあって「不愉快が理由で2回目は絶対ない」と思う人に愛想を見せるのもめんどくさくなってきた。こっちには正当な理由もあるのでむしろ険悪になってもいい。

口数が少なくうつむきがちになってきた私にさすがに気が付いたのか、おじさんの口数も少なくなってきた。気まずさを回避するためか「ちょっと仕事のLINE～」と言いながらスマホをいじりだした。今までデートでスマホをいじる人って見た事なかったけどね～。

ぽつぽつと会話をしていたら次のメニューが運ばれてきた。

店員さんがメニューの説明をする時は耳を傾けるのが普通かなと思ってたけど、おじさんはまたスマホを取り出してぽちぽちといじりだした。

さすがにこれはムッとした。

店員さんに態度が悪い人は嫌われるけど、これもその一種だと思う。

一生懸命メニューの説明してるのに、ぼけっとした態度でスマホいじってるってどういうこと！？

この人の浅はかさや幼稚さが集約された所作だなと思った。

〇〇おじさん「2軒目どうする～？まだ飲むよね？予約しちゃおうと思うんだけど～・・・。」

「そうそう、行こうとしてるここのお店さ、〇〇が××なんだよねー。」

人に問いかけといて話変わってるし。

夏緒「ああ、××といえば…」としゃべりかけた瞬間、

おじさんはまた話をかぶせてきて私の話をねじ伏せた。

かちーーーーん。

いい加減、、、、もういい加減コイツいいや・・・！

しかめっ面で黙り込んだ時ようやく「あ、で、××がなに？」とこちらにバトンを渡してきた。時すでに遅し。

〇〇おじさん「えっと・・・？」

夏緒「〇〇おじさんって、人が話してるのに話かぶせてきますよねー。人の話聞いてないでしょ？」とハッキリ伝えた。

なのに、言っていることがよくわかっていないのか「なんか、LINEいじってたからよくなかったんかな、ごめんな～、ほんまごめん・・・。」と筋違いな謝罪を繰り返した。

ほとんど口を利かなくなった私に「ごめんな・・・」とつぶやきながらお会計に立ち、長いトイレの末、席に戻ってきた。（多分席にいずらくてトイレで時間つぶしてた模様）

「ほんま、今日はなんかすんません・・・。」とうなだれた姿がエレベーターの奥に消されていった。

・・・・・・

姉「今日のデート、どやった？？？」

夏緒「最っ低。」

一部始終をLINEで送ってしばらくすると姉から返信が来た。

姉「この男の話美魔女さんにしてみたら、snackdineで〇〇おじさんって呼ばれてる有名人らしいよ！(笑)」