【もう一度動き始めたい時のちょっとしたコツ それは「気づき」と「受け取り」の連鎖がお互いに生まれることがきっかけとなるかもしれません】
「その名札に書いてある国はアメリカと日本ともう1ヶ国はどこですか?」
「インドネシアです」
「そうなんですね」
「実はインドネシアで生まれたので、インドネシア語が話せるんです」
「なるほど、それは貴重でこのホテルの戦力になるんじゃないですか」
「戦力になれればいいですけれど、まだ入ったばかりで・・・」
昨夜、ホテルにチェックインしたタイミングでのフロントの方とのやり取りです。
駅の案内所やデパート・ドラッグストアなどでも「中国語が話せます」「英語OK」などの表記を目にされたことがある方もいらっっしゃるのではないでしょうか?
僕も色んな場面で見ています。
アメリカや中国の国旗であれば、この人は「バイリンガルなんだ」「トリリンガルなんだ」で終わっていたこともあります。
ただ、僕があまり国旗のことが詳しくなかったこともあり、インドネシアの国旗を見て、「これ、どこだったかな?」と思ったところから、「それはどこの国ですか?」とちょっと聞いてみました。
それが最初の会話のやり取りです。
ほんの1分ほどの会話でしたが、「きっとこの場所には他にインドネシア語を話される方はいないのかな」と想像しました。
このホテルにはこの人が「インドネシア語を話せる人」としているという状況を作っているわけですね。
もしかしたら街に出れば話せる方は何人もいらっしゃるのかもしれませんが、この場所にはいないという状況は「この人でなければならない」という場面と将来的に遭遇する可能性があります。
この方、日本人だと思うのですが、「インドネシアで生まれて住んでいた」という体験が言葉を話せるにつながっているとイメージしました。
そして、その部分もあったかもしれませんが、お仕事をされています。
自分自身の中では当たり前のことかもしれないことが人を介したり、場所を介することで求められるというニーズの部分も含めて、「誰かに必要とされる」という場面はいくらでもあると思っています。
わかりやすい価値もありますが、その人にしか出せなくて、また知れ渡っていない価値もあるかもしれません。
その中で、その人がこれまで歩んできたものを大切(頭で考えるよりももう身体に浸透しきっていると言ってもいいかもしれません)にあらためて受け取ることでご自身でも変化を受け取れるのかもしれません。
さらにそれは一人で「価値」をただ出すだけでは中々循環とは行かず、相手がいて分かち合ってこその連鎖があっての目に見えるかたちになってくるのだと感じました。
あなたの中で持っているこれまでの体験や得意にできること。
もっと言えば何気に気軽にできそうなこともその枠に入ってくると思います。
それがここから誰かに分かち合ってみて、そこで誰かの喜びや感動、成長など人の「生きる」につながる部分に関わることができればどうでしょうか?
何気ない日常の中でのやり取りでしたが。ここに互いの良さを生かすことでの「循環」というキーワードを感じることができました。
『もう一度動き始めたい時のちょっとしたコツ それは「気づき」と「受け取り」の連鎖がお互いに生まれることがきっかけとなるかもしれません』
いかがだったでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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