#081 ミニマリストへの道 ✳︎夜中の号泣と捨てが進んだ話✳︎
こんにちは。
大福ちゃん(1歳)を育てている育休中のハルです。
最近捨てれない、捨てれないと思いながら、家の中を徘徊していた
私ですが、あるとき、急に捨てることが急激に進んだことがありましたので、シェアさせていただきたいと思います。
本日もよろしくお願いします。
午後6:30 夕ご飯の準備
その日は、節分で、私はキッチンで大福ちゃんの節分用のご飯を作りながら夫の帰りを待っていた。
夫は仕事が少し押したらしく今日は7時ごろの帰宅になると連絡があった。
いつもは6時半には帰宅するという夫婦での暗黙のルールがあるのだが、どうやら、難しいらしい。
最近大福ちゃんの夕ご飯は予定より遅れがちだ。6時半には終わらせて、19時半にはお風呂というスケジュールが頭には入っているが、間に合わないことが多い。
大福ちゃんも夜8時半就寝というスケジュールでいたが、それも夕ご飯の遅れに合わせて9時ごろまでずれ込んでいる。
母親の私がもう少し急いで夕ご飯を作ればいいのだが、ついつい6時を回ってから作り始めるので遅れてしまうのだ。
今日は節分。
Instagramには華やかな〜節分ご飯の写真に#手抜きご飯 #家にあるものだけ などどいうハッシュタグが添えられて投稿されている。
私は最近はもっぱらストーリーのみの投稿だが、今日は大福ちゃんへ作ったディナーをアップしようかと思っていた。
#節分ご飯 のハッシュタグから、自分が作れそうな離乳食画像を探す。いくつもでてくる。
そうか、鬼の顔を作るのが簡単で、わかりやすいのか。
鬼の頭を何で作るかがポイントだな。
そうか、そぼろで頭をつくったりすればいいのか。
だが、しまった。
そこで、今日は買い物に行っていないことに気がつく。
もう遅いし、寒くて出たくない。
ベビーカーに大福ちゃんをいれてつれていくとすると、とんでもなく時間がかかるから、もう、ある材料で作るしかない。
そう思って冷蔵庫を漁る。
鬼の顔の部分はお粥があるからそれでいいだろう。
他に使える材料はあるかな?
私はInstagramのこの写真と同じクオリティの料理を作ったあとに夫がすごいというだろうことと、大福ちゃんが笑顔で頬張る姿を想像し、軽くにやけた
。
午後6:45 夕ご飯を作り終えた
節分ディナーをつくり終えた。
夫と私が食べる分は、材料で手羽先の煮込みと野菜を同じお鍋で煮込んだものだ。お味噌汁もつくった。
煮卵も作りたかったが、買い物に行き忘れたので、卵もなかった。
ある材料で、頑張った・・・
これでいいのだろうかと思ったが、遅かった。材料がないのだからしょうがない。節分という意識があまりにも薄かった昼間の自分を責める。
幸いなのは、大福ちゃんはまだ0歳(この時点で)だから、どんな盛り付けをしようと、良い悪いの判断はできないだろうことだ。
午後7:00 夫はまだ帰宅しない
夫はまだ帰宅しない。
もう、大福ちゃんにご飯を食べさせなければならないので、写真をとって、節分ディナーを送っておこう。
・・・送信・・・・・・・と・・・・
午後7:05 夫からの返信
夫から返信がきた。
「爆笑した」
「もうすぐ帰ります」
爆笑?
失礼な。私の渾身の作品を。
私は大福ちゃんにご飯を食べさせよう。この節分ディナーを。
午後7:15 衝撃の写真
夫が帰宅した。
帰ってくるなり
夫「あれ、あの節分ご飯は?」
私「え?もう、大福ちゃんが食べたよ」
夫「めちゃめちゃ面白かった。おれ、爆笑したもん」
私「そんなに?」
夫「おもしろすぎた。友達にも送ろうかな」
私「え?ヤダヤダ、恥ずかしいから、やめてよ」
そんな会話をしながら、夕ご飯を食べ終わり、大福ちゃんをお風呂に入れて、大福ちゃんは就寝した。
午後9:00
夫「さっきの節分の写真さ、姉貴とお袋に送ったよ」
私「え?なんて?」
夫「俺が作ったんでしょ?っていわれた笑 違うって答えておいたよ笑」
私「え?なんで送るのよ!!やめてよ!!」
夫「おもしろいじゃん。あっ、あと、姉貴が作った節分の写真みる?夕食
」
私「見たい見たい!!!」
写真をみてみると、、、そこには、別世界が広がっていました。
キンパが、綺麗に盛り付けられた大皿と、大きなスープ皿に入ったスープ、綺麗にカットされたフルーツ、テーブルクロスが敷かれ、ランチョンマットの上には、上品なお皿と箸置き、素敵なグラスも並べられたテーブルコーディネートが写っていたのです。
義理の姉は、テーブルコーディネートが趣味で、料理も上手なのです。
それは聞いてはいたけれど、実際見たことはなかったのです。とてもとても素敵な盛り付けに、唖然としました。
私は周囲の友達に、こんな風に凝ったテーブルコーディネートをしている人はいませんでした。母も実姉も、そういうタイプではないのです。
初めて見る、身近な人のテーブルコーディネートに、本当に驚き、また、義理姉は3人の子供がおり、一番下はまだ一歳半です。
どうしてこんなに素敵なコーディネートをする余裕があるのか。と尊敬の気持ちはもちろん、私の心に強い衝撃を与えたことは、このテーブルの上には、義理姉が妥協して置いたものが一切ないという印象を受けたことです。
それくらい、洗練されていましたし、愛情が溢れていました。
テーブルコーディネートが好きなことも伝わりましたし、美味しい物を子供達に食べさせたいという気持ちも伝わりました。
身近な人の、素敵な写真は、私の心に、本当に強い衝撃を与えたのです。
午後10:00 お風呂での号泣
一人でお風呂に入りながら先ほどの写真について考えていました。
なんだか、地元の友達みんなが私大の同じレベルくらいの大学に行くと思って、自分もそんなつもりでいたら、友達の一人が東大に行った!!くらいの衝撃でしょうか。そんな経験ないけど、そんなかんじでした笑)
それは、先ほど書いた通りですが、そのテーブルには一切の妥協が見られなかったのです。
そして、私は思いました。ミニマリストになりたくて、物を頑張って手放してはきているけれど、全く手放せていないものがあったなと。
それは、親戚や家族からもらったものである場合が多く、自分は気に入ってないけど、捨てるのが悪くて捨てることができないものでした。
息子にもお下がりを沢山いただいたけれど、捨てるに捨てれないものが多く、気分はのらないけど着せてみたり、使用したりしていました。
それは、なんとなく悪いから、という気持ちでした。
そういった様々な物を妥協しながら家に置いて、本当は使いたくないのに使ってたことが、急に悲しくなってきました。
私は、持ち物にこだわっていたいという思いから、ミニマリストになりたいという側面もあるのに、それが、変な妥協で、ストレスを少しづつ溜めながら、まだ、物を所有しているんだと。
捨てる捨てると思いながら、
結局、沢山のものを捨てることができずに所有していたなと。
それに、自分で買ったものもそうです。
なんとなく捨てるに捨てれずに使っている食器。
もう、自分では使いたくないけど、使えるから使っていたものが、次から次へと思い出されて、私は・・・・お風呂で号泣しました。
出産後、旦那さんとの喧嘩以外で、初めてなきました。
午後11:00 捨てる女
お風呂から出た私がやったことは、大きなゴミ袋を持って、泣きはらした
赤い目で、家中を徘徊することです。
そして、今まで、気に入ってなかったけど、捨てることができなかったものたちを片っ端から、何も考えず、ゴミ袋に入れていきました。黙々と。
それはそれは、怖い光景だったと思います。
なんとなく、夫に声をかけられることも嫌で、旦那さんの方も見ずに無言で、ゴミを捨てている妻。
後日、夫からは、あの日、怖くて眠れなかったんだけど・・・・と言われました。数日間、怖くて、どうしたの?ともいうことができなかったとのこと。ごめん夫よ・・・。相当怖かったと思います。
一心不乱にしたので、あっとうまに、ゴミ袋はいっぱいに。
これまであんなに迷っていて捨てることができなかったのに、10分程度で大量のものを手放すことができました。
後日 思うことには。
ミニマリストになりたくて、物を減らしたくて、自分の満足できる生活がしたくて、物をどんどんと減らしていたのに、捨てが進まないものがありました。
それが、頂き物と、使いたくないけど使えるもの達でした。
実のところ、あの大きなゴミ袋ですてたものに何がはいっていたのか、今となっては、ほとんど思い出せません。
あんなに捨てたのに、数週間経った今、必要だったものが一つもなく、思い出せるものは数点のみ。
そして、これまで抱えていた、捨てたいのに捨てることができないというストレス、使いたくないけど使っているというストレスが、一気になくなりました。
まだ、正直、家にはまだ、捨てるかどうか迷っているものはありますが、それでも、自分の「捨て活」は、一晩にして、とんでもなく進みました。
今になって思うことは、お気に入りでないものを妥協して使うことは自分を幸せにしていない、ということです。
なんのために「捨て活」をしているのか。
自分のためです。
あのテーブルコーディネートの写真が、私に与えてくれた衝撃を時々思い出しながら、3月末まで、「捨て活」を頑張っていきたいと思います。
最後に、私が作った節分ディナー離乳食の写真をどうぞ。
両脇にあるのは、手羽先の煮込みです。
棍棒に見立てたところがポイントです・・・。
この写真が、ある意味、皆さんに衝撃を与えることになるかもしれないと思いつつ、今日は終えようと思います。
それでは皆さん、本日も「捨て活」頑張っていきましょう!!
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