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「枝から枝へ」2024年4月12日の日記

・今日とて快晴。母がたまたま休みだったので、病院に送り迎えしてもらう途中に公園に寄ってきた。

・どこを歩いても桜、桜、桜。ソメイヨシノも枝垂れ桜も、山桜(と思われる、花と同時に赤い新芽が出てくるやつ)も咲いている。そしてヒヨドリ、ヒヨドリ、ヒヨドリ。甘いものが好きで、花の蜜を求めて集まってくるらしい。枝から枝へ飛び移る姿は最初は可愛らしく見えたが、どこにいてもけたたましい鳴き声が聞こえてくるのでだいぶ憎たらしくなってきた。ついでにガビチョウのうるささもかなりのものだった。

・最近、目も耳もすっかり鳥発見アンテナと化してきている。バイトからの帰りにはツグミを発見した。母と歩いているときはお互いずっと鳥のことばかり考えていて、小さいシルエットを見つければ静止して目を凝らし、うぐいすのさえずりが聞こえれば「今聞こえた!!」と歓声を上げ、自転車を押す音やブランコを漕ぐ音さえ鳥の鳴き声に聞こえる。末期だ。

・鳥を見る趣味ができると、視力が回復する気がする。回復してくれ。あわよくば視力2.0とかになりたい。


・帰りの車の中で、共同親権制度が法務委を通過してしまいそうだ(してしまった)ということを母にぽろっと話した。先月パレスチナのデモに行ったことも話してなかったくらい、家庭内であまり政治の話をするのは気が進まないのだが、話しておく方がいいだろうと思った。母はそんな制度ができそうになっているということも全く知らなかったようなのだが、話を聞くやいなや「絶対良くないよ、人死ぬよ」と怒った。Twitterも何も見ないで「人死ぬよ」という言葉が出てくるくらい、知れば多くの人が「それはやばい」と思う制度なんだな。オンライン署名もしてくれた。


・母もそうだけど、岸田政権のことは猛烈文句いうのに、安倍晋三については「あの人はよく頑張ってた」みたいな、なんだろ、アスリートとか、天皇とかに対するみたいな扱いをするのがわからん。岸田政権のやっていることはかなりやばいが、その下地を作ってきたのは安倍晋三による長期政権じゃないか。基盤をぶっ壊さない限り、もう誰が総理大臣になっても良くならない。
・今の日本は末期がんみたいだ。穏やかに終わりに向かっている。せめて緩和ケアだけでも受けさせてほしい。

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