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つらい時に読む処方箋

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つらい時、心が苦しい時、どん底だった誰かリアルな体験は生きる力になる。私自身が体験したこと、感じたこを綴りながら読んだあなたの心が少しだけ軽くなる、処方箋のような文章を綴っていき… もっと読む
死にたくなったら、消えたくなったら、つらくなったら、何度でも読み返したくなる文章を残していきます。… もっと詳しく
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「死にたい」気持ちとサヨナラできたのはいつなのか?

私が自殺未遂を経験して、もうすぐ18年目の季節を迎える。 現在は結婚して、子供もできて、こうやってただ文章にしていくと、ある人たちからは 「立ち直ったんですね!」 「うつや死にたい気持ちから、解放されたんですね」 といった善意の『よかったね』という言葉をもらうことが増えた。 確かに約18年前のあの頃に比べたら、今は本当に頑張っているし、たくさんたくさんできることが増えたし、何も知らない人から見ると「ごく普通の家庭のごく普通のお母さん」に見えるんじゃないかな?と自分で

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5年間名前のつかなかった病

飛び降り自殺をするほど苦しんだが、私には約5年間はっきりとした病名が告げられることはなかった。 安定剤は飲んでいた。睡眠薬も手放せなかった。頓服として体の動かなくなるほど強い薬まで処方されていた。 でも、それでも私には病名がつかなかった。 今回はそんな『名前のつかない病』に苦しんだ5年間を綴っていきます。 なぜ精神科の病気には病名がつきにくいのか? そして、なぜ私自身が病名にこだわっていたのか? 最終的にはどんな経緯で病名がついたのか? 自分のことに置き換えつつ

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這い上がる勇気と、留まる勇気

よく自己啓発本には『どん底にいるなら、這い上がろう』『そこがどん底なら、後は登るだけだ』と書いてある。 私もメンタルが一番ヤバい時は、そんな自己啓発本に影響されて『今がどん底なら、後は登るだけ!登るだけ!』と呟いていた時期があった。 だけど、それは私にとっては結局、下へ、下へと、どんどん転がり落ちる言葉になってしまった。今回は「這い上がれ!」「どん底なら上がるだけ!」という言葉が苦手な私が考える留まる勇気について。

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