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占星術と私

数年前実家に帰ったとき
小さいころ大好きでよく読んでいた本を見つけた
ボロボロに擦り切れいていたし、本のカバーもなく
むき身のままの1冊の本

お世辞にもきれいとは言えないその本は
1冊の女児児童向けの星占いの本でした。

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一冊のその本の内容は細かくは覚えていないけれど
占星術にまつわるギリシャ神話のお話とその星座の特徴などが書かれていた本でした。

おひつじ座にまつわるギリシャ神話の話から始まり
うお座のギリシャ神話で終わる12話の神話と

基本的には女児向けに書かれた本だったので、それぞれの星座に関する女の子はこんな子だよ、ということがいろいろと書かれてあり

当時は今のように月星座は、とか金星の星座は、なんてことは書かれてはおらず、太陽星座をベースにして読んでいく、そんな本でした。

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私は太陽星座がみずがめ座だったのでみずがめ座のページを見るしかなかったのですが、みずがめ座の女の子のページにかかれた子のイラストや特徴を見るたびに、憂鬱な気持ちになっていました。

顔はとにかくクールだし、ショートカット。
セーラームーンに出てくるセーラーウラヌスっぽい女の子のイラスト。
当時の女の子が一般的に憧れる女性像からは外れているような感じがして
「なんで私はみずがめ座なんだろう。。。」なんて、どうしようもないことをよく考えていました。

おとめ座のようなおしとやかな女性だったり
てんびん座のようなおしゃれな女の子だったり
うお座のような守ってあげたい女の子だったり

そんな自分ではない女の子たちにたくさん憧れて、うらやましいなぁと思う日々。
それでもやっぱり、ボロボロになるまでその本を読んでいたのは理屈抜きに星占いが好きだったし、わくわくしてたんだと思います。

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でもいつしかそういった
不思議な話とか目に見えないものって普通じゃないんだって気づき始めて
そっと封印していきました。

本当は星占いや不思議な世界が大好きだってこともなかったことにして
そういうの全然興味ありませんみたいな顔して生きてきて

そしてある日、冒頭の実家に戻った時の話に戻るわけです。

私は小さいころからこういった目に見えない世界や不思議な話が大好きで
ごくごく身近な昨日見た月9と同じくらい身近な存在だったこと。
もっともっと知りたいって思ったこと。
そして、もう、こういうのが好きだってことをないことにしたくないなってこと。
そんなことを思い始めて独学で、占星術の勉強を始めてみたのです。

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