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【参考書レビュー】難関大に合格する 英文解釈 Code 70 杉村年彦

正統派すぎて笑ったぜ



雑談

 うちの近くの本屋さ、学参の品ぞろえがあんまり良くないんだけど、難しめの英文解釈の本だけやたら充実してんの。まじ面白い。英文解釈ガチ勢が絶対にいる。

 っていうことで買ってきました。最近は、英文解釈系の本がどんどん発売されていますね!喜ばしいことです!


中身

+全部で256ページでまあまあある。

+大きくは2chapterに分かれている。chapter1は「精読ルールを理解せよ!英文解釈のEssential Codes」、chapter2は「和訳で満点をねらえ!合格へのPractical Codes」になっている。プラスで英文速読のSecret Codesの形のコラムに近いものが10個ある。

+最初に英文があり、下に「訳す」以外のクイズがあります。たとえば、SVはどこ?みたいな。これによって、訳すだけで終わらない英文解釈の大事なポイントの確認ができます。これ良いね!ポラリスもそんな感じのあったよね。

一番下には、単語とヒントがあります。ここをまあカンニングして解いても良いよね。

+ポイントは、難関大が好きそうなポイントばっかりが集まっていますね。まあ過去問を使ってるからそりゃそうか。例文にも過去問使っているの良いね!例文もしっかり読むとなると結構なボリュームになると思う。

+講義の最後にSVOCを振っている構造図があり、ポイントも載っている。(※すべての文に載っているとは限らない。長い場合は下線のところだけになっている。)

+本の最後にはcodeとして学んだルール一覧が載っている。

良いところ

+最初に書いてある英文解釈を学ぶべき5つの理由が良い。まじで熟読してください。

+説明に関しては難しいレベルの参考書にしては結構丁寧。まず、しっかりプロセスを言語化がしているのが良い。また「間違えた読み方」にあえて言及した解説がなされている。これがこの本の良い特長。→よくさ、「意味的によくないよねー」って解説がたまにあると思うんだけど、それって府に落ちないよね。でもこの本はそこをしっかり書いてあるからかなり丁寧な印象。他にもなぜダメかの解説がたくさんあって、GOOD!!! 

+定型表現にかなり言及している点。解釈だから、もちろん、考えるのは大事なんだけど、もともと知っていればすぐに解決するからね。

+訳出に関して簡単な解説がある。なぜこう訳したかなどがあるので、便利。

+同じ問題がまた出て来るので復習になる。

+全体的にこの本はバランスが良い。今までの有名な参考書の良いところを踏まえつつ、それをわかりやすくアップデートされた感じ。

 →リー教らしさが存分に入っていますね!

注意するところ

+音声はない

+今まで感覚でやってきた人は合わないかも。結構理論チックに説明する箇所があるから、メンドイとか思っちゃうと合わないかもね。

+訳が少し見にくい。囲んでくれるとよかったなあ。場所もちょっと変えてくれたらなあ。

+この本は、思っているよりは、普通のレベル(マジ難がない)になっているので、この本で学んで過去問だったりをやり込むのが大事。※普通レベルって書いたけど、みんな間違うところだからね。
 ←なんて言えばいいのか難しいんだけど、なんだろう… 難関大としては普通レベルって感じ?ほら、難関大のヤバみが高い問題を集めました系の参考書あるじゃん?それではないってことね。

対抗馬

たぶん対抗馬は、解釈ポラリス2だね。

個人的には、code70の方が好きかな。code70やって、ポラリス2の代わりにThe Essentialsかなー。まあ好みの問題だけどね。ガッツリレベル上げたいならcode70、とりあえずなんとかしたいならポラリス2って感じかな?


その他

+肘井学の読解のための英文法難関大編と同じ英文が出てるね。比べてみると、訳や解説のなども楽しめるので確認すると良いですよ。

+カバー外すと真っ黒でオシャレになる。オシャレになるのに、かんき出版(学参)のかわいいペンギンのロゴマークがあっておもろい。



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