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絶対に投資してはいけないあるモノとは?

恥ずかしながら私はこれまで数々の投資の失敗経験があります。
(こちら参照)

そんな私ですが、最初から絶対にやらないと決めてる投資対象があります。

それは投資信託は買わないということです。

データを見ますと実に投資信託に流れてる金額は数兆円を軽く超えます。

2020年現在、とてつもなく多くの方が投資信託を買い込んでいることは、改めて言わずとも周知の事実でしょう。

いわゆる地方の年配の方を中心に銀行や証券会社の付き合いのある方々が、懇意にしている銀行員の誘いに乗って、分配型の投資信託などを中心に、買わされています。


私の知り合いにも、銀行を辞めた方が数名いますが、辞めた理由はほとんどは一緒です。

それは自分がいいと思っていない金融商品を客に売りつけなければいけない精神的ストレスに耐えられなくなってやめたという内容です。

自分が良いと持っているものならいくらでも客に勧めることはできますが、

*この商品は損するかもしれない
*この商品はどう考えても販売側が得するためのものだ

そのように思っても銀行員にはノルマが与えられおり、その達成のために心を鬼にして、上司が指定する金融商品を売らざるをえません。

「残念ながら一部証券会社が、営業員主導で高齢顧客に外国株取引などを高頻度で繰り返させていた」
(7月14日の金融庁と証券界との定例意見交換会より)

金融庁と証券界の意見交換会でのこれら一言からみても、当局からははっきりとした懸念を感じます。

銀行の今と昔で、収益構造が変わってきました。

銀行はかつて(今もかもしれませんが)、地域に根ざし経済の活性化のための潤滑油の役割を担っていました。
いわゆる社会の善である存在です。

積極的に中小企業に融資をし、融資を受けた中小企業はその金で商売を大きく発展させ、しっかりと利息を返していくー

このような動きこそが70年代80年代の日本が発展するとき、活発に積極的に行われていました。

金利も良かったため銀行は客から資金を預かりその資金の債券購入にまわすだけで十分な利益を得ることができました。

しかし今はご存知の通り超低金利時代。

銀行も客からお金を預かったところで、直接お金を増やすすべがありません。スルガ銀行が投資用の不動産融資で、大規模な不正が発覚したのはつい最近のこと。

方向は間違えていましたが、銀行はこうでもしないと生き残れないくらい、収益機会を探しているのです。

利益を生むには、すでに顔がみえる金融リテラシーの低い個人客相手に、投資信託を巧みに説明して売りつけ、手数料を取るのが一番手っ取り早いわけです。

100歩譲って投資信託自体を真剣に検討したとしましょう。

しかし、投資信託という商品は、原則日本経済が上昇に賭けるものしかありません。

つまり日本経済が下落する際、平たく言えば、日経平均の下落を狙って儲けを設計している投資信託は存在しないと言えます。

これは銀行が企業の成長を支えるという前提に立っているからです。

仮に資産運用だとしても、ヘッジファンドであれば、「あの企業の業績が悪いから決算発表の前に空売りを仕掛けてやろう」という形の、機動性の高いポジションを取ることができます。

つまり株の下落(経済の下落)を収益の機会にすることが可能です。

ところが銀行は建前上、社会正義のためにあるわけです。
取引先や融資先の企業の業績が悪いからといって、そういった事前の情報を利用して金儲けはできません。

つまり「あの会社の株は下落するだろうからショートポジションをもとう」といった投資信託が仮にあっても、立場上販売はできないわけです。

このように投資信託は、日経平均が上昇する時にのみ利益が出る構造を持っています。裏を返せば下落傾向の際には必ずマイナスを生むものでしかありません。

日経平均が上昇する時にしか儲けられないとわかっているなら、わざわざ複雑な手数料が組み込まれてる投資信託を買わず、例えば日経平均連動型のETFなど上場指数を買えばいいわけです。

その方がいつでも辞められるし、手数料も圧倒的に低いです。

このように、どの方面から何とかいいところを見つけようとしても、どこにも投資信託を買う理由が見つけられません。

だから、投資信託だけは買ってはいけないのです。私が何千億円持っていても、1円たりと投資信託を買うということはないでしょう。

今回は買ってはいけない投資先としてと信託について説明しました^^


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