黄水晶は、太陽の恵みを受けた石である。
太陽は生命の活力の源、全ての生き物に必要なエネルギー源だ。
この石も同様に、あなたに生命力を与えるだろう。
生きる力とは、肉体の強弱ではない。
長く咲き続ける花もあれば、一夜限りで散る花もある。
命の燃やし方は、生命それぞれだ。
生きる力とは、貴方が太陽に向かって歩いているかどうかである。
うつむいて、足を引きずりながら歩くのは、生きているとは言い難い。
頭を上げて、最期の一瞬まで命を燃やすことが、生きている証である。
命の長さも、過去に何を成し遂げてきたかも関係ない。
あなたがただ前を向き、太陽に向かって歩き続ける限り、生命の輝きは最期の瞬間まで衰えない。
だがもし、肉体の衰えを感じたり、精神状態を脅かすようなことが起こり、どうしても歩く力が湧かない時には、死んだように眠ることや、こんな石の力を借りるのも良いだろう。
あなたが真に枯渇しているなら、石を手に取ればすぐに、あなたの中に暖かいエネルギーが注ぎ込まれていくのを感じるはずだ。
肉体の核を目覚めさせ、頭の中に立ち込める霧を晴らし、冷えた心を暖かいもので溶かしていく。
そして、孤独だと感じていた魂も、多くの見えない愛を知るだろう。
満たされたと感じたら、腹一杯旨いものを食べ、また歩き出せ。
他の生きとし生けるものと肩を並べ、太陽に向かって。