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人間の一貫性という矛盾

はじめに

人間は、他者に一貫性を求める。
仕事の場においても、筋が通っていないことは、嫌悪感を覚える。

社会生活を送る人間にとって、一貫していない言動は、秩序を乱すリスクになる。
自分自身に対しても、「言ってしまった」ことは「やろう」とする心理が働く。

人間は、多面的

ただ、事実として、人間は一貫していない。
どんなにビジョンが明確で、自分軸がある人でも、同じである。

人間は適用力がありすぎるあまり、時と場合に応じて、自分を変化させる。一貫性がなくて、むしろ当たり前だ。

超成功している経営者が「素直さ」について本を出す。「素直さ」について、社員に説いている。でも、実は愛人関係でグチャグチャであり、全く素直でないこともある。

全てにおいて、優しい人もいないし、逆に厳しい人もいない。

人との関わり合いにおいて、相手は、自分といるときの適応として、ごくごく一部の一面を、見せているにすぎない。
また、自分が相手に見せている面も、同様である。

一貫性を重視するあまり、相手のちょっとした態度に勝手に失望する人がいる。
また、自分に対しても一貫性を重視するあまり、”キャラ作り”しまくっているが故に、疲れている人もいる。

ビジネスの場など、ショータイムとして、一貫性を演じるのは、そういうものなので、しょうがない。

でも、相手に対しても、自分に対しても、一貫性を求めるのは、必ず、無理が生じる。

相手にも、自分にも、多面的な人間性があることを、忘れてはいけない。

まとめ

人に一貫性を、求めない

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