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安心と違和感


11月15日に帰国して約2週間経つ。
ポートランドにいた時は時間が経つのが凄く遅くて、"まだ2週間"と感じていたのが、日本に帰って来てからは"もう2週間"だ。

良い意味でも悪い意味でも人と一緒に時間を過ごす事が多くなったからだろう。


正直、心残りがいくつかある。

仲良くしてくれた学校の友達や先生にちゃんと挨拶出来なかった事、教えていた子供達に先生は日本に帰るってちゃんと言えなかった事、チームメイトにやめるとしか伝えなかった事。

もちろん必要な手続き等はしっかりしたが、ちゃんと挨拶出来なかったのは少しだけ心残り。

プロを目指していると話していただけに、なんで帰るの?これからどうするの?と聞かれたくなかった。

環境とか、ビザとか、色んな面を踏まえての決断だけど。でもそんな事は行く前から分かっていた事だし、結局は自分の力不足が原因だった。
それを自分が一番分かっていたから、悔しくて、恥ずかしくて、情けなくて、なんか顔を合わせるのが嫌だった。


ただ、それでも前向いてやっていくしかない。


日本に帰国して最初の1週間。ご飯は美味しいし、気温は高いし、言葉では全く困る事はない。
安心が溢れていた。

2週間経った今、率直に言うと、アメリカに帰りたくてたまらない。笑
道で演奏してるストリートパフォーマンスもなければ、話しかけてくる変な人もいない。リスニング頑張らなくても横の人の話は嫌でも理解できてしまうし、単語を調べてから話しかける必要もない。
マリファナの臭いもしない。お金求めてくるホームレスもいない。拳銃下げてるゴリゴリの警官もいない。
なんか綺麗すぎて逆に疲れる。


苦労もないから感謝もない。海外で日本人というマイノリティになると人との繋がりが凄く大切なものだと気づいた。日本では日本人はマジョリティ。繋がっている事が当たり前の中で、その大切さに気づけない気がする。

アメリカでは色んな人がいて、自分というアイデンティティを凄く特別なものに感じていたのに、
今は大多数の中の1人で、なにかの中に埋もれていく感じがする。

このままアメリカで学んだもの(語学も含め)とか感じたものが、"自分"という入れ物の中から消えてなくなっていくのかなとか考えるとちょっと怖い。

まだ、スタバでトイレ行く時に荷物は持っていくし、生卵を食べるのもちょっと躊躇った。(美味しく食べたけど。笑)

さすがに2年くらい行っただけじゃ日本語が出てこないなんて事はないけど、旅行の後の「楽しかった〜!」という感情以上のものはある。
それはやっぱり実際に行ってみないと分からないものだと思う。インスタやツイッターで海外について聞かれるけど、まずは行く事をおすすめする。

行ったもん勝ちですよ。


帰って来て、就活始めて、これから自分がどうなっていくか全然見当もつかないのに相変わらずサッカーばかりしてる。
見当はつかないけど、不安なんてほぼなくて、期待と楽しみがほとんどを占めてるんは多分アメリカで様々な人生を歩んでる日本人を見てきたからだし、その人達皆が人生を最高に楽しんでいたからなんだろうな。

と、まあそんな感じで今週末も試合出るんで、暇な人は見に来てください。笑
あと鎌倉いるんでご飯も誘ってください笑

近況報告でした。


サポートして頂いたお金はアメリカで誰もしたことがないような経験と挑戦をする為に遣わせていただきます。どのように遣わせて頂いたかはnoteで必ず紹介します。よろしくお願いします。