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お前のプレーは"Too Comfortable “だ

ここ2週間、以前参加していたチームとは別のチームでメキシカントーナメントを戦っている。

今自分が所属しているチームは3つあり、その中でも1番クレイジーなチーム。

情熱のメキシカンリーグ編で書いたチームにも激しさはある。とは言っても戦っているのはリーグ戦で、負けてもそれほど痛くはない。
だがここ2週間の試合はレベルが違う。
負けたら終わりの一発勝負。
しかも賞金付き。

目の色がまるっきり違った。
「これはちゃんとやらないと怪我するな」

グラウンドに入った瞬間にそう感じた。


写真では綺麗な天然芝に見えるが、かなりデコボコ。
(監督はこれがメキシカンだ!と笑っていたが、、)

試合は30分ハーフ。ハーフタイムは2分。炎天下の中、1日に2試合をこなすというハードな日程ではあるが球際の激しさは以前と比べ物にならない。


以前のブログに書いた通り、メキシカンリーグに参加する理由は色々ある。

あえて今回のブログでは監督に言われたある一言を紹介したい。

「KokiのプレーはToo comfortableだね。もちろん上手いんだけどね」

サッカーをしている人は分かるかもしれないが、ようは"綺麗にやろうとしすぎてる"という事だ。

もちろん全てを納得した訳ではない。"お前達が下手くそすぎるからそう見えるだけやろ"と思った。

ただ少しだけ的を射た発言のような気もした。

日本人は基本的に小さい頃からボールタッチの練習をたくさんしているから、技術レベルはかなり高い。それはここアメリカに来てより一層に感じる。
しかし日本のサッカーが海外で認められるようになってきたのはつい最近の事だ。

つまり、世界は日本人が思っている以上に"器用な選手"ではなく、"戦える選手"を求めているのではないかと思ったのだ。

別に綺麗なボール捌きがいらないと言っているわけではない。それに頼りすぎてはいけないということだ。
時には強引に突破したり、相手をビビらせるくらい激しいディフェンスをしたりが絶対に必要なのだ。

こういう環境でやっていると必ずしも正確なパスが足元に来る訳ではない。でも、それでも強引にやらなきゃいけない。
"なんだかんだゴールに入っちゃった"これが海外の選手は本当に上手い気がする。
(もちろんそう見えるだけで理由はあるのだが)


昨年のトライアルからずっと考えてきたのは、日本人の良さをどう見せるかであった。
そのため綺麗にボールを止めたり、俊敏性のある動きを意識したりしてトレーニングをしてきた。

ただそれだけではダメなのではないか。

この"ダメ"という言葉が抽象的すぎてあまり好きではない。
正直、監督の言葉を完璧に理解したわけではない。そのため、このように書いたが、
「何がどうダメで、どうしたらダメじゃないのか」
を説明できるようになれば、ワンランク上にいけるような気がする。

言葉では上手く説明できていないが、この"Too comfortable”という言葉は自分の中に響くものがあった。

年末年始のトライアルに向けて、まだまだメキシカンリーグから学ぶことがあるのかもしれない。



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