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哲学者の娘との対話

おはようございます。
定時退社研究家のこきちです。

先日あった「世の中が【透き通る】経験」について記したいと思います。

ホモ・サピエンスは不幸な状態がデフォルト

年長の娘(6歳)の視点から見える世界を紹介しますので、皆さまにもきっと何か気づきがあるのではないかと思います。

ヤマハ音楽教室に帰り道に、娘が立ち止まって、ふとこんなことを言ったのです。

「パパ!いいことがあったら、必ず悪いことが起きるよね!」
「今日すごくうまくピアノを弾けたから、必ず悪いことが起こるよ」と。


私も昔までそう思っていました。
でも、そうではないんだと、あるとき気がついたのです。

「いいことがあったら、悪いことがある」これは人類が生存するために、脳に危機に備えるようプログラムされているのです。
サピエンス全史にもありましたが、ホモ・サピエンスは弱い存在であったことが長期間続いていたため、不幸な状態がデフォルトになっているのです。

いわゆる「幸せすぎて、怖い」というものです。

でも、現実はそうではないのです。

いい面を見るようにしたり、丁寧な言葉で接したり、正しい行いをしていると、決して【いいことの後に、悪いことは起こらない】のです。
ヘタに危機に備える思考になると、人生が楽しめなくなっちゃいますよね。

多くを与えられる人が本当に豊かな人

だから、娘には「楽しいことをしてごらん。楽しいことがきっとつづくから」と。そうすると、娘は「ママに、お花をプレゼントする」と言いました。


人を喜ばせるのが楽しいと感じるなんて、
「すごいぞ!我が娘よ!その境地に辿り着いたのは、つい最近だぞ!」と感嘆しました。


人と比べて、自分のすごさを示す必要なんてない。
ただ周りにいる大事な人に喜んでもらう。
こどもの頃は、こうした考え方ってもともと持っていたのかもしれません。
こどもの目ってすごく輝いて透き通っているんです。
素直に世界をとらえて可能性に満ちていてるんです。

でも、社会のなかで、生きていくうちに、比べられ、ふるいにかけられ、選別されて素直に生きられなくなってしまっている。
人より優れていると誇示したり、人を蹴落としたり、ワザと足を引っ張ったりしてまう。

本当に豊かな人って、人に多くもの・喜びを与えることができる人だと思うんです。

大人になる過程で社会で生き抜くために、いろいろな不要なものを身につけていく。
しかし、ある時から、身につけた不要なものを手放していく段階に入る。
最近は、ミニマリストという考え方が広まっています。
不要なものを手放し、本当に大切なものだけを残していく。
モノだけではなく、思考においても共通する大事なことだと思います。

どうしても避けられない人生の災い

ただ人生には、悪いことは必ず起こります。
これはどうしても避けて通れません。
でも、常に嫌なことに備えておく必要なんてないんです。
なるべく楽しく生きるほうが楽しいに決まっているんです。

娘との会話で、私は吉本ばななさんの『キッチン』の言葉を思い出しました。

「うまく口に出さないけど、本当にわかったことがあったの。
口に出したらすごく簡単よ。
世界は別にわたしのためにあるわけじゃない。
だから、いやなことがめぐってくる率は決して、変わんない。
だから、他のことはめちゃくちゃ明るくしたほうがいいって」

なるべくいい面を見て、楽しく生きたいですね。
こどもを目を通して、視野が広がったり、世の中が透き通るように見えることってありますよね。
以上、哲学者の娘とのやりとりの紹介でした。

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