ネイルしてるおじさん
時々みかける、指先に色のついているおじさま。
カラーでグラデーションになっていたり、模様がついていたり、見た目を気にしているのがわかる。
マジシャンみたく爪を整えなきゃいけない職業とかでもなさそうだ。
おしゃれだなぁと思う。
数年前は男性の化粧もあまり一般的でなかったと思うのに、最近は若い男性とか特に思うが、化粧直しなんてのをしていたりする。
肌を気にするのは美容と健康の意識の高まりなども関係するのか。
さて私が気に留めたおじさまたちは、指先を彩る。
正直、珍しいからこそ目に止まったし出会いを覚えている。
けれど、指先の見た目にこだわるなら、色があるのが楽しいとか、テンションが上がるとか、そういう楽しみは別に女性だけのものでなくていい。
ゲイ、性同一性障害、そういう方かな?とも思ったけれど。身だしなみ、お洒落、そういうものに性別は関係ないと思う。
どんな見た目だろうと、それはあくまでその人の趣味で、性的嗜好はまた別の話だよなと。
そりゃ、人を知るヒントくらいにはなるだろうけど、嗜好は、例えばお洒落、例えばどんな人を好きか、どんな恋愛、人との関係性が好きか、そういう嗜好は全部、人それぞれ。
目の前のおじさまのネイル、その柔らかな色味とグラデーションがあまりに好みだったから、ついつい色々想像してしまった。
美しい指先のあの人は、今日どんな一日を過ごすのだろう。
ネイルの優しいピンクに少しだけ気持ちが明るくなった。それだけで、きっと素敵な人かな、そうだと嬉しい、そう思って、嬉しくなった。
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