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小学校受験 願書作成の第3ステップ:文の組み立ての話

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こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

暑いですね。ただでさえ最近の夏は外で元気いっぱい遊べる日も少ないのに、こんな早い時期からこうも暑いと外遊びの機会がますます減ってしまいます。

現代の科学を持ってしてもどうしようもない気候変動を現代の科学のせいで拡大させてしまっているとは、なんとも人間の身勝手さを感じますよね。

自分たちで解決する術も知らないまま、自分たちで問題を作り出してしまっている…試験で解けない問題を先生が出そうものなら大バッシングだというのに。

ともあれ、それを享受している私も同罪です。未来への責任を大人が一緒に背負わねば、ですね。

さて

今日は、引き続きご自身で頑張る方のため、願書作成のステップ(続き)を書いていこうと思います。

これまで
第1ステップ:「学校の好きなところ」と「その理由」を書き出そう
第2ステップ:「子どもにどうなってほしいか」と「その理由」「そのために家でやっていること」を書き出そう
という段階を経てきました。

そして、今回は第3ステップです。

第2ステップで書いた「期待すべき我が子の未来像」に"役立ちそう"な、あるいは"影響を与えそうな"ものを第1ステップの中から選びます。

線繋ぎです。

繋がれば繋がるほど、学校とご家庭の教育方針が一致しているということになります。

もし一つも繋がらないとしたら、学校とご家庭の教育方針が合致していないということかなと思いますので、私ならその学校は受験しませんが、あえて受験するという決断をされるのであれば、ご家庭の教育方針を少し寄せて書くほかありません。(学校の事実を捻じ曲げるわけにいかないですからね。)

ただ、教育方針が合致していない学校に、可愛い我が子を6年間も通わせるのはしんどいですよ、とだけ付言しておきます。

話を戻し、線を繋げたあとの話。

線を繋げたら、あとは願書の形式に文を組み立てていくだけです。

ちなみに、線を繋げた段階で、既に幾つの面接対策ができていると思われますか?

「当校のどこに魅力を感じているか」
「当校で子どもにはどのように成長してほしいか」
「当校に期待することは何か」
「家庭の教育方針」
「当校と家庭の教育方針はどう合致しているか」

少なくともこのくらいはピックアップできていますね。
"ここはしっかり答えなくてはいけない"
が詰まっていると思いませんか。

なので、願書うんぬんの前に、この作業をやる意味は大いにあります。ぜひ、桜井に騙されたと思って試してみてくださいね。

そして、いざ願書となると、これを纏めなくてはなりません。

その際に、大切なことは削る勇気です。

愛があればあるほど、これも好き、あれも好き、と愛のてんこ盛りになりがちです。

確かに、学校側は、愛を惜しみなく伝えられれば嬉しいでしょう。

ただし、時間があれば。

そう、願書という限られたスペースの中で心に届く愛の言葉を伝えるには、一番好きなところに絞って(正直に言うと、一番使えそうなものに絞って…)、そこを深く深く伝える必要があります。

だって、薄い愛情を重ねられるより、たった一つ「あなたのここは、私にとって他に代わりがいません!だって、そこは私が一番大切に思うところだから!あなた以外は考えられない!」と深い愛をドーンとぶつけられた方がインパクトもあると思いませんか?

パンフレットやインターネット検索で探して見つけられるようなことを縷々綴られるよりも、自分で見て、感じたことを含めてしっかり伝えた方が「こんなに見てくれてるんですね!」と感動するものです。

ですので、勇気を持って余計なものを捨て、至極の1つを選び抜きましょう。

文の組み立て方法で、比較的に組み立てやすいものを大きく分けて2つ紹介します。

まずは、
「私は貴校のところのこういうところがとても好きで、ここで育ったら子どもはこう育っていくと思うのよ。だって、貴校のこのカリキュラムは、実際こんな素敵な児童を育てているじゃない!私の子どももそんなふうになってほしいの。だって、そうしたらこんないいことがありそうでしょう?だから、ぜひ貴校で育てさせて!お願い!」
という、ご家庭の教育方針から始めて、我が子の未来像を伝えるパターン。
太字の部分が、いわゆるエピソードというやつです。


もう1つは、
貴校でこんなことがあったわ。それって、貴校のこういうお考えからきているのよね。しっかり子どもたちに伝わってると思うわ。うちもね、こういう子を育てたいと思って、今までこんな取り組みをしてきたのよ。でも、これから大きくなる我が子は私たちだけではどうにもならないわ。お力を貸してくださらない?」
という、学校のエピソードから入り自分の体験も含めて話すパターン。先ほどは未来像を描いていたのに対し、こちらは現在にスポットを当てています。
こちらも太字の部分はエピソードです。

上の例を見ると分かる通り、エピソードというのは、「学校に関して見たり感じたこと」であったり、「我が家の教育方針のためにやりたくて日頃からやってきたこと」であって、どこかに出かけたり、特別な経験をさせたり、そういったことではないということです。

ふざけて書いたような例文ですが、かなり大真面目にお伝えしているつもりです。

そして、ここから、どうやって美しい日本語に変換しながら字数制限内に収めるか…それは、もうご自身の感覚と教養を総動員してどうにかするしかありません。(なにせ、一人一人の書くことが違うので何とも💦)

ただ、私から言えるのは"ものは言いよう"ということで、本旨さえズレなければ、表現力次第で結構いい形になります。

謙虚な気持ちを込めるためなのか、マイナスの言葉を入れてしまう方がいます。

愛を伝えるために、わざわざ自分のマイナス面を伝える必要はありません。もし伝えなければならない場面なら、長所で覆い隠せるようなものを選びましょう。誰も好き好んで、マイナス面が大きい人の愛をあえて受け入れたくはありません。

ここまでお読みいただいても、もしどうしても願書作成に悩まれた方は、個別相談でご相談くださいね。
一言一句の手入れはできませんが、全く纏まらない話の方向づけは可能です。
ああでもない、こうでもない…と話しながら、書くべき内容を見定めていきましょう。


コキアで既に願書をご依頼くださっている方は、どうぞ安心してこのまま準備を進めてくださいね。
コキアに頼んでよかった!と言っていただける願書が完成しますよう、私の方でも万全の準備をしてドラフトをお待ちしております。

長いシリーズのお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回から、また通常営業に戻ります😊


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