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小学校受験 合否を超えて得られるもの

※2023年10月にアメブロで投稿した記事のリライトです。

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

今日は、一つ前のnoteの末尾で書いた「合否を超えて得られる成果」って何だろ?という話をしようかなと思います。

最初に誤解のないように言うと、「別に合格しなくてもいい」という意味では全くありません。

私自身が数年前まで受験生の母でした。
「何としても」と思っていたし、「どういう結果になっても良い」というつもりでいられるはずもなかったからです。

それに、今こうして小学校受験に仕事で携わらせていただく中で、やっぱりお手伝いをさせていただいたご家庭には確実に合格を手にしてほしいと思っています。
ですから、最後の砦である願書添削や面接指導には特に力を入れてきました。

ただ一方で、

親は、常に「合格だけが全てでない」という気持ちは必ず持って受験に臨まねばならないと思いますし、直前期には「ここまで来たら結果はどちらでも」という気持ちになっているくらいやり切っていてほしいなと思っています。

なぜなら、小学校受験の結果は、受験者本来の能力だけが反映されるわけではないからです。
そもそも幼児なのでコンディションに高低差がある、周囲からの影響が大きすぎる(例えば、同じグループの子がすごくヤンチャだったりとか)、さらに親の評価というフワッとした要因まで入る。

小学校受験というのは、正に「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が本当に相応しいと感じます。

それに、結果的に言うと、本当に無駄になることは一つもないんです。

まず、私は、学習塾で多くの小学生に勉強を教えてきた経験から、小学校受験を経験した子どもの学習への取り組み方は明らかに違うことを知っています。幼少期に確立された学習習慣ほど強いものはありません。

また、小学校受験はおうちの方とお子様が二人三脚(三人四脚)で進めます。どうしたらスムーズに分かるか、どうやったらできるようになるか、それはもう頭の中をお子様のことでいっぱいにして、濃い濃い時間を過ごすのです。

後にも先にも、こんなに一緒に我が子に向き合って勉強する機会なんてありますか?

年中行事を家族で楽しみ、たくさんの体験をさせ、季節を感じ、正しい生活習慣も身につけさせる。こんなに我が子に手をかける勉強なんて、人生で唯一、この時期だけの特権です。

気持ちも時間もお金も大変すぎる受験期ですが、後になればその貴重さにきっと気づきます。

それに、昨日も書きましたが、小学校受験の学習範囲には小学校で学ぶ算数の基礎となる概念が多々含まれています。小学校受験を経験した子が公立に行った場合、4年生くらいまで算数で下駄を履けると巷では言われています。

「我が家はやり切った!」と直前期に言うことができるくらい頑張ったご家庭には、そんな合否を超えた大切なものが必ず付いてきます。
それを当教室では《負けないお受験》と呼んでいます。

途中経過は波瀾万丈で本当に大変ですが、どちらに転んでも得られるものは確実にあります。おうちの方のお子様にかけた思いは、何一つ無駄になりません。

ご家庭の事情であれば仕方ありませんが、上手く進められなくてやめようかなと悩んでいる方は、自信を持って進めていきましょうね。そのお手伝いを当教室でもサポートさせていただきたいと思っています。


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