小学校受験　前受校の合否の伝え方

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こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

先日の記事で「合否の伝え方」について書きますと言っておきながら、すっかり失念しておりました。

改めて、今日はその話をしたいと思います。

さて、皆様は試験結果をいつ、だれに、どのような形でお話するか決めていらっしゃるでしょうか。

まだまだ試験のことで頭がいっぱいで…という方も多いと思いますが、この「合否の伝え方」については先に少し考えておくといいですよ。

なぜかというと、結果を受けた瞬間、普通の人はほぼ平常心でいられないからです。

まずは、直前に控えた前受校の合否について考えてみましょう。

最初は、きっと配偶者の方に連絡しますよね。あと、塾にも報告されると思います。ここまでは好きなタイミングで合否に関わらず遠慮なく報告できるでしょう。

問題は、このあとです。

ご実家、幼稚園、保育園、ママ友…そして、ご本人。

前受校の場合、どの時点で誰まで報告するかというのが非常に重要です。

例えば、埼玉の学校にご縁をいただいたことをすぐご実家に伝えたとします。

第一志望の結果と合わせてお子様に伝えるつもりが、先に「おめでとう」とお子様に言われてしまうかもしれません。
あるいは、残念だった時に、心ない言葉が返ってきたり、何も知らないお子様を慰めたりしてしまうかもしれません。

つまり、きちんとお子様への報告についての方針を事前に共有しておく必要があります。

また、ママ友も要注意です。一人に言えば勝手に噂は流れますから、そのせいで誰かを意図せず傷つけるかもしれませんし、我が子にも先に伝えられてしまうかもしれません。

ママ友に関して言えば、進学先が決まった後も慎重にいかねばなりません。こればっかりは、本当に慎重すぎるくらいで良いと思います。

そして、一番迷うのは我が子です。

まず伝えるタイミングを考えると、先に前受校の合否を知ることでやる気がプラスになる子もいれば、マイナスになる子もいますよね。

複数校ご縁をいただいても、親が決定した進学先だけを伝える方もいるし

全ての学校の結果が出揃った時点で全てを話し、一緒に進学先を決める方もいるし

発表のたび、子どもに結果を共有する方もいるし

…皆さんは、どうなさいますか？

私は、それぞれ結果のたびに共有しました。それを自信にして第一志望に挑戦してほしかったからです。

でも、これは、我が家の第一志望が明確だったことと、前受校に無事ご縁があったからです。この結果を教えても、いや、教えたからこそ我が家は第一志望の合格があったと思っています。

ただ、一方で、第一志望にこだわりがないお子様は、結構ここで気を抜けてしまう場合もあります。

それに、私も前受校の結果が芳しくなかったらさすがに言えなかったのではないかと思っています。たぶん、子どもにはうまく誤魔化して、同校の第2回試験に出願していたでしょう…

ですから、私からお子様に伝えるべきかどうかは言えないんです。お子様の性格にもよるし、結果にもよるし、ご家庭の方針にもよるからです。

やはりそこは、ご家庭で決めていただくしかないかなと。

間もなく前受校の試験を迎える皆様は、こういったことも少し考えてみてくださいね。これも11月の試験に向けて結構大切な戦略の一つでもあると私は思っています。

第一志望の日に頂点を持ってこられるように、そして周囲の雑音で気持ちを揺すぶられないように、移動時間や待ち時間を利用して考えてみましょうね。

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