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#379 酒船石(さかふねいし)
先日、私と妻は明日香の酒船石を見に行った。何度となく明日香に行っているが酒船石を見たことがなかった。
太い大きな竹が生えている竹藪の中の小道をゆっくりと上っていった。竹藪には日差しがさしこみ明るかった。うぐいすが鳴いていた。風が吹くと竹藪はざわめいた。道には枯れた笹の葉が敷き詰められていた。
酒船石は、小高い丘の上にあった。縦5.5m・横2.3m・厚さ1mの大きな石だった。表面には円形や楕円形で10cmほど石を穿ったくぼみと、円や楕円のくぼみを繋ぐ溝が刻まれていた。
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巨大なこの石については、何に使われていたかを含めて、いろいろな意見に分かれていた。『謎めいた巨石』だった。
数年前から、私は、郷土史の研究会に参加している。だんだんと『歴史の謎』に興味がでてきた。『昔の人はどう思ったのだろう』と思うことが多くなってきた。『暗い夜空にひろがる星を見た時』には、どのように感じ、どのように思ったのだろう。『田畑の仕事を終え家に帰る時』にはどのような気持ちだったのだろう等々私はふと考えてしまう。
古代の人に『思いを馳せる』ことで、私の心が豊かになるような気がする。
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