#86 野菜の収穫

日曜日、孫のりこと野菜をとりに畑に行った。私は「ひげが茶色になったとうもろこしを、下に折って、ねじると採れるで。」と言って、りこに見本を見せた。次にりこに「このとうもろこし採ってみるか」と言った。りこは、「なかなか採れへんわ」と言ったので「もっとねじったらとれるわ」と私が言った。何回かやると、りこもすぐにコツをつかんだ。

「このとうもろこし、だれが作ったか知ってる？」というと、「おじいちゃんやろ」とりこは言った。「春休みの時、りこがポットに種をまいたやろ。その種から出来たとうもろこしやで。」と言うと、「ああ、そうやったわ。もうこんなに大きくなったんやな」と言いながら、りこは元気にとうもろこしをとっていた。

だんだん暑くなってきたとき、りこは「おじいちゃんの来てる服、涼しそうやな」と言った。空調服が着たくなったのだ。りこは、膝がかくれるほど大きい、私の空調服を着て「ほんまに涼しいわ」と言った。

次の畑で、ピーマンやししとうやナスをりこは採った。最後は、ミニトマトをだった。赤いトマトをボウルに入れながら、真っ赤なトマトは口に入れながら、リズミカルにトマトを収穫した。

「みんな家に持ってかえって、みんなで食べや」と言うと、「うん。ママは、野菜よろこぶわ。しょうとは、とうもろこし大好きやで～」とりこは言った。