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#371 古希の同級会

 先日中学校の同級会があった。古希のお祝いも兼ねていた。大半の参加者は、この地域に住んでいる。しかし、遠方から来た人は、地元の親戚の家に寄ったり、お墓参りをして同級会に参加した人もいた。

 子ども世代が独立し、夫婦で生活する人が多かった。同級生のほとんどが定年退職後、家の田畑を管理や地域の世話(ボランティア)をしながら、それぞれが自分の人生を楽しんでいるように思えた。
 
 中学校の時に親しかった友達が集まって近況を話しをしていた。家のこと・日々の暮らし・体のことなどの話をしていた。足腰が痛い・血液検査の数値が悪い・薬を飲んでいるなどの話も聞こえてきた。

 100歳を超えた義母を介護をしている女性と話した。「まだまだ、お口も元気やで・・・」といっていた。

 足が悪く杖を突きながら歩いている人の両脇には、昔からの仲良しの友達が連れ添っていた。

 中学校の卒業アルバムを囲んで、思い出話に花が咲いていたグループもあった。

 あっという間に同級会の終わりの時間になった。お膳の上にはたくさんの料理が残っていた。

 『また、喜寿に会おう。』『それまで元気で!。』『無理せんとこな。』帰りの玄関のあちこちから、これらの言葉がきこえていた。

 

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