インデックスファンドでの老後への資産形成


こんにちは、コーキです。本noteを開いていただき、ありがとうございます。

さて、みなさんはどのような資産形成を行っていますか。

少し前に話題になった老後の2000万円問題や、年金崩壊など現在の日本において、お金に対する不安は、数多くの人たちが抱えている心配事でしょう。

また、近年耳にするFIRE(financial lndependennce retire earlyの略)要するに「経済的自立をして、仕事を早期リタイアしたい」という人が、増加傾向にあります。

預金をしているだけではお金は増えていきません。

銀行の金利は約0.001%と言われています。

これは、100万円を預けても1年で10円しか増えない計算です。

さらに、物価は上昇していきますから、長期で見たら結局は、損失との見方もできます。

預金をしているだけであったり、何もしないことのほうがリスクだと、僕は考えています。


それでは、どのような形で資産運用をしたら良いのでしょうか。

資産の運用の仕方は千差万別です。

今回は投資に絞り、その中でも僕はインデックス投資という投資法を強くおすすめします。

投資の世界には、テクニカル分析による投資や、ファンダメンタル分析による投資などたくさんの方法がありますが、それらの投資法は、リスクが高すぎます。初心者には特に・・・。

僕がおすすめするインデックス投資は、投資信託の一部です。

(投資信託とは、たくさんの人から集めたお金)を、専門家や、プロが運用してくれる投資法のこと)インデックス投資の詳細は、後ほど説明しますが、簡単に言うと「インデックスファンドに投資をすること」です。

インデックスファンドとは金融商品の1種であって、例えば、s&p500(米国の最優良企業500社の株価に合わせて動く指数のこと)の商品などがあります。

つまり、1社に投資するのではなく、たくさんの会社に分散投資できる商品ということです。




先程紹介したs&p500の商品を毎月5万円、30年間投資した場合、(s&p500の過去年平均利回りは7%)普通に毎月5万円貯金した場合は、30年後には、約1800万円になるのに対しインデックス投資をすると、約6000万円になるのです。

細かい計算などは省いていますが、これほどの差が生まれるのです。

長い時間をかけて運用することがポイントです。


また、個人資産9兆円超、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは亡くなるとき妻に、こう言いました。

「私の資産の9割を、インデックスファンドに投資しなさい」と。


インデックス投資は簡単かつ、超優良で、日本では、まだ浸透率は低いですが、アメリカではスタンダードな投資法なのです。

本noteを見ていただければ、インデックス投資に対する理解が深まるでしょう。

インデックス投資とは


インデックス投資は先程、投資信託の一部だと述べました。

投資信託にはアクティブ運用とインデックス運用(投資)の2種類があります。

アクティブ運用とは、プロや専門家が、独自に分析をして個別株などに投資をします。

一方、インデックス運用は、インデックスファンドの指数に合わせて運用していく形になるので、プロや、専門家の腕は、ほとんど不要です。更に、この投資方法では、分散投資によって全世界株式、米国株式、先進国株式、新興国株式など、何社もの株を集めたものによって構成されるので、リスクを抑えることができます。



投資の世界では、このような言葉があります。

「同じカゴに卵を入れるな」要するに、分散投資をしたときより、1つの会社に投資をしていたときのほうが損失が大きくなる可能性が高いということです。


(2020年11月)現在トヨタの株価は、1株あたり、約7300円です。

個別株投資は、ほとんどの場合100株からなので、トヨタの株を持ちたいとなると、約73万円必要になります。

しかし、インデックス投資は、みんなから集めたお金で運用されるので、少額(多くは100円から)で始められるということも、大きな特徴と、言えるでしょう。



インデックス投資は、長期で運用することがポイントだと、前述しました。

過去200年間の、世界の株式や国債などのリターン推移は、1801年に1ドル株式に投資をした場合、200年後には、約60万倍になって返ってくるということです。

この200年の間には、2度の世界大戦や、世界恐慌、リーマン・ショックなど、たびたび大暴落が起こってきました。

また、短期で見ると、政治や、人々の需要と供給によって、幾度となく上下を繰り返していますが、長期で見ると右肩上がりなことがわかります。これが、長期運用をするべき理由です。



インデックス投資では、ドルコスト平均法を用いて積み立てていくのが、主流です。

簡単に言うと、毎月定額で積み立てをすることです。

統計学の考え方で、毎月定額で積み立てをすれば平均的になります。

ですから、「高いときにたくさん買ってしまった」などの失敗がなくなります。

定額積立は、自動で設定もできるので、とても楽ちんです。

インデックス投資でやることは主に、「インデックスファンドを毎月定額で積み立てて、長期で運用する」だけです。

始めてしまえば、やることはほとんどありません。とにかく、buy&holdしてください。 

少し話を変えますが、株式投資で得た利益には、約20%の税金が、かかります。

しかし、非課税で運用できる積立NISAなどの制度があるので、積極的に活用していくと良いでしょう。

インデックス投資の状況


まずはじめに、投資を始める上において注意しなくてはならない、ことがあります。

金融機関の人や、証券会社の人を信じて、金融商品の誘いに乗ってはいけません。

このような人たちは、自分の会社の利益になるような手数料が高い商品を売りつけてきます。

勿論それが商売ですから、仕方のないことですが、やはりある程度は自分で勉強しなければなりません。

質の高い商品を選べる力をつけましょう。


最近では、よく耳に入るようになってきたインデックス投資ですが、最優良の投資法なのになぜ、あまり浸透していないのでしょうか。



第一の理由としては、日本人は預金が好きで投資をあまり好まないからだと言えます。

米国の家計における資産構成は、株式が約50%、ユーロエリアでは、約30%を占めています。けれども、日本は、約15%しか家計に対して占めていません。

外国人がよく「日本人は貯めるのは上手いけど、増やすのは苦手」と言いますが、間違いなさそうです。


2つ目の理由として、インデックス投資自体が、若い投資法だからです。

インデックスファンドは1970年代にスタートしました。

株式の歴史が200年以上あるので、比較的新しいものです。

さらに、日本では10年前まで質の高いインデックスファンドがありませんでした。

手数料が高かったり、うまく運用されなかったので、それゆえに、経験者が少ないのです。

一方アメリカでは、証券会社の競争が激しく、制度も充実していたので少し前にスタンダードな投資法として確立しました。

今では、インデックス投資をして、老後に豊かに暮らしているアメリカの夫婦は多く見られますし、日本でも、ようやく質の高いインデックスファンドが、登場してきました。



ところで、アクティブファンド(プロが運用する投資法)のほうが、高い利益を出せるのではないか。

と思っている人もいるかもしれません。

なにせ、金融のプロが運用してくれるのですからね。

しかし、勝率を見てみると、約7〜8割はインデックス投資に勝てないのです。

大きな要因としては、手数料がとても高いからです。

インデックス投資の手数料は、0.1%代が、多く存在しますが、アクティブファンドはそうはいきません。

なぜなら、プロが1から分析してくれるのですから、手数料が、1%以上がほとんどです。

投資の世界において1%はとても大きな数字です。

結果としてインデックス投資に勝てない、皮肉な現実があります。

リスクを最小限に抑える方法


みなさんはご存知だと思いますが、投資には必ずリスクが生じます。

また自己責任でもあります。

しかし、損失を抑えたり、緊急時に備えたり、対策はできます。

リスクを抑える上で1番大切なことは、家計の支出を把握することです。

支出を把握することで、どれくらい投資に回せるのか、どれくらい無駄な買い物をしているかが、わかるからです。よく、「家は、資産か負債か」と質問されたときに、「資産」と答える人がいますが、そうではありません。

プラスのお金を生み出してくれるのが、資産であるので、家は負債になります。

「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキは「持ち家は資産ではない、それを理解していないのならば、金持ちにはなれない」と言っています。

もしも、家を他人に貸していて利益が出るならそれは、資産ですが。

無駄な支出を把握して、お金のなる木を買いましょう。

次に、生活防衛資金を用意することです。

生活防衛資金とは、緊急時分のお金はすぐに出せるように用意いておくことです。

例えば、あなたがもしリストラをされたり、災害にあった場合、最低限の資金は用意しておかなければなりません。

家計の支出の1年〜2年分を用意しておけば、大丈夫でしょう。

そうすることで、株価が大暴落したときでも、精神的な不安を和らげてくれる効果があります。

ポートフォリオ(現金、預金、株式、債券、不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容)に占める国債の割合によってリスクが変化するので、それについても考えなければなりません。


(100万円を投資した場合の1年後)もし、国債を0、株式を100とした場合、最大損失額が、32.5万円のマイナスになる可能性があります。

逆に、期待できるリターンは5.4万円で、最大リターンは43.3万円です。

割合を1:1にすると、最大損失額、期待リターン、最大リターンはそれぞれ、半分になります。

要するに、国債の割合が増えれば増えるほど、損失を抑えられますが、リターンも同時に減少します。

国債は日本の債券を買うことをおすすめします。

比較的安定しているし、為替を考える必要がないからです。

株式と国債の割合は、最大損失額が自分の許容範囲内に収まるようにしてください。

迷ったら、年齢を目安にすると良いでしょう。アメリカでのセオリーとして

100−年齢=株式の比率

という式があります。人間は基本的に歳をとるにつれて、許容範囲が狭まってきます。

もしあなたの年齢が20歳ならば、株式を80%、50歳ならば、1:1の比率で所有すれば、ストレスなく運用することができます。

インデックス投資は長期で運用するものなので、長く続けられるよう、精神的負担は少くすることが大切です。

また、ファンドの海http://guide.fund-no-umi.com/tools/aa.htmlのサイトで、資産配分で、今後30年間の運用シュミレーションができ、グラフで、結果を見ることができます。

ぜひ、活用してください。

インデックス投資の魅力はここにある

<長期運用で効いてくる福利の力>


インデックス投資は、長期で運用することで、莫大な福利の恩恵を受けることになります。

例えば、もし、年利5%で増える商品があった場合、(元本100万円)単利では、1年後に105万円、2年後に110万円、・・・100年後に600万円となります。

しかし、福利では、1年後に105万円、2年後に110万円、・・・100年後には、1億3150万円になります。

最初は変わりませんが、長い時間をかけて、とてつもない差になっていることがわかります。アインシュタイン博士は「福利は人類最大の数学的発明だ」と言いました。この概念は頭に入れておくべきです。

<資本主義経済に身を任す>


株式は200年で、60万倍になったと、前述しましたが、なぜこれほどまでに膨れ上がったのでしょうか。

それは、株式の価値はおおよそにして、長い目で見れば、経済成長とリンクしているからです。

人が豊かになりたい、便利になりたいと思う限り経済は止まることなく成長していきます。

実際、科学技術は発展中であり、今後も止まることなく進化し続けるでしょう。

だからこそ、暴落したときに、慌てて株を売ってはいけません。

そこに残ったものだけが、恩恵を受けられるのです。

<インデックス投資の出口戦略と終わり>

インデックス投資の出口戦略は、ネットを見てもそう多くありません。

なぜなら、日本で10年以上インデックス投資を行っている人が少ないからです。

私は、4%ルールで運用していくことをおすすめします。

もし、インデックス投資で、1億円にすることができたのなら、インデックスファンドの年平均利回りは、4%〜6%と言われているので、4%に当たる400万円を1年で使ったとしても、10年後でも、20年後でも、元本はそのままというわけです。

もちろん、人間には寿命がありますから、必要なときに必要な分だけ取り出すことも、立派な出口戦略と言えるでしょう。


ここまで閲覧していただきありがとうございます。

僕の文章が、読者の皆様のお役に立てればと思います。インデックス投資を始めて、豊かな人生を送れることを願っております。


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