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NBA 2020-21 Playoffs ECSF vs.MIL Game5 2021/06/16


はじめに

みなさん、こんにちは。
今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。
初めての方は、はじめまして。
kokiです。

さて、前回 Eastern Conference Semifinal, vs.MIL Game4 の感想を書きましたが、今回は Game5 について書いていこうと思います。

前回の記事はこちらから。

試合前

いつもなら見出しを分けずにスタメンの紹介から始めるのですが、今回は少し確定するまでに面白いことがあったので、まずはその話から。

vs.MIL Game1 の開始数十秒で、シーズン中に痛めていたハムストリングを再び痛めてしまったお髭様ことジェームズ・ハーデン

Game1 はもちろん、続く3試合も欠場が続いており、この vs.MIL のシリーズは全休が予想されていました。

公式も試合前日には以下のように、故障状況を発信していました。

ところが、その15時間後。

その3時間半後。

そして、試合直前には。

なんと、出場するとの情報が出てきたのです。

ということで、両チームのスタメンは以下の通りです。

BKN
Bruce Brown
Kevin Durant
Blake Griffin
James Harden
Joe Harris
MIL
Giannis Antetokoumpo
Jrue Holiday
Brook Lopez
Khris Middleton
P.J. Tucker

1st quarter

ジャンプボールに勝利し、ポゼッションを確保。
最初のハリスのスリーは外れてしまいますが、OREBを確保しデュラントがミドルシュートで先制点。

気になるハーデンの調子は、いつものようにドライブはせず、パスを周りに散らしているように見えました。

デュラントに続くことができないBKNに対して、好調だったのはMILのオフェンス。7:32 の時点で、BKN 2 - 12 MIL と10点のリードを許してしまいタイムアウト。

その後ブルブラに変わって、ジェフ・グリーンが入ってきます。
入って早々に、スリーポイントをヒット
さらに、ヤニスからチャージングを引き出すことにも成功します。

ところが、MILの勢いは止まらず1Qを BKN 15 - 29 MIL で終えます。
なんと、このクォーター得点したのはデュラント(7pts)とジェフ・グリーン(8pts)のみという状況でした。

2nd quarter

2Qに入るとハーデンの負担を軽減するためか、デュラントがボールを運ぶ場面が多くみられるようになります。

ただ、得点の偏りは健在で、9:50 の時点までデュラントとグリーンが23得点全てを得点するという珍事が起きていました。

8:55 にハリスがスリーポイントを沈め、上記2人以外の初得点となりました笑。

その後は特に何もなく、互いに得点を重ね続けたため、点差はほとんど変化しませんでした。

強いて言えば、グリフィンのテイクチャージとダンクがハイライトでしょうか。

前半を終えて、BKN 43 - 59 MIL というスコアで折り返します。

前半を終えた感想としては、得点バランスを改善して欲しいということですね。
この時点で、デュラントが18点、グリーンが15点と、チームの約76%を2人で得点するという、数試合前のMILみたいな状況になっていました。

よかった点としては、ペースでしょうか。
ハーデンが復帰したことにより、試合のテンポを落としてくれる様子が目立ちました。
まだハムストリングが全快では無いのもあるとは思いますが、それがペースが上りがちなBKNにはよく働いていたと思います。

本人のプレーもステップバックがメインとなり、無得点に終わりましたが、3アシストを記録。
特にデュラントにパスをしないという選択をできるのが大きかったですね。

3rd quarter

3Qの開始はスタメンのブルブラをジェフ・グリーンに入れ替えた形でスタート。

要員としては2つあったとみています。
1つ目は、ジェフ・グリーンの調子がよかったこと。前半で 3PT が 100%(3 / 3)で15得点を挙げていたこと。
2つ目が、ブルブラがあまりMILにとって脅威でないということ。
前半では、ブルブラにマークしていたのはロペスでした。
ところが、ブルブラはあまり 3P% が高くないため、ロペスは常にリング下に待機している状態。そのため、すぐにヘルプできる状態になっていました。

後半に入っても、しばらくは互いに点を取り合う展開。
点差を広げられることはありませんでしたが、縮めることもできずもどかしい時間帯が続きます。

そんな中、ハーデンが初得点。少し離れたところから、ミドルトンに当たられなからフローターを決めます

あまり良くない流れの中、どうにかくらいつけていたのはジェフグリーンのおかげでしょう。この日好調なスリーポイントが、このクォーターでも 3 / 3 と猛威を奮います。

すると、グリフィンやシャメットのシュートも入り始め、段々と勢いづいてきます。
3Q開始時には16点あったビハインドは、4:53 の時点で8点差となっていました。

その後、ハーデンの素晴らしいアシストで5点差まで詰め寄ります。

このクォーターから、デュラントは完全に得点モード。
3Qだけで、11得点を重ねます。
チームとしては、BKN 81 - 87 MIL と、遂に射程圏内に。

4th quarter

逆転をかけた最終クォーター、デュラントは引き続き得点モード。
2連続でエルボージャンパーを沈めます。

BKNはデュラントに始めからボールを渡し、全てを委ねます。
デュラントも自分だけで責めるのではなく、ブルブラなどに対するアシストも演出。

そして、このスリーポイントで逆転!

ミドルトンにスリーポイントを返され、逆転を許しますが、再びスリーポイント!

さらには、逆転されて焦りを見せたヤニスに対して、ジェフ・グリーンがチャージングを引き出します

これで流れを完全に手にしたかと思われましたが、シャメットがイリーガルスクリーンを吹かれてしまい、ターンオーバーに。

続く、MILの攻撃はホリデーのエアーボールで失敗に終わります。

返すBKNですが、デュラントが運んでいくとシャメットが再びスクリーンをかけにきます。MILはこれにブリッツで対応。当然ハンドラーのデュラントを潰しにかかります。しかし、ここは上手くシャメットに渡し、そのままレイアップへ。

その数プレイ後、タイムアウトをBKNが要求します。
ATOではミドルポストでスローインからボールを受けたデュラントがミドルトン越しにミドルシュートをヒット。もう止まりません。

さらに、この日絶好調のグリーンが7本目のスリーポイントを沈めます

しかし、MILも黙ってはおらず得点を返してきます。
残り、2:24 の時点で BKN 104 - 104 MIL の同点に。

その後、ハーデンが2本、ヤニスが1本のフリースローを決めて、BKN 106 - 105 MIL で迎えたラスト1分。

ボールを運んだ後、トップでハーデンにボールが渡ります。
ホリデーと対峙しており、パスターゲットも満足に探せない状況。
コーナーに待機していたデュラントがトップまでボールを受け取りに来ます。
ミドルトンがマークしていましたが、ボールを受け取るやいなやドライブ。
その直後にスリーポイントライン手前で、プルアップスリーを選択。
執拗なマークと急なストップで体制が崩れますが、これを沈めるデュラント。

その後、ヤニスがターンオーバーを犯しゲームセット。

最終スタッツと感想

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いやー、なんというゲームでしょうか。

一時、最大17点のビハインドを抱えていたんですがね笑。

私の愛するケビン・デュラントが活躍してくれて何よりでございますが、
最終スタッツが 49pts / 10ast / 17reb ですよ笑。

彼のキャリアの中でも、ベストゲームの一つでしょう!

そして、忘れてはならないのがジェフ・グリーンの活躍。
スタッツとしては、27pts(3PT 7 / 8)!
彼の活躍なくして、今日の劇的逆転勝利はあり得なかったでしょう。

おわりに

はい、ということで王手ですね。

といっても、これを書いている時点でGame6の結果は出ているのですが、それはまた次回取り上げたいと思います。

今日のハイライトはこちら。

では、また。✋

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