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NBA 2020-21 Playoffs ECSF vs.MIL Game7 2021/06/20

はじめに

みなさん、こんにちは。
今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。
初めての方は、はじめまして。
kokiです。

さて、前回 Eastern Conference Semifinal, vs.MIL Game6 の感想を書きましたが、今回は Game7 について書いていこうと思います。

前回の記事はこちらから。

今回私が注目した点は以下の通りです。

・ターンオーバーの数を減らす。
・ヤニスからのパスアウトへの対応。
・ハリス(迫真)

Game6 では、ターンオーバーからの失点が少なかったとはいえ、16TO を記録したBKN。流れを掴めそうなところで、掴みきれなかった大きな要因だったことは明らかです。
MIL側で大きく変わっていたのは、ヤニスのプレースタイル。今まではドライブで突っ込んでくるだけで、チャージングもいくつか取れていたのですが、前回からパスアウトを量産するようになっていました。
そして、今シリーズ調子の優れないハリス。彼の調子も大きな鍵となるでしょう。

それでは、両チームのスタメンを見ていきましょう。

BKN
James Harden
Joe Harris
Blake Griffin
Bruce Brown
Kevin Durant
MIL
Jrue Holiday
Khris Middleton
Brook Lopez
P.J. Tucker
Giannis Antetokounmpo

両チーム、元に戻った感じですね。
もう、後が無い Game7、どちらも元の形に落ち着いたという感じでしょうか。

1st quarter

MILの連続スリーポイントでスタート。
デュラントが、ミドルとスリーポイントでやり返します。

さらに、ハーデンがスリーポイントでヤニスからファールを獲得。

そして、続くトランジションの中ではハリスが待望のスリーポイント!

このゲーム、開始からミドルトンにはブルブラがついており、素晴らしい働きを見せてくれています。Game6 では 38pts のミドルトンを、得意のディフェンスで押さえ込みます(FG 2 / 7)。

その後も、ハーデンのフリースローなどで得点を稼ぎ、1Qを BKN 28 - 25 MIL で終えます。

2nd quarter

2Qはデュラントグリフィンの連続スリーポイントからスタート。

さらに、デュラントからブルブラへのアシストでダンクも演出。

ブルブラはこの他にも、ハーデンとのPnRなどから得点を重ねます。

一方のMILもロペスやタッカーのリバウンド、ヤニスのパスアウトからカナートンのスリーポイントなどで得点し、点差を広げることができません。

5点差前後を推移します。

その後、デュラントのスリーポイントハーデンのand1プレーなどで、最大10点差に広げますが、最終的には BKN 53 - 47 MIL の6点リードで2Qを終えます。

3rd quarter

3Qの入りは最悪でした。
デュラントのシュートミスから始まり、グリフィンのターンオーバーハリスのシュートミスと立て続けに攻撃を失敗します。
一方、MILはその間に7点を奪い、BKN 53 - 54 MIL と逆転を許します。
2Qの終わりから合わせると、0 - 11 のランです。

その後はスリーポイントを撃ち合い、1,2点差のまま時間は進むクロスゲームに。

そしてそのまま3Qは、BKN 82 - 83 MIL で終えます。

4th quarter

4Qに入っても点の取り合いは継続します。

ハーデンがフローターを決めると、ミドルトンが決め返す
グリフィンがスリーポイントを沈めると、デュラントとのPnRでブルブラがファールを獲得。

その後はデュラントのアイソレーションをベースに攻撃を展開しますが、MILもミドルトンのミドルなどで返してきます。

そして、続くデュラントのアイソレーションですがファールを獲得できずにターンオーバーになってしまいます。
そのまま、速攻でやられてしまうかと思いきや、ブルブラとジェフ・グリーンのハッスルプレーでボールを奪取。そして、リング付近に残っていたデュラントにパスを出し and1 ボースハンドダンクに繋げます。失いかけた流れを、なんとか繋ぎ止めたプレーでした。

フリースローも決めて、BKN 96 - 91 MIL に。

しかし、MILも黙ってはいません。ホリデーがスリーポイントで反撃してきます。

続くBKNの攻撃は、再びデュラントのアイソレーション。ホリデーからファールを引き出すことに成功し、ホリデーはこれで5個目のファールとなります。

その後2点差に詰められますが、ハーデンがバンクシュートのタフショットをヒット。

ホリデーが再び決め返してきて、3点のビハインドに。
デュラントが決め返すも、その後ターンオーバー。
フリースローを決められ、4点差に。

残り47.4秒でBKNボール。
エンドラインからデュラントにボールが渡ると、得意のショートコーナーからシュートを沈め2点差に。

次のMILの攻撃、ミドルトンのロングスリーは外れますが、リバウンドを確保されてしまいます
その後ボールは外に出て、残り8.1秒で再びMILボールという絶体絶命の状況に。

しかし、希望はショットクロックが2.1秒だったこと。
相手の攻撃を守った後に、ボールを確保できれば5秒以上確保できるということです。

そして、MILのスローインからブルックロペスにボールが渡ると、ロペスはパスを選択。
しかし、その時点でショットクロックは0となり24秒バイオレーションに。

6秒を残して、再びBKNボールに。

そして、運命のラストプレー。
ジェフ・グリーンのスローインから、ボールは当然デュラントの元へ。
マークするのはタッカー。
ドライブを試みるも体勢が崩れており、抜ききれません。
そこで、デュラントはターンアラウンドのフェイダウェイを選択します。
これを、決めるデュラント。

勝負は延長戦へ。

Overtime

再びジャンプボールから始まると、ボールはBKNへ。
最初の攻撃ではハリスのスリーポイントを選択。
シュートは落ちますが、ブルブラがリバウンドを確保しフォロー

その後はお互いにシュートを外し続ける低調な展開に。

ここでMILはタッカーがファールアウト。
一方のBKNもグリフィンが退場してしまいます。

その後、MILはヤニスのポストプレーで2点を返します。
再び同点に。

続くBKNの攻撃は失敗し、MILはミドルトンのターンアラウンドフェイダウェイジャンパーで逆転します。

残り40.1秒でBKNのスローイン。
デュラントへ渡りますが、このミドルシュートは落ちます。

返すMILの攻撃は、ミドルトンのミドルシュートでしたが落ちます。

残り11.6秒。

リバウンドを確保したデュラントはそのまま前線へ。
ホリデーとの1on1。
デュラントはトップでターンしてジャンパーを選択。

しかし、これがリングに当たらずエアーボールに。

これで攻撃権を失ったBKNは逆転することができず、そのまま敗れました。

最終スタッツと感想

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はい、ということで敗れてしまいました。
今季終了となります。

試合を通しての感想としては、本当にお疲れ様という感じです。
Game5 に引き続き、フル出場だったデュラント。
怪我を押して出場していたハーデン(ハムストリングの張りといっていたものがグレード2の怪我だったことが後の会見で判明しています)。
ヤニスのマークを引き受け、要所要所での活躍が光った、グリフィンとジェフ・グリーン。
全員本当に満身創痍だったと思います。

シーズン中から怪我などでなかなか揃わなかった、BIG3 でしたが最後まで怪我に泣かされる展開となってしまいました。

また、私がシーズン当初から課題に挙げていたリバウンドに関しては、プレイオフに入ってからは何度か意識が変わったように見受けられる試合もありました。
しかし、接戦を落とした際に、あのリバウンドを確保していればと考えるところは多々あります。

とはいえ、ハーデンとカイリーが離脱した際には、なす術なく負けることも考えられたので、Game7 まで持ち込めたことは評価されるべきでしょう。

来季、完全な健康体で帰ってきてくれることを気長に待つとしましょう。

おわりに

ここまで、お読みいただきありがとうございました。

2020-21 プレイオフ観戦記に関しては今回で最終回となります。

しばらくBKNの試合もないことですし、他のNBA関連のことを書こうかなと考えております。

その際にはまた読んでいただけると幸いです。

では、また。✋

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