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NBA 2020-21 Playoffs ECSF, vs.MIL Game1 2021/06/06

はじめに

みなさん、こんにちは。
今回もお読み頂きまして、ありがとうございます。
初めての方は、はじめまして。
kokiです。

さて、前回まではプレイオフ 1st round について書いておりましたが、今回からはついに、Eastern Conference Semifinal, vs.MIL につて書いていこうと思います。

前回の記事はこちらから。

今回私が注目した点は、以下の通りです。

・マッチアップ
・センター陣のローテーション
・相手リバウンド数、内訳

それでは、両チームのスタメンを見ていきましょう。

BKN
Kevin Durant
Blake Griffin
James Harden
Joe Harris
Kyrie Irving
MIL
Giannis Antetokounmpo
Jrue Holidai
Brook Lopez
Khris Middleton
P.J. Tucker

シーズン中MILの先発を務めていた、ディビンチェンゾが負傷してしまったようで欠場しています。vs.MIAの際はカナートンが先発を務めていましたが、今回はタッカーでした。

1st quarter

ジャンプボール後、MILボールから始まります。

ここで私が注目ポイントに挙げていた、マッチアップをみてみると、

ハリス → ホリデー
カイリー → タッカー
デュラント → ミドルトン
ハーデン → ロペス
グリフィン → ヤニス

となっていました。

感想としては、予想通りといったところ。
ただ、MILがスタメンを変更してきたためカイリーがタッカーをマークしていたのは少し心配でした。

しかし、その心配が消え去ってしまうような出来事が開始20秒に起きます。
ハーデンが得意のドライブからハリスへキックアウトパスを出した時に、ハーデンらしからぬバッドパスになり、ハリスのターンオーバーへと繋がってしまいます。

以前痛めて20試合の離脱となった、ハムストリングを再び痛めてしまったのです。
その後、タイムアウトが取られると同時にロッカールームへ下がってしまい、その後戻ってくることはありませんでした。

ハーデンと交代でブルブラが入ってくると、ハリスのスリーポイントデュラントカイリーのミドルで得点していきます。

ハーデンに変わってデュラントがロペスについていたのですが、OREBや押し込まれる場面が見受けられたり、タッカーの好守にターンオーバーを誘発させられていました。やはり、開始早々にハーデンが離脱してしまい、動揺もあったのではないかなと思います。

その後は、vs.BOS では出場機会のなかった、マイクジェームズなどの活躍もあり BKN 30 - 32 MIL で1Qを終えます。

2nd quarter

普段であれば、ハーデンと愉快な仲間たちで始まる2Qでしたが、今日はハーデンの代わりにカイリーを入れた形でスタート。ヤニスのマークマンとして、グリフィンも残っていました。

マイクジェームズが基本的にボールをコントロールし、ゲームメイク。
カイリーは得意の 1 on 1 から得点を重ね、デュラント、ハーデンを欠いてもMILに食らい付いていきます。

そして、プレイオフに入ってから増加傾向にあるハリスのアシストからクラクストンのダンクなども生まれます。

その後、カイリーのスリーポイントで逆転します。

そして、この日1といってもいい程の好プレーだったこちら。

マイク・ジェームズのスリーポイントに続いてリードを広げたいけれども、お互いシュートが決まらず、点差を広げられない展開の中でのプレーでした。BKNに来てからのグリフィンは、こういったハッスルでチーム全体にエナジーを注入してくれる不可欠な存在になりつつあると思いますね。

その後もパスを綺麗に回しながら、得点を重ね2Qを BKN 63- 62 MIL と2点のリードを持って終えます。また、この頃からリバウンドの意識も向上してきたように感じましたね。相手のシュートミスに対して、セカンドチャンスポイントを与えないようにスクリーンアウトが徹底されるようになってきました。やればできる!

3rd quarter

3Q開始は、スタメンのハーデンがブルブラに変わった形。
ここまでMILのディフェンスはロペスがPnRに対して、引いて守るドロップを採用していたため、前半はデュラント&グリフィンのPnPからのスリーポイントが決まります。

そして、デュラントに強く出てきた際には、ロールしてダンクなど多彩な攻撃方法で得点していきます。

ヤニスにはグリフィンがマークし、ファールも抑えながら簡単には得点させませんでした。得点された際には、カイリーの 1 on 1 や、デュラントのミドルなどで比較的楽に返し、点差を維持していきます。

その後グリフィンはクラクストンに交代しますが、持ち前の守備力でヤニスに自由にさせません。また、ポーティスに対してもブロックをお見舞いします。

その後もマイク・ジェームズやカイリーのスリーポイントに加え、珍しいシャメットのダンクで11点差とします。

さらにデュラントのダメ押しスリー(over ヤニス)で14点差に広げ、
BKN 98 - 84 MIL で3Qを終えます。

ただし、この時点でカイリー 34minデュラント 33min, 4PF とプレイタイムはかなり嵩んでいました。

4th quarter

4Q開始は、プレイタイムの嵩んでいたデュラントを下げてのスタート。

それでもオフェンス力は健在で、グリフィンのスリーポイントや、カイリーのアシストからのブルブラダンクで得点を稼ぎます。

その甲斐あって、デュラントを 8:20 まで温存することに成功します。

MILに得点を許したとしても、BKNも高確率なミドルなどですぐにやり返す、BKNらしい展開が続きます。

そして、MILのリバウンドミスから生まれた、今日のハイライトプレーがこちら。

このプレーで、点差を再び14点とするとその後も攻撃の手を緩めません。
美しいボールムーブからハリスのスリーポイント連続で演出。

ここでMILは主力を下げ、ゲームセットとなりました。

最終スタッツと感想

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ということで、ECSF Game1 勝利!

ハイライトはこちら。

ハーデンが下がった時は、シーズン終了も脳裏に過りましたが、そんなチームではありませんでしたね。

今日の功労者は、なんといってもグリフィンマイク・ジェームズでしょう。

ハーデンが試合を去ってしまい、チームの士気が下がりかけた時に繋ぎ止めてくれたのは大きいでしょう。ヤニスに対するディフェンスはもちろん、ルーズボールやスリーポイントで活躍してくれました。特にロペスがドロップで守ってくれている間は外で打ち放題状態でしたね。成績としては、18pts, 3ast, 14rebダブルダブルを達成。

また、BOSとのシリーズではガベージタイム以外出番がなかった、マイク・ジェームズでしたが、急遽ハーデンが出れなくなったために出場となりました。そんな中でも、周りにパスを捌きつつ、自身も 12pts, 3ast, 7reb の活躍を残しました。

今季のベストゲームと呼んでもいいのではないのかなと、個人的に思っております。

しかし、懸念点がないわけではありません。
ハーデンがいないため、カイリーとデュラントに負担がかかるのは仕方ない部分もありますが、今日はそれぞれ 44min, 40min とかなりのプレイタイムです。

また、勝因の一つにMIL側のシュートが入っていなかったというのもあります。
チームで、44.6% / 20.0% / 57.9% の低迷具合です。
選手別で見ると、ミドルトンが 13pts(6 / 23)、ホリデーが 17pts(7 / 19)となっていました。ヤニスには 34pts(16 / 24)を許しましたが、グリフィン、クラクストンのディフェンスのおかげで5TOも引き出しています。

個人的には、ヤニスを止めるためにディフェンスが収縮し、スリーポイントで爆撃されるのが一番嫌な展開だったので、かなり上出来だと思います。
Game2 でシュート面が修正されるのかどうかにも、注目していきたいですね。

この記事を書いている時点で、ハーデンの Game2 の欠場がアナウンスされていますが、いつから復帰できるのか早く知りたいですね。もちろん、安静が一番ですが。

おわりに

はい、ということで今回は Game1 について書いてみました。

今日はなんとか勝てましたが、Game2 も勝っていただきたいですね。
とりあえず、ホームで2勝を先に抑えると気持ち的に楽になるのですが。
MILのシュート確率は改善されると、今日よりも厳しくなるのは間違いないですからね。

ハーデンの回復を願いながら、応援するとしましょう!

では、また。✋


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