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そうだ、推しに会いにいこう

※今回も何の製作の参考にもなりません。私が推しと触れ合っただけの記録です。

2023年2月下旬、確定申告を色々と諦めてなんとかした。
これで一通りの山を越えたが、また嫌なことがあった。
しんどい。

そうだ、推しに会いにいこう!!!!!!!

◆私の推し

九州⚾️団のマスコットキャラクター。
とても力持ちで、ファンの姫抱きとかも余裕。腕相撲もめちゃくちゃ強い。
足も速い。野球も上手い。ダンスも上手い。強すぎる。尻(尾)が最高に可愛い。

◆最初は会いに行くつもりはなかった

彼のことを知ったのは今年の1月。
そして、春キャンプとかいうものがあるらしいと知ったのは2月に入ってから。
彼に会うのであれば、ここが一番接しやすいだろうな〜と思いつつ、私の仕事の繁忙期もここなので断念していた。

…が、動画を見るたびに会いたい欲は募るし、忙しさから解放された途端に気分が悪くなる出来事があったりで、なんかもうだめだった。
体を休める???知るか!!!私はキャンプ地の宮崎へ飛ぶぞ!!!!!!!

◆なんとかなってしまう

確定申告関連で出張した時に新幹線がめちゃくちゃ混んでいて、世間が春休みだということを知る。
ということは、土日+イベントがあるということで空路やホテルの予約は無理なんじゃないか…頼む私を止めるためにどこも満員であってくれ…頼む…。

残念…飛行機も宿も全部とれました!!!!
もう行くしかないです。神は残酷。

◆推し旅に推しのグッズがない

シーズンじゃないからなのか、ネットショップなどにグッズがほぼない。
旅のお供にグッズは不可欠…というか、根っからのマイナージャンルオタクなので隙あらばグッズ製作したくなってしまう。
出発前日に荷造りを放り出して作る。

KAWAII

◆前日

特に遠征時は寝れない体質になっているので、夜中に仕事をして仮眠をとってから、朝に荷造りをして高速ぶっ飛ばして空港へ。
めちゃくちゃ狭い飛行機の中で寝てしまい、着陸の衝撃で起きる…宮崎空港を上空から見れなかった…。

無事に宮崎空港に辿り着くが小雨

天気予報は事前に確認していたので、レインブーツを履き折り畳み傘を装備している。完璧。
翌日以降は予報通りに晴れてほしい…。

空港から最寄駅まで移動するために駅に向かっていると特設コーナーを発見

ここで推し⚾️団のユニフォームを発見。キャンプでも買えるだろうけど、ほら…事前に眺めて心の準備をしておきたいというか…何枚あっても困らないし…。

⚾️団ファンからしたらユニフォームを購入することはごく自然なんだろうけど、推しと同じ服を買うっていうのでめちゃくちゃ恥ずかしく感じてしまい、30分くらい手に取れなくてうろうろしていた…。

なんとか購入して宿へ。
ビジターユニフォームも欲しかったけどサイズがなかったのでホームのみ。
キャンプのショップなら在庫も豊富にあるだろうから明日買うことにする。

朝から何も食べてないので外食へ出て、酒を買って宿へ帰る。
シャトルバスの乗り場も確認できたので、酒の力を借りて就寝。

飲酒前の全然寝れる気がしない様子。
誰かに縋り付きたくて珍しくスペース開くか迷ったけど、翌日推しに会う時までに神経を研いでおかないと後悔する気がして我慢。

なんでこんなに恥ずかしいのかっていう分析を今してみると、こちらは向こうのことが何もわからないからだと思う。
今までの推し舞台は人間の俳優なので、その人の表情や仕草やインタビューで知れる人間性があって、ある程度は内面を知ってるからそこまで恥ずかしくないんだと思う。

表現が伝わるかわからないけど、他人と1対1で会話しなきゃいけないとして相手は普通の状態なのに、自分だけ目隠しして話さなきゃいけなかったら凄く恥ずかしくない?(不安感でもいい)
何か話を振った時に声だけで反応を判断しなきゃいけないし、自分がどういう状態になっているかというのが客観視で全くわからないというのは凄く怖いし恥ずかしい。
今回はそれに近い状態だから凄く恥ずかしさを感じたんだろう…。

あと中途半端にご理解があるからってのもあるんだろうな…必ずしも首が向いてる方向と視線は一致するわけじゃないし、外から見て想定してるよりも視野が広い可能性があるから…。
ドセンターは見えてなくて目線やや下〜下くらいが得意範囲※じゃないかと思うので、低身長の私のことは多分よく見えるわけですよ…はい。

◆当日1日目

目覚ましが鳴る前に余裕で起きる。
キャンプに行くのが怖すぎて、布団の中でギリギリまで動画を見ている…。
しかし、推しに会うのに寝癖がついていたら嫌なので、なんとか起きて身支度をする。

ホテルすぐの交差点

外に出てみるとめちゃくちゃ快晴。
ホテル近隣にもシャトルバスの停留所があるらしいが、なんだかよくわからなかったので徒歩10分弱の宮崎駅(始発)に向かう。

宮崎駅前のキャンプ行きバス停

鷹⚾️団は女性ファン多いって聞いてたのに野郎どもばっかりじゃねーか…。

鷹⚾️団行きのラッピングバス

めっちゃ気合い入ってる…と震えていて思い出した…サインペンを宿に忘れた…。
キャンプにも売っていると思うが黒油性はいくらあっても困らないし、ロータリー内にコンビニを見つけたのでダッシュで買ってバスに乗り込む。

処刑場入り口

問題なく着いてしまった…。
この時点で8時40分なので、入場者はあまりいない。
ということは推しが出現してる可能性は低く、自由に会場のチェックできるのは今のうちということ。

なるほど、ここが断頭台か…。
客引きしやすいようになのか、飲食スペース前にステージがあったのだけど、そこのエリア自体が少し奥まってて微妙な位置な気がするけどどうなんだろう…?

メモがてらてきとーに撮った写真の拡大なので低画質

販売ブース(飲食物)に遮られているので、メイン通路からだとステージが見えないんだよね。
まぁ…私としては都合が良いけど。

自由に文字設定できるキーホルダー
オタクはちょろいので財布の紐ガバガバである

最重要位置は確認したので、時間を潰しがてらグッズの売店へ。
ビジターユニ(とその他グッズ)だけ買うつもりが、文字ワッペンの接着サービスがあるらしいので、ホームユニで推しの名前と背番号で作ってもらう。
接着係にアルファベットの並びと背番号を伝えると「あっ(察し」と苦笑いされる。すまない…。
15分くらいかかるらしいので、会場内をまた適当にぶらつく。

フードがどれも美味しそうなので、昼はどうしようかと考えながら見回っているとグッズ売店横に何やら人だかりが…。
いったい何が…。

グッズ売店横のくじ引きコーナー

あっ…あ…見たことある…思ってたより頭デカくない?
いや、そうじゃなくてさ…うん…。
まだ9時半だよ?いや、もう?もうなのか?
わかんないけど、想定より早い遭遇でどうすればいいかわからん…。
気になる…気になるけど、近づく勇気も無い…うっ…私はどうすれば…。

20mくらい離れた後方で右往左往していると、くじ引きコーナーのお手伝いを終えて移動しはじめた…。
するといろんな人が写真を撮りに動く。
よし…私もこれに紛れて撮らせてもらおう…。

しかし、オタクはルールに縛られていた…。
「横から撮るのは失礼」「被写体に許可を得る」「撮影時は被写体に合図する」
以上の事から推しの目前に行くも、横で撮影する人達に負けてしまい、また右往左往してしまうのだ…推しの視界の範囲で…。

うっ…一回引くか…いやしかし、これ絶対視界に入ってるしカメラのレンズキャップとった状態で目前うろついといて、いなくなるって「なんだこいつ…」ってなるだろ…私はどうすれば…誰か助けてくれ…いっそもうコロしてくれ…。
などと困っていると推しがジェスチャーしてくれる。

「君も撮るよね?」って言ってたよ、オタクにはわかる。
恥ずかしすぎて記憶がいくらか飛んでるから確実じゃないし、半分くらい幻覚だと思って聞いて欲しいんだけど、これの何が刺さったかっていうと普段の推しって結構キビキビ動くんですよ…。
なのに、私が困ってる(実は超絶恥ずかしがってる)のを察してか、ゆっくりこっちを向いて腰あたりで控えめに私のことを指差して優しく聞いてくれたんですね(単に挙動不審な奴に探り入れてるだけという解釈もある…)
本当にそういうところが大好きで、大好きだからこそ困らせて申し訳ない気持ちになってしまった…本当にすまない…。

さっさと撮影して捌けよう…。

オタク(私)

オタク共知ってるか…非オタの殆どはスマホ撮影だし、跪かないで目線の高さから撮影するんだぜ…。
しかも推しは瞬きしないし、きついポーズでもないからカウントする必要もないんだよ…なんでカウントしてんの…いったい何のカウント…。
しかも気が気じゃなくて1枚しかシャッター切ってない…。
もう帰りたい。次は絶対やらないように気をつけよう…。

実際に撮った写真

記憶がないわりにはまともに撮れてて安心。
この時、推しは関係者以外立ち入り禁止エリアの中にいたので、手前に境界線のカラーコーンが置いてありました。
そこの写り込みまで気が回らなかったよ…。

即捌けようとしたら推しが拳を突き出してきて、初グータッチ…。
手袋越しの拳が固かったな…って記憶が残ってるんだけど、それだけ強く私がタッチしてしまったってことだろうか…それってもうパンチじゃない…?
また申し訳なくなってきた…。

この後の記憶が定かじゃないんだけど、確かインスタ投稿用の写真をスタッフさんに撮ってもらってて、そこから一般エリアに再度戻ってきたんだっけかな…。
その時、まだもっと見てたいけど…って近くでうろついてたら名刺貰ったんだっけ…?…だめだ…完全に脳が溶けてて思い出せない…。

そして、ライバルくんも近くにいたので撮影させてもらう。

学習能力がない
実際の写真
ライバルくん、推しよりも更にデカい

この時も撮影了承が得た後に「人があんまり写らないところの方がいいかな…?」とか余計なことを口走ってしまって、本当にオタク…って…。
すぐ被写体を壁際に連れて行こうとしてしまう…現地にそんなところはないので、少し困らせてしまった後に結局その場で撮る…。
本当にごめん…被写体独占で撮りたいとかじゃなくて、そういう流れが身に染み付いてるんだよ…ごめんって…。
この時も超テンパって1枚しかシャッター切ってない。
もうダメです。

ドタバタだったけど2人に会えたので、とっくに出来上がっているであろうユニフォームを受け取りに行く。
売店の外に出ると推しはやっぱり人気者なので、家族連れに写真をせがまれていてまだ対応している…それを後方30mくらいから見守る私…。
対角線上に挟まれてたくじ引き係のお姉さんごめん、私に見つめられてるみたいで困ってたね…。

自分で接すると気が気じゃなくて胸のボタンしか見れないので、他人が接してるのを見た方がいいかもしれない…と考えていると列を捌き切って推しが移動しようとしてる…!どこへ…と思ったらまた別の方に捕まった。
本当に人気者だな…私は嬉しいよ…って…あの人サインねだってる!?!?????!!!

私もサインが欲しかったが誰も頼んでなかったし、申し訳ないので言い出せなかった…。
しかし、目の前でサインをもらっている人がいて、その後続は誰もいない…!!!!ということは!??!!!ここで行くしかない!!!!!!

「熊本から来たのよ〜」とサインもらいながら喋るご婦人の隣に待機する…。
ご婦人の番が終わり、推しの周りには私しかいない(多分)
勢いで来てめちゃくちゃ後悔したけど、逃げるわけにもいかないので頑張って話しかける。

「あの!あのあの!!!お時間まだよろしいでしょうか!!!!!!!」
ビジネスマンかよ。

しかし、推しはステージが11時に始まるというのに10時を余裕で過ぎてもその辺をふらついているのだ…。
2月の九州では普通なのかわからないが、日差しが結構暑い…。
休憩しなくて大丈夫なんだろうか…私のせいで捌けれない状態になってたら嫌だな…頼む断ってくれ…と思っていると「おっけー!」と頷いてくれた。

もう観念するしかないのでさっき作ってもらった推しユニフォームを出す。
「あの、サインして欲しいのがユニフォームなんだけど…大丈夫かな…」

完全に夢絵にしか見えないけど現実

リアクションとらせて本当にごめん…気を遣ってくれてありがとう…。
元蝦夷⚾️団のマスコットさんがファンを記憶するしないの話で「マスコットは皆さんが思ってるより記憶力ありますよ。いい印象で覚えたいですね!あんまり狙われても困りますが…笑」とおっしゃってる記事を(コピペですが)拝見したことがあり、本当にごもっともだと思ってました…。
本当に、推しのグッズが無さすぎて(名前タオルも無い)純粋にユニフォーム飾りたいな…ってなってしまっただけなんですけど、今回のこれも捉え方によっては狙ってやってるように見えるじゃん…というのを数時間後に思い知ることになります…。

そして、ユニフォームにサインしてくれと言ったものの、ベスポジがわからん私…。
「あ、あの…前と後ろどっちがいいかな…」
自分の胴に当てながら前後くるくる回す。
「後ろにしよう!」手首を回すジェスチャー
何だこれ…恋人に服どっちがいいかな?って聞いてるみたいじゃん…。
うわ、恥ずかしい…。

サインを書いてもらった推しユニフォーム

私がユニフォームの両肩を持って、推しが左手で裾を引っ張って右手でサインを書いている…。スラスラ書いてて、やっぱ慣れてるよな…すごいな…と思いつつ、もちろん無言。手に伝わってくるペンの振動と先述の考えが頭をよぎり、無言に耐えられなくなって聞かれてもいないのに喋ってしまう。
「あの…今日ね、君に会うために来たんだ…北関東から…」
他にもなんか言った気がするけど全然覚えていない…遠くから来たから何だって話で、何かして欲しいわけじゃなくて、そこから来るのも苦じゃ無いほど推しが魅力的で素敵だよと言いたかった…。

何か物欲しげになってしまった感があって本当に恥ずかしい。
しかも気づけば、せっかく買った油性マーカーも出してない…じゃあ推しが持ってるマーカーは誰のなんだ??!!!?さっきのご婦人の?!!!?と混乱していると、推しは普通にしているので多分推しが自分で持ってたマーカーだ…。
本当にすまない…。

とても居た堪れなくなってしまったので「ありがとう!ステージ頑張ってね!」と声をかけて脱兎の如く逃げ出す。
完全に失礼な奴である…。

推しはその後、また別の方に捕まっていたので、物陰に隠れて観察する…やっぱりかっこいい…。
この後にステージがあるのに推しはいつまでグリーティングをしているのだろうか…結構、日差しが暑い…。

結局10時半頃までやっていた。
スタッフが呼びに来て、徐々に関係以外立ち入り禁止エリアの柵の中に入り捌けていくという流れ…。なるほど…流石だ…(?)

あと30分もしたらステージが始まる…どれくらいの人が見にくるんだろう…。
10分くらい前に他の大きなお友達も2組くらい座っていたので安心…。
前の方が小さいお友達スペースというのは知っていたが、目印などが無いので大きなお友達の最前位置がわからなかったのだ…。
他の人に合わせた位置に座る。小さなお友達全然いないけど…。

11時ステージ開始
自撮影動画切り抜き

ステージ開始前に横を通りすがった選手にサインをもらい、勝手にプレゼント企画を始める推し。可愛い。

プレゼントを勝ち取った方

選手のサイン横にがっつり「推しくんへ」って書かれてるのがすごく好き…笑。
これは意図してない事なんだろうけど、やる事なすこと本当に面白くて大好きなんだよね…立ってるだけでもう面白いし…。

やっぱりステージでマスコットがわちゃわちゃやってるとみんな集まってくる。
ステージ時間をわざわざ確認はしないけど、やってるなら見るって感じなのかな。みんな見に来てくれて良かった。

ステージで踊ったりゲームをやったりする推しは動画で見まくってた推しそのままで、嬉しくなると共に2月の宮崎はこんなに暑くて、その中でグリーティングを含めた活動時間がこんなに長いのかと心配になる…。
夏にもっと過酷なパフォーマンスしてるから、これくらいは余裕なのかもしれないけど…いや、でも前に夏の名古屋でぶっ倒れるのでは?っていう感じになってたの見たし本当にもっと休んでほしい…。

そうこうしてるうちにステージ1幕目終了。
写真撮影会。ほとんどが家族連れなのに大きいお友達1人ですまないな…。

この時、推しに背中触られてるんだよね。
気軽に触らないでくれ…(大好き)

動画止めた後の最後のご挨拶時の写真。
やっぱりかっこよさは静止画の方が出るな…。
かっこいい…。

この時点で大体11時45分。いい時間なのでお昼を食べたりする。
その後、ぶらぶらしてる時に親会社の店員に捕まる…笑。
まぁ、今の固定回線の契約内容が面倒でなんとかしたいと思っていたし、推しを応援するのにスマホの通信会社を変えようかとは本当に思っていたので、真面目に検討をする。

やっぱり話のきっかけとして推しの選手を聞かれるが、あまりわからないので正直にマスコット目当てで来ましたと言う。推しデザインカレンダーをもらった。
このカレンダー、推しの既出公式イラストが載せられただけのものなのだが、私はこのイラストが凄く好きなので、実は無料配布物の中で一番嬉しかった。

そうこうしてるうちに推しのステージ第2幕の時間が迫ってきたので話を切り上げてステージ前へ。
大きいお友達が私とおじさんしかいない…?多分スタッフさんにまたこいつ来てんのか…と思われてるよ…。
でも迷惑行為はしてないし、ここまで来て遠慮するのは勿体無いので、オタクは動画撮って手拍子して全力で楽しむよ。

2幕目でも推しはお茶目全開で可愛い…。

ステージ終盤でサインボールを巡ったじゃんけん大会が始まる。
私と一緒に最初からいたおじさんがいそいそと前へ。
あれ、もしかしておじさん…プレゼント目当てだった?
…と言うことはガチな大きいお友達は私だけ?
裏切るなよおじさん…!!!!

…じゃんけん大会も終わり写真撮影会。
さっき3ショット撮ったしな…でも推しとライバルくんの横並びショットはグリーティング中だとなかなか撮れないから、2人だけで被写体になって貰おう!と思い、ギリギリで最後尾へ。
この後、ユニフォームの件で辱めを受けるのである…。

他の家族連れの撮影が終わり、私の番。
またこいつかという顔をするスタッフさんにカメラを渡さなかったので、あぁ自分で撮るのねとお察しくださったみたいだ…ありがとう、すまんな…。

などと思っていた次の瞬間…

鷹に襲われる人間

?!
最初はマジで何が起きたか分からなくて、リュックが開いてて荷物がこぼれるのを直してくれたのか…?とか思ったんだけど、ジッパーを引っ張り続けるのでどうやら違うらしい…。
推しが荷物を出せとジェスチャーしてたので、あぁユニフォームのことを言ってるのか…と取りだした…。

ユニフォームを自慢する推し可愛い

この時も気が気じゃなくてシャッター1枚しか切ってない…。
何の縛りプレイだよ…ピント外してないから良かったけどさ…。

いやしかし、おかしくない???何でいきなり荷物漁るの??????
着てるユニフォーム摘んで、書き物のジェスチャーすればサインしたユニフォームの事だってわかるよね????
自分より2回りくらい大きい雄鶏に背後回られた怖さとかわからんのか????
ドキドキするに決まってるだろいい加減にしろ!!!!!!!!(大好き)

まぁ、時間の都合もあるし最短でファンサして終わるなら、伝わるかわからんジェスチャーやるよりも荷物引っ張り出したほうが早いからね…。
その日に初対面の人間にそれやるのってどうかと思うけど、私は推しに「この子は僕のことが好きでたまらないんだろうから、何しても大丈夫だな」ってナメられてるようでめちゃくちゃ興奮しました。

凄いな推し…本当にそういうところ好きなんだよな…。
めちゃくちゃ空気読める人だし、多分私が荷物漁って欲しそうな顔してたんだろう…ごめんな私が悪かったわ…。

そしてさらに追い討ち。
MCのお姉さん「わぁ!推しくんのユニフォーム作ってきてくれたんだね!よく知ってたね推しくん!(マイク放送」
あああああああああ!!!!!!やめて!!!!!!周りに撮影を終えた家族連れがたくさんいるの!!!!!
独りでここまで来て、サイン入りユニ持たせて写真撮ってるってやばい奴なのを放送しないで!!!!!!!!(荷物漁ったの推しだけど)

MCのお姉さん「ありがとう!ライバルくんのも今度ぜひ作ってあげてね!!!」
いや本当な???作りたかったけど、売店にビジターユニのワッペンが売ってなかったんよ…これはあとでライバルくんのところに行って直接言いました「次に会う時までに何とか用意するから待っててね」って。

これで本日のステージ終了。
もうオタクはボロボロだよ…色んな意味で…。

そして親会社ブースのところに戻ると…。

選手欄空白だったはずなのに勝手になんか書かれてるよ。
その後、色々内容を相談しながら契約。オタクちょろい。
手続きに時間がかかっていると「お客さん!」と駆け寄って来る店員。
なんだと思って見てみると横に推し。

?!

店員「推しくんが来てくれましたよ!」
来たっていうか、その辺でグリーティングしてたのを引っ張ってこられたんだろうな…なんかごめん…。
「推し!!!!私推しと同じと同じ通信会社にするね!!!」
とりあえずご報告。グータッチ求めて来る推し。
あぁ、ますます僕のこと好きなんだなって思われる流れだなこれ…そうだよ…好きです…。

契約も終わりバスの時間もあるので、初日最後の挨拶に行く。
「あの、さっきは来ていただいてありがとうございました…」
推しにお礼を言うと、周囲に自分のユニフォームロゴを指してジェスチャーしている。
「あ、携帯会社を変えたんですよ…ハハハ」
推し、何でもかんでも私の情報を周囲に晒すのやめて(可愛い)

別れ際に名残惜しくて「握手は…ご時世的に厳しいですかね…」と勢いで聞いてしまうが「そうだねぇ…グータッチで…!」とジェスチャー&グータッチ…。
恥ずかしいので「あ、明日も来るのでよろしくお願いします!では!」と挨拶してダッシュで去る。

何をよろしくするんだろう。
バス停に行くも時間を間違えていたので、推しに会わないように施設の裏手などを散策。

春だなぁ…。

無事にバスに乗り宿に戻るも、SIMカード不良なのか電波が入らないので、引きこもって活動10周年記事を書く。

結構な勢いで書いてる。とても興奮がおさまらなかったんだろうな。
書き上げてからもしばらく寝れなかった気がする。

◆当日2日目

推しのステージは午後の1回だけだが、スマホの電波が相変わらず入らないのでシャトルバスの始発で会場に向かい直してもらうことにする。
昨日の時点でホテル前のバス停はチェックしたので、そこから乗車。
めちゃくちゃ人が多い。
問題なく会場着。

スマホを親会社ブースでみてもらい、SIMカードの入れ替えで何とかなる。
昨日の晩からろくに何も食べてないので、屋台エリアをうろうろ。
お腹は空いてるが興奮で気持ち悪い…。
ちょうどいい具合に食べやすいものがないかと探していると…。


入場ゲートからこっちに向かってくる推しを発見…。

ビジターユニ…だと!?かっこよすぎ…。
動画で何度も見たのに生だと超かっこいいな…昨日はホームユニで見たはずなんだけどな…。

この時、見惚れていたせいで逃げたり隠れたりが微妙な距離に。
多分まだ視界には入ってないと思うが、不自然な動きをしたらすぐに検知できる距離だろう…推しのかっこよさに見惚れていた自分の負けだ…諦めるしかない…。

「推し!!!!おはよう!!!!今日も頑張ってね!!!」
テンパってクソデカ大声で話しかけてしまう…移動中というオーラをめっちゃ出してるのにすまんね…。

「おはよう!」拳を突き出してくる
咄嗟にハイタッチのつもりでパー出してしまった。
昨日、グーねって言ってたのに…じゃんけん勝っちゃった…ごめん。

控室に入っていく推しを後ろから眺めて、食事を買い飲食スペースでくつろぐ。やはり食欲がないかもしれない。
時間をかけて食べようかと思っていると、ゲストのステージに推しが出てる!
予告ないから見逃すところだった!!!!

ご飯を残さないように躾けられているのであわててかきこむ。
気持ち悪い吐きそう。

十数秒くらい遅れてスマホで動画撮影を始める。
今日は最終日なのでおかしいやつと思われても構わない。
開いた方の手で一眼を構えて静止画も撮る。
確実に変なやつである。でも推しがかっこいいからしょうがないね…。

オタクは二刀流が好き
フラダンスに参加する推し
ひょっとこ踊りに参加する推し

推し、何のダンスも踊れるのでやっぱり凄い。
そして本当にデカいな…好きだ…。

推しが舞台下に待機してる時は動画撮影は止めて人影に隠れる。
少し覗き見ては、推しが客席側を向くタイミングで引っこむ。
動画撮影時はがっつり人の並びを避けてるし二刀流なので、絶対「またいる」と視認されていると思うが、なんというかステージ外では目が会ってしまうと恥ずかしいので、ステルス行動。

景品抽選会を手伝う推し

ずっとステージ撮影してたけど、いつまで出てるんだ推し…。
今日がキャンプステージ最終日だから総仕上げとして盛り上げるんだろうけど、日差しが昨日より強いし本当に心配だ…。

大興奮しすぎてピントが合ってないです

推しのめちゃくちゃ好きなところ!!!!!!!!
もうこれスタッフだろ…って感じで色んな手伝いするんですよね…。
自分も視界狭いのに…。
推しのこういうところがとってもとっても大好きです。

1時間と少し空けて最後の推しステージ開始。

今日もかっこいい…。
一眼で撮影した写真で気づけましたが、昨日と変わって脇メッシュの衣装になってますね。
この日は私も黒い服を着ていて、背中で目玉焼きが焼けるんじゃないかってくらい昼時の日差しが強かったです。
推し、健康でいてくれ…。

片手で動きの速い推しにピント合わせるの無理

大興奮その2
推しはとあるMCのお姉さんを投げたりするんですが、私はそれも大好きなんですね…なので、ジェスチャーで柔道をやってくれてとても興奮しました…。
投げだけじゃなくて寝技もやってる…ありがとう推し…。
私も投げられたい…。

ライバルくんが描いた「猿」をおちょくる推し

楽しかった時間もあっという間に終わりです。
最後の写真撮影会。昨日と変わってビジユニなので、一緒に撮ってもらいます。
少し余裕を持って列に並んだはずが、また最後尾に…恥ずかしい…。
MCのお姉さんの死角に立ってしまったのか、私の直前の組を「最後のお友達」と放送してから「あ、すみません…!推しくんのユニフォーム作って来てくれたお友達だね!」と訂正される…推し大好きなのをそんなに宣伝しないでください…。

スローガンタオル2023で撮影
2人にサインをもらいたかったけど、推しは忙しくて会えなかったね…

ステージ締めの挨拶。
お姉さんが「今年のスローガン知ってますか?みんなで一緒に言いましょう!」と呼びかけている…ちょうど手にスローガンタオルを持っているので広げてフリフリしてみる。
ステージ上の推しが「それそれ!いいね!」と反応してくれる。
ちょっと恥ずかしいけど嬉しい。

ステージ終わり。

これであと会えるのは夕方のグリーティング。
本当に楽しかったけど、こんなに近くで会えるのも今年最後なのかもなぁと思うと悲しくなってきました。

広場でこの記事を書いて待っていると、推しが移動してるのが目に入ります。
今すぐにでも駆け寄りたいが、挨拶したら終わってします。
夕方になって人も少なくなり涼しくなってきたので、推しに話しかける人が少なくなるのを見計らって近づいていく。

周囲に人はいるが私の後続はいない。
推しに先程のスローガンタオルを渡して、ライバルくんと反対の位置にサインを書いてもらうようにお願いする。
そして、書いてもらっている間に別れの挨拶をする。

「今日でキャンプ終わっちゃうね…またPayPayドームに会いに行くからね」

それ以上は何も言わないでいると、推しがサインを書き終わって丁寧に私のマーカーに蓋をして返してくれる。

そして

「おいで!」

って言ってるようにしか見えなくて「え…いいの?」と聞き返してしまう。
多分頷いてくれてたと思うけど、頭が真っ白になって覚えていない。
気がついたらめいっぱい推しを抱きしめていた…やわらかい。

背に手を回して抱き返してくれた気がするけど、全神経が自分の腕に集まっていたのであまり記憶がない。
推しの体、やっぱり排熱は不得意そうで、こんな体で頑張っているんだと思うと泣きそうになった。
時間にして3秒くらいだったが、人生で一番深くしたハグだったと思う。

体を離した後に、強く抱きしめすぎたかな…とか長かったかな…とか色々考えて恥ずかしくなってしまい、即退散する。
多分お礼は言ったと思う…言ってなかったらごめん…。

次は⚾️場で会いましょう。

大好きです

◆余談

当日2日目、最後の挨拶でハグをされ広場で放心していると、私に近寄ってくる人が…ステージのスタッフさんである…。

「推しくんあっちにいますけど、行かないんですか?」
「えっ…あ、さっき挨拶してきたんですよ、それでハグしてもらって…。昨日は握手求めたらうーんって反応だったんですけどね…びっくりしちゃって…」
「あ〜笑、彼はそういうので心を掴むのが上手いですからね笑」

最初話しかけられた時は、接触禁止かなんかを言い渡されるのかと思った…。
やっぱりモテる雄鶏はすげえや…。

「あ、こっち来た」
スタッフさんが推しの方向に少し前のめりになったのですかさず制止する
「えっ!呼ばないでくださいね…もう挨拶したんで会いたくないです」
卓の上に置いた荷物の影に隠れる。こういうときに派手な髪の色は不利だ。

「えぇ…勿体無い。推しくんが遠くから来てくれたみたいって言ってましたよ」

最初に話しかけた雑談内容覚えてるの何なの…忘れてくれよな…。
こうして私は鷹のファンクラブにも入会し、完全に鷹党になったのだった…。

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