2022*10*11*SOPHIA LIVE 2022“SOPHIA” @日本武道館
「SOPHIAの旗は降ろさない」
そう約束してくれた2013年の8月12日。
LIVE終演後の日本武道館の片隅で、相棒と一緒に泣いた。
ぼろぼろに泣いた。
SOPHIAが活動を休止した。
「わかってるんだけどなぁ…わかってるんだけどなぁ…絶対また会えるって…わかってるんだけどなぁ…」
大丈夫、SOPHIAはちゃんと約束を守ってくれる。
信じてる。また会える。
それでも、とめどなく溢れてくる涙。
言葉には絶対に表すことができないこの感情を“涙”という形に代えて。
心の奥底から今ある自分のすべてを外へ出しきるように、泣いた。
間違いなく、人生で一番泣いた日。
「それぞれがまっすぐ、まっすぐまっすぐ歩いていたら、いつかまた必ず、曲がり角で逢えるよ」
この言葉を胸に刻んで、5人が、あの場所に想いを乗せたみんなが、それぞれの道を歩き始めた。
大丈夫、また、すぐ会えるよ。
信じて、時に言い聞かせて…。
……そして、9年。
ついにワタシたちは、SOPHIAと待ち合わせをした。
2022年10月11日。
“約束の場所”と銘打ってくれた日本武道館で。
9年前にワタシと同じように泣いた人も。
9年以上前から久しぶりに青春しに来た人も。
きっとこの9年の間にSOPHIAに出逢った人もいると思う。
別々の道でこの場所を目指して、それぞれの想いを寄せてきたと思うけれど。
ひとつ、確実に一緒なことは、ここにいるみんな、SOPHIAが好きな人たち なんだよね。
やっとたどり着いたね、曲がり角に。
ワタシの隣にはあの日と同じ、相棒がいる。
新しいSOPHIAn'sも一緒にいる。
9年も待ったのに、開演までのたった30分が待ち遠しいね、なんて言いながら。
そわそわしながら“あの曲”が流れるのを待った。
SOPHIAのLIVEが始まる合図、あの曲が聴こえてくるのを…。
以下ライブレポになります。
すべてワタシ視点のもので、ライブの様子よりも感情多め。
また、なるべく配信や録画を見ず(WOWOWでの生中継の録画は一度見ました)、記憶の中で書いておりますので、MCの言葉などは雰囲気で。
ニュアンスが違ったり、記憶違いの箇所もあるかと思います。
読まれる方は、ご容赦ください。
約束の場所 日本武道館に、エディット・ピアフの『愛の讃歌』が響き渡る。
「SOPHIAの旗は降ろさない」そう約束してくれたあの日から9年経ったこの武道館で。
同じ天井モニターから映し出されたオープニング映像の、“SOPHIA”のロゴのバックで はためいているのが、白い旗だと気づいた。
約束したこの場所で、ちゃんと掲げてくれたんだよね。SOPHIAの旗を。
旗を降ろさないでいてくれてありがとう。
愛の讃歌を聴きながら、SOPHIAが掲げてくれた旗をじっと見つめて。
スターライトヨコハマ…宝島…大阪厚生年金会館…獅子翼…9年前の武道館…、
次々とSOPHIAを象徴する写真が写し出されるのを見て。
自分の、あの頃の気持ちが、どんどん、どんどん、よみがえって来るのがわかる。
9年前までの自分と、今ここにいる自分が重なり合ったような、合体したような気持ちになった。
大丈夫だよ、SOPHIAはちゃんと約束を守ってくれるよ。
ワタシ、ちゃんとここにいるよ。
そう、9年前の自分に声をかけてあげたい、そんな気持ち。
メンバーの名前がひとりずつ順番に映し出されるモニター。
合わせて降りてくるメンバーのシルエット。
みんなの“待っていたよ”っていう気持ちが込められた大きな大きな拍手。
一瞬の静寂から鳴り響く、ともくんのドラムの音。
『大切なもの』だ…!
続いて重なる黒ちゃんのベースのリズム、都っちのキーボードがメロディをつくり始め、ジルくんのギターが曲の道を開いていく。
ひとりずつ…ひとつずつ…集まって、重なって…。
ひとり、またひとつと音が重なる度に、シルエットだったメンバーにどんどん色がついていった。
最後に充くんの声が、詩が、メロディに乗っかって。
SOPHIAになった…!
SOPHIAになった瞬間を見た…!
本当に、これ以上の始まり方は他になかったと思う。
SOPHIAだった。
ステージ上の5人それぞれにスポットをあてるように照らしている白い照明。
ひとりひとりの音が重なって生まれる5人の音楽。
それぞれの9年間の心の中を見せてもらっているようだった。
同時に、ワタシ自身も 自分の9年間を問いかけているような気持ちになった。
会えなかった時間が育てたそれぞれの想いを、互いにここで投げかけ、互いに受け取り、じわじわと溶け込んでひとつになってゆく。
後奏に入り、叫び始める充くんの声が響き渡った。
充「9年間…! 9年間も待たせたけど…!
俺たち5人、別々の道を歩んできたけど…!
それぞれが歯をくいしばって、必死に生きていた…!
ここにいる…ここにいる全員、みんなもそうだろ!?」
充「ただいまぁっっっ!!!!!」
嗚呼……こんな、、こんな、、感情的な「ただいま!」が ありますか…!
充くんがこんなに感情的な叫び方する事って、ワタシが見てきたイメージでは、今まであまりなくて。
本当にからだの奥底から、感情の一番奥深いところから、
「ただいま!」
っていう言葉を出してくれたんだな…って伝わってきた。
「おかえり!」って、大きな声で答えたかったけれど、声を出せないから。
心からの「おかえり!」が届くように、ちからいっぱいの拍手をした。
きっとここにいるみんなもそうだったと思う。
すーーーっごい拍手だったね。
武道館の空気が拍手で揺れているのがわかったもん。
みんな「おかえり!」って言ってたね、拍手で。
大切なもの♪ 大切なもの♪ 大切なもの♪
大切な“場所”♪
ステージに集中していた光が 音と共に解き放たれて、武道館全体に広がった。
『Early summer rain』
な、なんて解放感なの…!
一気に空気を変えられたーっ!
充「おーらいっ!あー!りー!さまー!れいーんっ!」ばしゅっ!!!!!
青くキラキラした銀テープが勢いよく武道館に降りだした。
雨が一気に降り出したみたいに。
切なさも流れていった。
入場特典のLEDライトの力がこの曲から発揮される。
キレイだったなー。ステージ後ろにもお客さんがいるステージ構成だったから、360°光に囲まれていて、幻想的だった。
光っている間は、なるべく輝きに参加していたくて、腕おろさないようにしてちゃう。
いえーい!腕 疲れるーぅ!しあわせーぇっ!(笑)
アリサマのジルくんのギターソロがとても好き。
もちろん、もともと好きだったけども、この日に聴いたアリサマのギターソロが、もう本当に本当に好き。
なんて言うんだろう、、解き放たれていく…感じ…?
この日のギターソロが忘れられなくて、以来アリサマのギターソロ聴きたさにアリサマを再生するようになった。
わざわざ巻き戻しまでしてギターソロ聴いちゃうくらい。
「イケる…?」からの「ホントにイケる…?」を「ここに咲く…?」と聞き間違えてあの花の準備をし始めていたら「ゴキゲン鳥ーーーぃっ!」が始まって、あー!違ったーーー!ってなったのは、ワタシです。恥ずかしっ(笑)
『ゴキゲン鳥~crawler is crazy~』
どんなに間が空いても、自然とからだが動いちゃうのは、からだに完全に染み付いているからだよね。
ゴキゲン鳥の時のLED、赤青緑がランダムにピカピカチカチカしてたの、最高にクレイジーっ!超好きーっ!!!!!
9年間のこと、復活するまでの想いをそれぞれ語った映像のあとに『君と揺れていたい』は、ずるいよね…!
ずるいよね…!
ねぇ君に言っておきたい事があるんだ
もしも生まれ変わったとしても君と出逢って
ねぇ一人じゃ生きていけないこと教えてくれた
僕らがきっと行き着く場所にはあの風が吹く
ひとりでは動かすことができないシーソーを比喩して歌っているこの歌をここで歌ってくれた。
またこうして、シーソーに乗せてくれてありがとう。
都っちにスポットがあたって、キーボードソロから始まるのは、もちろんあの曲。
『Eterna Flame』
過ぎた季節だけいつも輝くのは何故
9年の間、この詩のように心の中に問いかけたよね。
何度も。何度も。何度も何度も。
その度に切なくなったり、思い出して泣いてしまったり、時に励まされたり。
思えば、いつも心に寄り添ってくれていたのは、この曲だった。
おおらかな演奏と、高らかな歌声。
9年間の想いと今が重なって、神々しく解き放たれていくようだった。
もう一度 Eternal Flame
SOPHIAの もどかしさや、何か伝えたい、何かできることを探したい…という想いから生み出された『Like forever』という曲。
生きるという心の叫び『ALIVE』
今の世の中と、SOPHIAが今の時代にを果たした意味を、なんとなく重ねてしまう。
声は出せないし…みんなマスクをしてるし…この状勢で来られなかった人もいる…っていう、、望んだカタチ100%とは違った状況でも。
今こそ、ワタシたちに、そして自分たちに必要なモノとして。
自分たちが一番やりたいこととして、“SOPHIA”を選んで、復活させてくれたこと。
“今”SOPHIAが復活する意味や、“今”5人が伝えたい想いが乗っかっているような気がして。
ただの復活ワッショイにしないところがSOPHIAらしいなって思った。
SOPHIAのメッセージ、受け取りました。
Like foreverの、黒ちゃんとジルくんのコーラス。
後奏でジルくんと都っちが歌うLike forever~♪も。
この曲に限らずだけど、、全体的にジルくんのコーラスが すごーく前のめり気味…というか。
前に!前に!っていう感じがして。
ジルくんの待ちわびていたぜ!っていう気持ちが、ものすごく前に出てきてたというか。なんていうか。。
あー、この人、本当に素直な人だなぁって思ったりした。
『蜘蛛と蝙蝠』
『黒いブーツ~oh my friend~』
いつもの合唱するところ。
声出しできないけど、みんなが心の中で歌っているのがわかる。
声出しできなくても、いつも通りに、歌わずにみんなの声を聞こうとする充くんが…もう…ね…。。
「聞こえてるよ」って表情で全体を見回す姿が…もう…ね。
この姿を見ただけで、嗚呼もう、本当に…この人は…もうっ…!って、気持ちが熱くなる。
あと、黒いブーツ はね。
タンバリンをくるくるしゅぱってするのが大好きなもんで。
くるかな…くるかな…って、「また来てね♪」のところで、充くんを超ガン見。
お前のママは初めて寂しそうに言った…また来てね♪
くるくるしゅぱっ!
キターーー!!! かぁっこいーーー!!!
『ビューティフル』
相棒と、大人になってからよりいっそう心に響く曲だよねって、ライブの前に話していて。
あの頃よりも歳を重ねた今こそ聴きたいねって言ってたんだよね。
だから、やってくれて嬉しかったなぁ。
死にたくなるほど嫌なことなんてひとつもないぜ
だから今日も空っぽで日が暮れる
死にたくなるほど嫌なことがあった日にすらも意味を持たせてくれるこの歌が好きだよ。
死にたくなるほど嫌なことがあった日も、この曲で救われる。
空っぽの毎日よりマジだよな。
俺たち、ちゃんと生きてるんだよな。
メンバーひとりずつのMCタイム。
まずは くじ引きで順番を決める映像から。
都っちの「うわージルの後やーん」でなぜか笑いが起きちゃう客席、さすが!
みんなSOPHIA大好きな人たちだわーっ(笑)
ジル「約束の場所、武道館へようこそ!
5人で帰ってくることができました!
わぁい!サイコーゥっ!
みんなで時空を超えて、青春しようぜ!」
顔をしわくちゃにして言う、わぁい!が サイコーゥ過ぎた!
あ、そうそう ジルくんといえば…!
ジルくんの衣装、素敵だったな。
あの衣装 着こなせる人、なかなかいないよね。
全身緑色で。ジルくん金髪だから。
ヒマワリ人間みたいだった。
都「みなさん!おまたせしましたー!
待ってるって声、ずっと聞こえてましたよ!
なんか、夢かなぁって何度も思ってしまうね。
あ、そうだ。なんと、今日はコンタクト入れてきましたー!
みんなの顔、よぉ見えてんでー!
みんな、手ぇ振れぇーーー!わぁーーー!!!
見えてんでぇーーー!」
都っちの衣装も素敵だったな。
ヒマワリのロゴどーん!のやつ。
みんなそれぞれに、ヒマワリを意識してるのかな。
ともくんの、ドラムセットに咲かせていた ヒマワリも。
ライブ中ずっと、ステージの真ん中で映えていて素敵だったな。
存在感あったよね。
充くんは、愛車が燃えちゃった話。
いやいや、、笑い話じゃないんだよ、本当は…!
でも、おもしろおかしく話してくれた(笑)
「そんな古い車乗って、整備怠ってたんじゃないのか…とかいろいろ言われましたが、前日に整備から返ってきたばっかりでした!」としっかり説明。
うんうん、生放送してるからね。
ここではっきり主張しておきましょうね(笑)
どうにか今日に間に合わせて直したかったけれど、2年かけてても間に合わなくて。
何が決定的で間に合わないんですか?って聞いて、返ってきた理由が、
“エアコンです”
充「え、エアコン…!?
いやいやいやいや、エアコンいらん!
もともとあってないようなもんやん!(オープンカーだしね!)
もう、ずーっと暑くていい!
エアコンなんてむしろ取っちゃっていいから、どうにかならんの!?って後押ししたけど、「無理です」って。
直してくれる方もプロなのでね。
また何かあってもよくないし、しょうがないんですけどね…!」
そんなわけで、どうやらあと1年は待たなくちゃいけないらしい…。
「あー…、間に合わせたかったわー…」
って天井を見上げてつぶやく充くん、本当に悔しそうだった。
それじゃ コルベット直った記念で、1年後にまた武道館やってー(笑)
黒ちゃんのMCは猫。とにかく猫。
充「あの…!あなた、、武道館のステージにペットを連れてこないでもらっていい?」
で、フィーチャーされるのは、下手側で黒ちゃんを見守るように座っている、猫の毛玉ちゃん(すわっちぃzooのサバトラちゃん)。
えっ…!? そこに毛玉ちゃんいたの、ワタシ、全っ然っ気づかなかったーーー!(笑)
(後に、SOPHIAn'sの中で この猫ちゃんが なかなかのことになるのだけど、、それはまた別のお話…)
(あ、ちなみにウチにもいるよっ(笑))
黒「いや、俺ってさ、半分は優しさでできてるじゃん?」
充「…………えっ?」
黒「で、もう半分は、かわいさでできてるじゃん?」
充くんに、げしっ!げしっ!って つつかれる黒ちゃん。
にっこにっこしながら よける黒ちゃん。
何!? 何なの、このじゃれ合いはーっ!?(笑)
黒「カメラさん、ズームズーム!」
で、毛玉ちゃんをズームしたタイミングで充くんが前に入って邪魔をして(笑)
黒ちゃんが「(毛玉ちゃんのことを)かわいい」って言った時にモニターに映ってるの充くんだったの、超 笑ったーっ(笑)
かわいい!うん、かわいいよ、充くん!
毛玉ちゃんかわいいんだけど!
黒ちゃんごめん!充くんかわいいい!!!!!
黒「はい、カメラさん、こっちもズームズーム!」
白のモッキンバードベースのズーム。
ボディには猫ちゃん。ストラップのスタッズも肉球!
黒「かわいい…!」
極めつけは、手づくりした猫Tシャツを見せびらかして。
黒「かわいい…!」
いや、、何がかわいい って…。
あの太めの声で「かわいい…!」っていう、黒ちゃん だよね。
今や、黒ちゃんのファンの友だちと流行語になっている。
太めの声で「かわいい…!」
黒「このTシャツ、なんて書いてあるかわかるか?
(THE MAGIC CATS WAITING at HOME)
“おうちで猫が待ってます”って意味。
俺、早よ帰らないかんのよ。
わかるか? 残り時間も少ないってことだよ。
……えーーー! じゃねぇよ。楽しんで帰れよ」
黒ちゃんっ!!!
これ!これだよ!これめっちゃ黒ちゃんだったーっ!
ともくんは、新しいドラムセットの話。
復活に合わせて ドラムセットをつくって、本日やっとお披露目。
どんなのにしようか迷いに迷って、、そうだ!松ちゃんの車の色にしよう!と思って、ブルーのドラムセットになったっていう。
充くんの愛車が燃えちゃって、今日間に合わなかったっていう話の後に、充くんの車カラーにした新しいドラムセットができたよーっていうともくんのMC…!
ステージ上に流れる微妙な空気。
察してクスクス笑い始める会場内(笑)
充「お前、、自慢か!(笑)」
朋「あー!ちゃうねん!ちゃうねん!そんなつもりやないねん!
俺のドラムを見て思い出して欲しいねん!
ほら!めっちゃオープンやろ?
あ、なんなら後で燃やそうか?(笑)」
充「いやいや、そんなことはせぇへんでいい!
でも、これだけは言っておく。消火器だけは置いておけ」
やめてー! お腹痛いいいー!(笑)
あと、ぶどうパンの話もこのタイミングで…だったかな…?
都っちが、実はもう何年も前から言い続けていた、武道館でぶどうぱんを売るっていう企み。
実現できて良かったね! 売り切れおめでとう!
(ワタシは買ってませんが)
充「次は何つくりますか? 他にも、何かギャグ言ってたっけ?」
都「あー、、コンドル、ケツに食い込んどる!とか…?」
充「それええやん! コンドル、ケツに食い込んどるパンツとかどう!?」
ねぇ、、ねぇ、、今日って9年ぶりの復活だよね…!?
復活の武道館で、コンドル、ケツに食い込んどるパンツつくろう!って話で盛り上がるSOPHIAってば、なんなんですかねっ!?
前はゆったり、後ろはぎゅーん!
もうやめてーーーお腹痛いいいー!(笑)
……っていう感じのMCがね、、もう、、SOPHIAで。。
あたりまえにSOPHIAで。。
しあわせだったなぁ。
ワタシ今、SOPHIA見てるよーって気持ちになった。
こんなの笑わないなんて無理でしょ!?
声出さなかったの、褒めて欲しい…!(笑)
ともくんの「ここに咲く!鈴蘭たちに送ります!」からの
「いや、だれも鈴蘭 持って来てへんからっ!」っていう、ともくんいじりも、あーこれこれ!SOPHIAだー!って感じだよね。
こんななかよしMC見せつけられてからの次の曲。
充「ここに咲くヒマワリたちに送ります!」
『ヒマワリ』
武道館いっっっぱいに、一斉に咲き乱れるヒマワリ畑。
そう…! この景色…!
この景色を見るために、今まで生きてきたの…!
ワタシの大好きな、大切なこの景色。
全部、全部、ぜ~んぶ見回した。
前も横も後ろも天井も、全部がヒマワリたちで。
生きててよかった。本当に、生きててよかった。
間違いなく、人生で、いっちばんっ!しあわせな瞬間だった。
この日の、この景色のために生きてきた人生だったんだ!って言いきれる。
人生で一番しあわせだった。
武道館いっぱいに咲き乱れるヒマワリ畑。
だけど、ここだけじゃないんだよね。
ライビュ参加の方も、映画館にヒマワリ持っていってたと思う。
生中継でお家でSOPHIAの復活を見ていた人も、ヒマワリ片手に観てたんじゃないかな。
武道館だけでなくてさ、日本中のあちこちで、10月11日の同じ時にヒマワリが咲いてたってことじゃん。
これって、これって、、とっても素敵なことじゃない!?
復活が今の時代でよかったって、今、本当に思う。
9年待った意味はちゃんとあったよね。
今日は日本中がヒマワリ畑になった日だね。
『KURU KURU』
ヒマワリの後にKURU KURUを並べたこの最高のセットスト、誰の案だったんだろう。
またいつか重なる時が…きたんだよね!
思いっきりくるくるするの、超最高ーっ!
充くんが言葉を開く。
それぞれの出逢いを話してくれたり、SOPHIAが始まった頃から活動休止までのこと、そして、9年間の気持ち。
充「正直、復活するのに、こんなに時間がかかるとは思ってなかった。
でも、5年くらい経った時、あ…もうないな……って、思ってしまった。
こどもの時から教えられてきた。そして信じて生きてきたこと。
どんなにつらくても、まっすぐ心をこめていれば、信じて努力をおしまなければ、きっと報われるって。
でも、どんなに頑張ってもできないこともあるんやな…と。
この世界は、正攻法じゃ伝えられないこともあるんやって、叩きつけられたような気持ちになったりもした。
嘘ついてもしょうがないから、言ってしまうけど。
かなしかった。苦しかった」
ストレートな言葉に、息を飲んだ。
充「SOPHIAのことだけじゃなく、今の世の中を見ても感じるし、諦めるしかないのか…って、腐りそうな時もあった。
そう思えば楽かもしれない。
でも、それでも笑おうとしている人の強さに 人は憧れるし、腐りかけた心に手を差し伸べてくれる人もいる。
だから俺は、また世界が腐りきってないって、信じて生きていたいんだよね。
みんなもきっと、悲しみや苦しみを背負いながら、今日まで生きてきたと思うし、きっとこれから先にも、悲しみや苦しみはやって来ると思う。
それでも腐らずに、前を向いて生きたいし、寄り添っていきたい。
そう…、先に死んでいった人たちが教えてくれている気がします。
お前はまだ生きてるんでしょ? 苦しめるんでしょ? 泣けるんでしょ?って。
俺たちはもう、泣くことすらできないだよ?って。
だから俺は、そんな人たちの分も、泣きたいし、苦しみたい。
そして歌っていきたいと思ってます。
もしかしたら、誰かを傷つけたり、戦ったりしなくちゃいけないこともあるかもしれない。
でもその先に、最後は、いつかは、優しい笑顔で包めるような世界につなげられるように。そう願っています。」
『little cloud』
キーを下げたのかな…っていう曲は何曲かあって、リトクラもきっと変えてた…ん…だよね。
ちょっとキーが取りにくそうで様子をうかがってしまったのだけど。
多分、、メンバーみんな、なんとか調整しようとしてるのも感じて。
とにかく、歌を届けよう…!伝えよう…!って必死に歌い続けてくれたから、演り続けてくれたから。
最初は様子をうかがってしまったけど、どんどんワタシも乗せられて、途中から完全に音に呑み込まれてた。
ワタシたちが出逢ったことは奇跡だ。
すれ違いだらけのこの地球で。
抱きしめあって、傷つけあって、すれ違って、そして、こうしてまた出逢えた。
すれ違いで傷ついたり、思いがけず傷つけてしまったりしたことだって きっとある。
それでもワタシたちはここにこうして集まって。
お互いの必要性を確かめ合っていて。
きっと今、この場にいるみんなが、こうして顔を合わせていることをしあわせに感じていて。
出逢えてよかったって、想っていると思う。
いつかは、最後は、優しい笑顔で包めるような世界になりますように。
ここだけじゃなく。世界中が、そうなったらいいね。
そんな風に想いながら聞いた。
リトクラの青白いLEDも、素敵だったなぁ。
『cod-E~Eの暗号~』は、SOPHIAの曲と曲と曲とが手をつないだ曲だから。
この曲やってくれたら、今日はもう実質SOPHIAの曲、全曲聴けたってことでいいよね!?
そして駆け抜ける『僕はここにいる』
そしてまたここに、僕はいる♪
君も!お前も!お前も!お前も!
みんなに、問うように、確認するように、投げかけるように、叫んでくれた。
僕はここにいる! みんな、ここにいる!
充「この5人でまたこの曲ができる事を、とても嬉しく思います。
みんな、覚えてるかな。 俺たちの海賊船、みんなで目指した 遥かなる宝島を。
これからもみんなと末永く、人生の宝島を目指して進んでいきたいと思います。それでは贈ります、夢」
『夢』
ライブの前に、SOPHIAファンの相棒とランチしながら。
初めて行ったライブの話をしたりしてて。
涙腺がバグってるワタシは、そこでも泣いたりしちゃったのだけど…(笑)
ワタシは、SOPHIAファンになったのは小学生の時なのだけど、初めてのライブは高校生の時だった。
その当時、本当に人生がつらくて。
誰のことも、自分の事も信じられないような状態で。
そんな時に初めて行ったSOPHIAのライブが、宝島だった。
あの海賊船に乗って、夢の宝島に連れていってもらったの。
あの日をきっかけに、“信じる”はワタシの人生の軸になった。
生きていく意味を持った。
だから、、だからね、、
「みんな、覚えてるかな。 俺たちの海賊船、みんなで目指した 遥かなる宝島を」
って、充くんが言ったときに。
あの頃、心を閉ざしていたワタシの心に、ワタシの人生に差してくれたあの光が、ここに、今ここにつながってたんだって思えて。
あの日の『夢』と、今日の『夢』が、ワタシの中で強く強く結び付いて。
9年前…だけじゃない。ワタシの、今まで生きてきた、すべての自分を、抱きしめてあげたいって思った。
自分のことをもっともっとちゃんと愛したい。
ちゃんと生きたい。生きていきたいって。
そう思えたんだよね。
SOPHIAと出逢えたこと。
SOPHIAが大好きだってこと。
これはワタシの人生の誇りです。
『街』からの『エンドロール』
エンドロール と 街 は、よくセットで歌ってくれてたよね。
ワタシはこの2曲が並んでいるのが大好きで大好きで。
失くせないものひとつだけ この街で見つけたよ
俺たちの街、俺たちの場所の歌の後に。
また会えるよ!また会おうな!の歌の、エンドロール。
こうやって、歌ってくれるから。ライブの終わりが近づいても、いつもさびしくないんだよね。
約束は忘れない
俺たちの約束の歌。
約束、守ってくれてありがとね。
『Thank you』
天井から降りてきたミラーボールに反射した真っ白な光。
SOPHIAの気持ちを届けるように武道館に降り注いだ。
「支えてくれてありがとう」
充くんも、メンバーも、この日 何度も、何度も、何度も言ってくれたけど。
ワタシは、SOPHIAを支えてきた自覚なんて全然なくて。
いつも助けてもらってばっかりだった。
今だってそう。この復活の日を糧に生きてきたんだよ。
SOPHIAがいないと生けていけない…ではなくて、
SOPHIAがいたから生きてこれた。
だからね、
「支えてくれてありがとう」は、こっちの言葉なんだよ。
ありがとう。ありがとう。本当に、ありがとう。
何回言っても足りないよ。ありがとう。ありがとう。
優しい歌だなぁ。
今 心から君にありがとう。
『Kissing blue memories』
ここで一気に理性を失ったワタシは、この曲だけすっぽりステージ上の記憶がほぼない!(笑)
(あと、これはWOWOW見て気づいたことなので、ここのライブレポに書くのは違うかな…って思うのだけど、、この悔しい気持ちをどうか残させて欲しい。。
キスブルの間奏で、都っちってば、ショルキー持って前に出てきてるやーーーん!!!
キスブルの間奏はさ、ベースソロの黒ちゃんを崇めるタイミングじゃないですか…!(この意見には個人差がございます)
しかもワタシはそこでヘドバンしちゃうタイプなので、意識が下手側に一点している上に頭を振っているワタシは、都っちのショルキーを1ミリも見ることなく過ごしてしまった。。
いや…ね、、すごいギャンギャン音鳴らすじゃーん!とは思った…!音は すーごっい覚えているんだけども!
めっちゃギャンギャン音鳴らすじゃーん!たーのしーーーっ!
って、アッパラパー状態だったので、都っちのショルキーに、まっっったく気づきませんでした!!!!!
これは、、こればっかりは、、悔やんでも悔やみきれない…!
武道館で唯一っ !一番っ !後悔している…! うわーーーん…!)
キスブル、デビュー当時の曲なのに、まるで今日の為につくられたような歌だなって思った。
終わらない約束を…。
この日の最後に選んでくれた『Believe』
これ、、これさ、、SOPHIAからのプロポーズだよね…!
Believe 終わらない夜に瞳閉じて誓うよ君だけ守り続けたい
声は出せないけど、みんなで心の中で大声で合唱したBelieve。
「みんなの声ちゃんと聞こえたよ」って充くんは言ってくれたけど。
ワタシにも聞こえた。みんなの声。
不思議だよね。誰も声出して歌ってないのに。
でも、本当に聞こえた。
Believe 終わらない夜に瞳閉じて誓うよ君だけ守り続けたい
ワタシたち、プロポーズし合ってるね。
充「また新しい一歩を踏み出すために、みんなで一緒に跳ぶぞ!」
みんなで一緒に踏み出して『Believe』を、『SOPHIA LIVE2022“SOPHIA”』を〆めた。
最後はメンバーから一言ずつご挨拶があって、次の約束までしてくれた。
9年前は終わった瞬間に涙が溢れたけれど、今日は笑顔だった。
しあわせな気持ちでいっぱいだった。
9年前の自分を、抱きしめてあげたい。
思いっっっきり…!ぎゅーーー…って…!
あの日泣いていたワタシへ。
人生で一番泣いたあの場所で、人生で一番のしあわせをもらう日がくるよ。必ず。
ワタシ、今でもSOPHIAが大好きだよー!
今が、一番、SOPHIAが好き!大好き!
ありがとう。本当にありがとう。
もう、ありがとうしか言えない。
いや、、言えないんじゃなくて、ありがとうで溢れてた、心が。
ありがとうでいっぱいだった。
ありがとう!ありがとう!ありがとう!
復活の約束の武道館でのライブに、
『SOPHIA』っていうライブタイトルを掲げてくれたSOPHIAのライブ。
SOPHIAがSOPHIAとして、SOPHIAを表現するライブ。
本当に、SOPHIAだった。
一曲一曲を大切に丁寧にやってくれたライブだったな。
本当に、これ以上のセットリストは なかった。
SOPHIAだった。
ずっとずっと待っていた日、信じていた約束の場所。
改めて、言わせてください。
おかえりなさい。
SOPHIA、おかえなさい。
帰ってきてくれてありがとう。
「おかえり」って言わせてくれてありがとう。
約束、守ってくれてありがとう。
おかえり、そして ただいま!
《SET LIST》
大切なもの
Early summer rain
ゴキゲン鳥~crawler is crazy~
君と揺れていたい
Eternal Flame
Like forever
ALIVE
蜘蛛と蝙蝠
黒いブーツ~oh my friend~
ビューティフル
ヒマワリ
KURU KURU
little cloud
cod-E ~Eの暗号~
僕はここにいる
夢
街
エンドロール
Thank you
Kissing blue memories
Believe
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?