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2022/1/27 怖い夢の話 白い女の子

昨日明け方、僕が怖い夢を見た。KOKEKAが聞きたいというので話したら、相当怖かったらしく、なぜ話したのかと怒られた。忘れないように記載しておくと、概要は以下の通り。

KOKEKAを乗せて車で走っていた。いつものキャンプの帰りと同じようなシチュエーションだが、高速道路ではなく晴れた田舎道だった。右手は山の斜面のため見晴らしは良くないが、左手には畑が広がっており、家や店も見当たらない静かな道だ。ふと、休憩しようと路肩に車を停めて皆で車を降りた。
そこに古い木造の家らしき建物があった。小さな建物で農具をしまっておくのに使っていたものかもしれない。もう長いこと使っていないようで、扉は壊れていたが中は暗く何があるのかは見えない。怖い感じはしなかったので、皆で近づいてみたものの、人の家なので中には入らず、そのまま少し周りを散策して車に戻った。
車に乗ろうとすると、次男のKE-Tがいない事に気がついた。また何か虫でも見つけたのかと思い、
『KE-T〜、車乗るよ〜』
と声を出すと、すぐに車のそばへ走って来た。ただ、少し様子がおかしく、何かに驚いたような表情で、顔色は青白かった。どうしたのか聞くと、早く車で出発したい、と言うので、僕も嫌な感じがして、すぐに車を出した。
長男のKO-Tと三男のKA-Tも何かを感じたようで、車の中では静かだった。2.3分程走ったのちにKE-Tに何があったのか聞くと、
『小さな女の子に手を引っ張れた』
と言って、後部座席から左腕を運転席の方に突き出して来た。僕は車を路肩にとめて、運転席からその腕を見た。
KE-Tの左腕には、ハッキリと白い跡が残っていた。僕はKE-Tの腕をつかみ、その白い跡をよく見ると、小さな手のひらで腕をつかみ、引っ張っられところをKE-Tが振り切った様が見てとれた。かなり小さな手だ。2歳位の子供だろうか。
するとその小さな手形がKE-Tの腕で動き出し、つかんでいた僕の手に移動してきた。一瞬にして僕の手のひらから腕の方へ移動を始めた。長袖のTシャツの袖の中を通り、目では見えないものの明らかに首の方へ向かったかと思うと、胸骨のあたりからお腹の方へ移動していくのが冷たい感覚でわかった。冷やしたフォークで肌をなぞるような感覚だった。
動けずに腹部を見ていると、シャツから白い煙のような塊が出始め、それが小さな人の頭であることに気付くのには時間がかからなかった。それはゆっくりと、両腕、両足も形を表し、まるで小さな子供が親のお腹に抱きつくような形になった。まだ冷たい感触のみであったが、この後それが急激に身体を締め付けてくる予感に駆られ、はっと気付いた時、目が覚めていつものベッドだった。
腹部に何もないことを確認するまでに1.2分時間が掛かった。

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