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荷降ろし 50代の片付け

家の収納で、高いところにしまってあるものはありますか。
普段あまり使わないようなものを置いてあることが多いのではないでしょうか。
私もそうです。
キッチンや玄関、クローゼットの中などに収納スペースがありますね。
ここにあるもので、取り出しにくいもの、特に重いものはこの機会に荷降ろししています。

若い頃は高いところに多少重い物を置いても、取り出すことにそれほど苦労しませんでした。
しかし、年々体力が衰えてくると出し入れするのが苦痛になってきます。
普段使わないものなら尚更面倒な作業になります。

そして、怖いのは脚立に乗って作業をする自分のバランス能力の低下です。
足元をしっかり固定しても、自分のバランスがうまくとれていないと危ないし、ふらついて物を落としそうになって自分が落ちそうになります。
これはよくない…。もう以前のようにはできなくなってきているのだと思い知り、できるだけ物をおろすようになりました。

例えば加湿器。冬場しか使わないので納戸の上の棚にしまっていましたが、一番下の床部分に収納スペースを作りました。
そうしたら出し入れが本当に楽になり、もっと早くこうしていればよかったと思いました。
元気な頃は、普段使うものを下の取り出しやすいスペースに置いて、普段使わないものを上のスペースにしまっていたのです。
そこでしまい方を見直して、軽い補充用品(ティッシュペーパー類など)を上にして、重いものは下に置くように配置換えをすると、結構便利でした。
転落した時にも、重いものは上に置かない方が安全ですしね。

玄関の靴箱も、普段使わないブーツやお出かけ用の靴などを天袋にしまっていたのですが、こちらもクローゼットの床部分に靴用のスペースを作って収納しました。
取り出しやすくしまいやすい。玄関に靴が増えることもなくなりました。

誰でもいずれ、背を伸ばしたり踏み台に乗ったりすることが難しくなっていきます。
転倒して手をついたら手首を骨折することなど、50代からでもめずらしくありません。腰椎圧迫骨折なども怖いです。
体に優しい住まいづくりを目指して、家の中をあちこち見直して変更していくのも体が動く今がチャンスと感じています。

気を付けたいのは、家族で共有するものはあまり大幅な変更をしないこと。
今までのペースが乱されるのは、一緒に暮らす人のストレスにもなりかねません。
自分だけ収納先の変更を知っている、といった事にならないように、変更した場所を報告したり、付箋のロールテープに物の名前を書いてケースに貼り付けるようにしています。

これから後のことを考えて、負担の少ない生活を模索しながらいろんな人生の荷降ろしをしていけたらと思います。

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