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ハネムーン記⑥〜ドイツビールと白ソーセージ編〜

夜のマリエン広場へ

お城も寒かったけど、11月末のミュンヘン寒すぎ!と震えながら向かったのは、市庁舎もある街の中心地・マリエン広場。ミュンヘンへ戻って来れる時間がわからなかったので、予約なしであらかじめ調べておいたレストランへ向かいました。

翌日昼に前を通ったので撮影

訪れたのは『ツム・アウグスティナー(Zum Augustiner)』。伝統的なバイエルン料理が一通り揃っているお店です。一般的には朝に食べるミュンヘン名物・白ソーセージを夜でも食べれると言うことでやってきました。

人気店ということで早めの18時頃に入店しましたが、ほぼ満席状態!シックな店内で少し緊張しながらメニューを開くも、いまいちよくわからず‥。海外に来るとメニューに写真載ってるのって当たり前じゃないんだなぁと気付かされますね。日本語でも、メニューの説明文字で見てもイメージ湧かないよ‥。

ということで、Googlemapに載っていた写真を見せて同じものちょうだい!という注文戦法に出ました。英会話難民には間違いない。国内のみならず、海外でも旅行にGooglemapの存在は欠かせない。

クリスマスシーズンの雰囲気が楽しい

白ソーセージっておいしいの?

正式には『ヴァイスヴルスト』と言うらしい。ガイドブックにもバイエルン地方の名物としてオススメされてるんだけど、茹でたソーセージというとホテルの朝バイキングを思い出す私としては、「焼いた方が美味いだろ」と思ってしまうけど、色んな人(主にYouTuberのことを言っています)が絶対食べた方がいいと言うので、乗っかることに。

全然映えてないけど大丈夫か?

なんだか高貴なお家にある置物のような器の中に浮かんでやってきた白ソーセージ。器ほんとに重かった。おぉ〜‥と感嘆していると、隣の席に座っていた観光客らしきご夫婦も興味津々の様子。

食べ方が普通のソーセージとは違って、ナイフで皮を剥いて中身を食べるんですね。これが慣れてない者にとってはなかなか難しいんだけど‥(お箸があれば上手くできる気がする)なんとか取り出してパクリ。

お?‥めちゃめちゃ美味しいではないか!!!ソーセージというか、ハーブとお肉の料理という感じだ(それが、ソーセージである)。

Wikipediaによると、『通常は風味づけにパセリ、レモン、ナツメグ、タマネギ、ショウガ、カルダモンがさまざまなバリエーションで使用される。 』そうだ。確かにさわやかで、焼くのではなく茹でられているから風味が一段と上品に感じられる。これはミュンヘンに来たら食べるべし。日本では食べられない味だ。

豚のローストともちもちじゃがいも、
プレッツェル


豚のロースト(皮パリ、肉柔らか)に添えられたもちもちのじゃがいもの正体は、『クヌーデル』と言われるジャガイモをすり潰したお団子で、ドイツの肉料理の付け合わせによく出てくるようです。これがまた腹持ち抜群で、プレッツェル最後まで食べきれなかった。なぜか2つ頼んだプレッツェル‥。

ドイツビールは格別な味

夫婦共にアルコールは弱いが、お酒を飲むことは好き。

恐らくアウグスティーナービールを頼めた

店名にもある「アウグスティーナー」はビールの名前で、ミュンヘンで最も愛されているビールの1つだそう。ビールに疎い私ですら飲んだ瞬間、うまぁ!と目を見開くほど感動の美味しさ。

私は日本の濃い味のビールは苦手で、海外の味薄めのビールが好みなんですが、このビールは味が濃い(芳醇な香りが鼻から抜ける)のにすっきり味で、ゴクゴク飲めちゃいそう。ほんとは大きいジョッキで飲みたいけど、潰れちゃうのでグラス一杯で我慢。こういう時、本当にお酒強い人のこと憧れる。

お隣さんとの交流と英語力

お腹いっぱいになり、会計を頼むとクレカはこちらにきてと言われ、夫が行くことに。その間に、先ほど白ソーセージに興味津々だったご夫婦が「どこから来たの?」と英語で話しかけてくれました。日本ですと答えると、「日本!旅行で何度も日本に行ってるけど、本当にいい国ね」と奥さんが言ってくれ、旦那さんもうなずきます。

先ほどの白ソーセージの反応から観光客らしいと思っていたので、どこから来たんですかと尋ねると、アメリカ・フロリダ州からとのこと。ここで私の語学力の限界を感じていたところ、夫が帰ってきて少し雑談してくれた。日本の軽井沢が好き!とか車もトヨタだよ〜とか。フロリダにはディズニーリゾートがあってシーフードも美味しいよ、とか。観光英語より雑談が得意な夫、謎すぎた。でも助かった。その反面、簡単な会話も思いつかない自分に悔しくなりました。

なんというか、やはり英語ってコミュニケーションツールなんだよな、と。ホテルやレストランでは指差しやジェスチャーでなんとかなっても、世界中の人と会話をするためにはやっぱり英会話は必要だよなぁと痛感した経験でもありました。初日の時点で会話は基本夫に頼ってしまっていたので、この旅の中で少しでも英語話せたらな、と目標が見えた。

ちなみに、ここのレストラン1人3,000円くらいだったかな?とんでもない円安の中とてもお手頃だったと思います。なんとなくですが、地元の人でも賑わっていた気がするので、現地の雰囲気も味わえて、名物も食べられてすごくよかったなぁと思いました(お手頃、と思ったのは、ハネムーン中ここが最初で最後‥)

ミュンヘンのホテルへ

またまた極寒の中急いで帰ったホテルは、中央駅から徒歩10分くらいのところにある『Excelsior by Geisel』。駅近でクリスマスマーケットの会場にも近くて便利でした。

日本人もよく泊まるのか、ロビーの従業員さんも「こんにちは〜」と笑顔で声をかけてくれました。そのままスーツケースを少しの距離移動させてくれたときは、日本人の恐れるチップが頭をよぎったけど、ドイツもスイスもホテルではピローチップ含めあんまり要らないそうですね(部屋まで荷物を運んでもらった際は払うらしいけど、朝の時点で預けたスーツケースは自動的に部屋に運び込まれてた)。

チェック柄が可愛いホテル
部屋も広くていい感じ

普段から夫とは別々のベッドで寝ているので、マットレス分かれてるのすごく助かった。洗面所も広々で、バスタブもありました。

いつも22時就寝、6時起床の私たちは旅行でもリズムを崩さず早寝早起き。旅行中健康に過ごすためにも、これは大事な習慣です。

さぁ、翌日はミュンヘンでクリスマスマーケットが開催されます!

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