フォローしませんか?
シェア
今年の恵方は東北東だ。俺はさっそく東北東に向き恵方巻きにかぶりついた。恵方巻きは願いを…
山城さんが辞めた。山城さんはうちの工場に親父の代から務めていて、人柄、知識、技術とどれも…
結婚前から、あらゆる場面で妻にサプライズを仕掛けてきた。 初めて誕生日を祝ったときは…
昔から39度を超える高熱を出すとタイムリープしてしまう。 タイムリープ先でも俺は39…
いつからだったか、買い物をする際の現金決済がほぼなくなり、国民の大半はクレジットカード…
窓の外の雪だるまを見ながら、また怒りが込み上げてきた。翔はここ数日ずっと不機嫌だった。…
彼は齢90を超えていたが、金、地位、女。欲しいものは全て手に入れることで有名な大富豪。その彼が今欲しいのは私だと言う。 「幸せにする結婚しよう」 彼は私に言い寄った。顔色が悪くシワシワな顔は、見ているだけで不快だった。私は面食いなのだ。 でも、私はプロポーズを受け入れた。 何故か? それはもちろん遺産目当てだ。彼の子供たちからは散々、金目当てだと非難された。周りは皆敵だし、彼の醜い顔を見るのも嫌だったが数年我慢すればいいだけだ。私は自分に言い聞かせた。
「女にモテない男は男ではない」 尊敬する父はいつもそう言っていた。男と言うのは女性の目…
小学生の頃、家の庭にタイムカプセルを埋めた。カプセルの中には「二十年後の僕へ」という題…
雅美は白い小瓶を開け、その中身を海に放った。白い塊が海に落ち、白い粉が辺りを舞った。雅…
寂れた商店街の一角に有名なじいさんがいる。そのじいさんは占い師で、死後に天国に行けるか…