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ジェネラティブアートのプログラムを公開するマガジン

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[ 全部無料 ] 短いプログラムでもジェネラティブアートは生成できます。究極的には 1 tweet に収まる #つぶやきProcessing というものがありますが、このマガジン…
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#ジェネラティブ・アート

ひと工夫の試み:ノイズを使った曲線描画

 先日、少し時間ができたので、ノイズを使った曲線描画を試してみた。なかなか良い感じだったし、#つぶやきProcessing 化もできたので、Twitter にて発表した。 忘れないうちに、この時に考えたよしなしごとついて記しておこうと思う。 文字数削減前のコード  まず、このコードを読みやすくするために、圧縮前のプログラムを掲載する: def setup(): size(500,500) colorMode(HSB) noStroke()def dr

ジェネラティブアート制作時の頭のなか - 番外編 ストレンジアトラクタ作品の場合

 年度末・年度初めは仕事が多くなる。年度末には、その年度の締めくくりに関する書類や報告会への参加などがあり、年度初めには新たに始める様々な試みに関する準備などに追われてこととなる。  そんな訳で、最近は以下のリンクに示すプログラム(といっても、正確にはこれを更に改良したもの)で生成したストレンジアトラクタをぼちぼちと発表する程度となってしまっている。今日は、予定していた事柄が 1 時間ほど早く終わったので、ここ最近発表しているストレンジアトラクタに関する作品をどのように作っ

魔法使いの実験室的な何か

 今日もなかなかに忙しい - というか、年度末なので書類仕事が増えるのは致し方ないのだが、実は、昨日見つけた Sprott 氏のストレンジアトラクタに関する論文や書籍を読んでみたく、何だかあまり落ち着かないというのが現状である。 というわけで、今日も棚つか的に作品紹介。これは文字数が多すぎて #つぶやきProcessing 化できなかった作品である。この作品を作る時に思い描いていたのは、魔法の秘薬を魔法使いが作っているところであった。青白く怪しく発光する液体の中で、何かが沸

ボルボックス的な何か

 猫もそうであるが、生物をプログラムにより描画したいという欲求を私は持っている。猫のような高等生物をアルゴリズミックに描くことはおそらく難しいのではないだろうか。一方、微生物については猫よりも単純な形をしているものも多い。アルゴリズムによる生物の描画も、個体発生は系統発生を繰り返すという言説が当てはまるのかもしれない。  そこで、今回は引き続きボルボックスをテーマとしてプログラムを作ってみよう。ボルボックスの写真はもとより、それを模式的に描画するイラストを眺めて構想を練る。

プログラムでボルボックスを作る(習作)

 昨日 #つぶやきProcessing した、こちらの作品は、もう少し色が付いているものであった。 こちらの作品のオリジナル版は以下の通りである。昨日の作品に引き続き、球面上を一様に覆う螺旋を活用したものである。 def setup():size(510,510);noStroke()W=255s=sinN=20000def draw(): background(-1);p=0 for k in range(2,N-1): h=2*k/(N-1.)-1; t=